【ノア】征矢学が遠藤哲哉との死闘制しGHCナショナル奪還「ちゃんと絆は繋がってんだなって」

プロレスリング・ノアは2月11日、東京・後楽園ホールにて『STAR NAVIGATION PREMIUM 〜NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025〜』を開催した。

『STAR NAVIGATION PREMIUM 〜NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025〜』
日程:2025年2月11日(火)開始11:30開場10:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,560人(札止め)

第5試合ではGHCナショナル選手権試合が行われ、征矢学が遠藤哲哉を下し、新王者に輝いた。試合は12分20秒、征矢が渾身の「弾道」で3カウントを奪い、第15代王者に即位。遠藤は初防衛に失敗し、短命政権に終わった。

昨年末からNOAH参戦を続ける遠藤は、1月2日の新宿大会でGHCナショナル王座挑戦を宣言。当初は小橋建太や秋山準の系譜を継ぐことを目的としていたが、1月11日後楽園ホール大会でTEAM2000Xの介入により征矢から王座を奪取。その後、復讐を掲げてTEAM2000Xに電撃加入し、ベルトを巡る因縁が激化した。

試合前、遠藤は「オマエの奥さんと息子はオマエに愛想をつかし、家を出る」と挑発。1月19日の春日部大会ではタッグマッチで征矢を破り、自信を深めていた。一方の征矢も2月8日の新宿大会で遠藤から勝利し、王座奪還への決意を固めていた。

決戦のリング上で、征矢は開始直後から猛攻を仕掛け、ドロップキックで先制。遠藤も執拗に右腕を攻め、試合の流れを引き寄せた。さらに場外戦ではTEAM2000Xのヨシ・タツが介入し、征矢を追い詰めた。しかし征矢は意地を見せ、逆にヨシ・タツを鉄柵に叩きつけて応戦。リングに戻ると、ショートレンジラリアットやブルドッギング・ヘッドロックで攻勢に出た。

終盤、遠藤は華麗な空中殺法で流れを引き寄せるも、征矢の執念が勝った。場外乱闘に加勢したオオワダサンとヨシ・タツに対し、RATEL’Sが介入。菊池悠斗のスワンダイブ式ドロップキック、HAYATAの排除劇、タダスケのラリアットが炸裂し、形勢が逆転した。

混戦の中、征矢が遠藤に「弾道」を炸裂。遠藤が耐え抜こうとするも、最後はバックドロップからの「弾道」連発で力尽きた。試合後、RATEL’SのYO-HEY、タダスケが征矢を称え、抱き起こした。

<試合結果>

▼第5試合 GHCナショナル選手権試合
<王者>遠藤哲哉 ×
vs
<挑戦者>征矢学 〇
12分20秒 弾道 → エビ固め
※第14代王者が初防衛に失敗。征矢学が第15代王者となる。

■試合後バックステージコメント

※RATEL’Sの面々が拍手する中、征矢が戻ってくる

タダスケ「お疲れっした」

YO-HEY「よかった、よかった」

征矢「ありがとう。まさか助けに来てくれるとは思ってなかったよ。でも、ちゃんと絆は繋がってんだなって。俺たち…金髪大家族だから。ありがとう」

YO-HEY「おめでとうございます」

タダスケ「おめでとうございます」

※征矢はYO-HEY、タダスケ、菊池、HAYATAの順で握手

征矢「よっしゃ。このまま全員で優勝しようぜ! 俺もこのベルト獲り返したんだ。次の俺の目標に進むぜ! みんな付き合ってもらうぞ。そしてジュニアタッグ、必ず! みんなで優勝だ」

YO-HEY「みんなで優勝」

征矢「以上!」

YO-HEY「負けたから気まずい…クッソー」

遠藤「フ○○ク! おい! おかしいだろ? キックアウトしたよな? 俺。どの団体のどのレフェリーよりもあいつカウント速いぞ。他の団体だったら1.5だ。1.5キックアウトだ、おい。これがNOAHのやり方か? だが、収穫もあった。征矢学との戦いで俺はベルトの声が聞こえるようになった。聞こえるぞ、俺を呼ぶベルトの声が。お土産持って俺はDDTに帰る。お前らプロレスリング・ノア全員、俺の足元にひざまずかせてやる。プロレスリング・ノアのプロレスが大嫌いだ。絶対潰してやる」

GHCナショナル王座を巡る戦いは、新たな局面を迎えた。征矢の戴冠でベルトの行方はどこへ向かうのか。遠藤の次なる一手にも注目が集まる。

<写真提供:プロレスリング・ノア>

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