【ノア】KENTAがノアマット帰還、清宮&谷口を撃破しノア継続参戦を示唆!拳王はオーレベ脱退で新たな道へ「俺たちの改革は間違ってなかったな!」

プロレスリング・ノアは2月11日、東京・後楽園ホールにて『STAR NAVIGATION PREMIUM 〜NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025〜』を開催した。

『STAR NAVIGATION PREMIUM 〜NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025〜』
日程:2025年2月11日(火)開始11:30開場10:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,560人(札止め)

セミファイナルでKENTA&拳王組が清宮海斗&谷口周平組を下した。KENTAが約11年ぶりに拳王とタッグを組み、ノアのリングに帰還。試合後、拳王はオールレベリオン脱退を表明し、KENTAはノアへの定期参戦を示唆した。

試合は序盤から緊張感に包まれた。KENTAは久々のノア参戦ながらも、No Mercy時代のテーマ曲で入場し、かつてのようにTシャツにサインを入れて観客席に投げ込むパフォーマンスを見せた。一方の谷口はマイバッハ谷口のマスクを被り、さすまたを持参。清宮とともにリングに上がった。

試合開始とともに谷口がKENTAに襲いかかり、場外戦に持ち込むと、KENTAは鉄柵や客席での攻防に巻き込まれた。それでもリングに戻ると、拳王との連携で試合を組み立て、清宮&谷口組にプレッシャーをかける。

中盤、清宮とKENTAが激しくぶつかり合った。清宮は張り手やドロップキックで攻勢を仕掛けるも、KENTAは冷静に応戦。拳王との連携も機能し、終盤にはKENTAが清宮に強烈なソバットを叩き込み、拳王がハイキックで谷口を崩すと、KENTAがダイビング・フットスタンプ、拳王がPFSと畳みかけ、最後はKENTAのgo 2 sleepで決着をつけた。

<試合結果>

▼タッグマッチ
拳王
KENTA 〇
vs
清宮海斗
谷口周平 ×
17分50秒 go 2 sleep → 片エビ固め

試合後、マイクを握った拳王は「俺たちの改革は間違ってなかったな!」とオールレベリオンの成功を語りつつ、「清宮、今日で俺はオーレベを抜ける!」と脱退を宣言。清宮と抱擁を交わし、新たな道を歩む決意を示した。

続いてKENTAが「10年以上ぶりにノアの後楽園大会に帰ってこれて、本当に幸せ」と感慨を述べ、「もしよければまたここに戻ってきてもいいですか?」と観客に問いかけると、大きなKENTAコールが巻き起こった。「あったか過ぎるだろ!ノア最高ってこと」と締めくくり、再びノアのリングに立つ可能性を示唆した。

 

■試合後バックステージコメント

拳王「12月から想い人を追いかけて、鹿児島まで行ったり、サイン会まで行ったり…いやあ行動に出たかいがあった。久々のNOAH後楽園、KENTAが上がってる姿を見たら、10年前、ロープを外してまだ手を振ってたKENTAがフラッシュバックしてきた。とりあえず一番はじめのギャグ、突っ込まなかったこと、それだけは申し訳ないと思う。でも今日、KENTA、NOAHのリングに帰ってきてくれて本当にどうもありがとう」

KENTA「ありがとう」

※二人は握手

KENTA「お前とリング上でハグしたこと覚えてるか? メチャクチャ熱かった。熱いハグしたなと思った。そのあとお前、清宮ともハグしたな。どういうこと?」

拳王「KENTAとの年月、清宮との年月比べたら、KENTAより清宮のほうが…」

KENTA「負けとるんかい! 負けてるんかい!」

拳王「今日でALL REBELLIONと俺は一区切り。俺は俺の道を進む。だが、清宮との年月、KENTAとの年月…ハグあったかかった。KENTA、もっともっと年月をともに過ごすこともできる。これからまたKENTAがNOAHのリングに帰ってきてくれることをずっと願って、俺はこれからALL REBELLIONを抜けても、まだまだ一人で突き進む。俺はNOAHをプロレス界のトップに持っていくからな。そのころ、またNOAHに帰ってきてくれ」

KENTA「もちろん。いつでも来るよ」

拳王「待ってるぞ。NOAHは俺が業界トップにする。そのときにKENTAの居場所も俺は与えとく」

KENTA「なんて? なんて? 最後」

拳王「与えとくからな」

KENTA「与えとくからな? ありがとう」

拳王「ありがとう。あとは声聞かせてくれ」

KENTA「NOAHの久しぶり、10年ぶり以上ぶりの後楽園。メチャクチャあったかいじゃん。メチャクチャあったかいよ。ビックリした。あんなふうに歓迎受けたのも何年ぶりかわかんない。新日本のときは、もうブーブー言われて、帰れって言われたこともあったよ。でも今日こうやってあったかく迎えてもらって、本当にこの10年、いろいろあったけど、本当に悪くなかったなって。よかったとは言わないよ。でも悪くなかったなって。そんなふうに思わせてくれた今日。それでNOAHのバックステージ、今日あらためてこのバックステージ、新日本とはちょっと雰囲気の違うこのバックステージ。なんでこんな雰囲気違うのかなって、なんでかなって。よーく見たらオッサンしかいねえじゃん! ここ。空気悪っ。早く立ち去るよ、こんなとこ。だから言っとくな。リング上でも言ったけど、俺が本当に何が言いたいかっていうと、NOAH最高ってことと、またいつでも戻ってくるよってこと」

清宮「KENTA選手との初対決、メチャクチャ刺激的でした。またチャンスがあれば、もう一度KENTA選手とこの続きをやりたいです。そして拳王さんとは今日でユニットとしてお別れです。拳王さんにはALL REBELLION、ここまで支えてきてくださったので感謝もしてます。普段、めんどくせえ、めんどくせえ言ってますけど、最後までちょっとめんどくさかったです(苦笑) でも、また対角線で、あのめんどくさい人と試合ができるのは自分にとってうれしいことでもあるので、これからはね、声を大きくして言っていきますよ。若い力で! 若い力で! ALL REBELLIONの若い力で! NOAHを明るくしていきます」

ノアのリングに戻ったKENTAと、オールレベリオンを抜けた拳王。それぞれの新たな道が、今後のノアマットでどのように交差していくのか注目される。

<写真提供:プロレスリング・ノア>

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