【新日本】鷹木信悟が屈辱の敗北…ドリラ・モロニーがヘビー級戦線に名乗り「ヘビー級に史上最悪な新たな脅威が到来したぞ」

新日本プロレスは2月11日、大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)でシリーズ最終戦となる『THE NEW BEGINNING in OSAKA』を開催した。

『THE NEW BEGINNING in OSAKA』
日時:2025年2月11日 (火・祝) 13:30開場15:00開始
会場:大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
観衆:5,502人(札止め)

今シリーズの締めくくりとなるこの大会の第2試合では、鷹木信悟とドリラ・モロニーがシングルマッチで激突した。

モロニーは1月6日の大田区大会における8人タッグ戦後、鷹木に対して一騎打ちを要求。ヘビー級戦線に足を踏み入れようとする中で、かつてNEVER無差別級王座を戴冠した実績を持つ鷹木を乗り越えることが求められた。モロニーにはクラーク・コナーズがセコンドとして帯同し、試合前からプレッシャーをかけた。

ゴングが鳴ると、両者は激しくぶつかり合い、ショルダータックルやエルボーの応酬で互いの意地を示す。序盤こそ鷹木がペースを握るも、モロニーは場外戦で形勢を逆転させ、鉄柵や観客席を使った攻撃でダメージを蓄積させていった。

試合中盤、モロニーは幾度となくドリラ・キラーを狙うが、鷹木は経験値の高さを見せて要所で回避。逆に掟破りのドリラ・キラーを繰り出そうとする場面もあったが、モロニーも負けじと対抗。互いのフィニッシュホールドを狙う攻防が続き、会場は大きな熱気に包まれた。

終盤、モロニーはザ・ゴアを決めるも、鷹木はカウント2でキックアウト。ならばとモロニーはドリラ・キラーの体勢に入るが、鷹木が熨斗紙で応戦。さらにラリアットで追い込むが、モロニーもトラースキックで迎撃する。そしてついに、モロニーが渾身のドリラ・キラーを炸裂させ、カウント3を奪取。鷹木にとっては屈辱的な敗北となった。

試合後、モロニーはビールを手にし、余裕の表情で引き上げた。その姿は、新たなヘビー級戦線の台風の目となることを予感させた。

「ヘビー級の仲間入りをしたいなら、門番がいると言われてきた。でも俺は剣を持たずに挑んで勝った。これで前進し続ける」と勝利を誇示した。

一方で鷹木は、膝をつきながら「情けねえな……。負け犬の遠吠えは俺の方だ」と肩を落とし、「このまま終わるつもりはないが、新日本の決定に従うだけだ」と今後の戦いを見据えた。

この一戦を機に、モロニーが新日本のヘビー級戦線に本格参戦する可能性は高い。果たして、この勢いを持続できるのか。それとも、鷹木が再び意地を見せるのか。今後の展開が注目される。

<写真提供:新日本プロレス>

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