【ノア】KENTA、約11年ぶりの再入団を発表「すべて出して力になりたい」

KENTAがプロレスリング・ノアに再入団、記者会見にて意気込みを語る

プロレスリング・ノアは2月13日、KENTAが再び同団体に入団することを発表した。KENTAは2014年にノアを退団し、以降はWWEを経て新日本プロレスに参戦していたが、約11年の時を経て、再びノアの一員として戻ってきた。この日は、都内で開催された記者会見において、KENTAと丸藤正道副社長が登壇し、入団の報告と今後の抱負を語った。

丸藤副社長は会見で、「本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます。今日の会見としては、KENTA選手がプロレスリング・ノアと正式に契約し、所属選手として再び入団していただく形になりました」と報告した。そして、「NOAHが25周年を迎え、若い選手が台頭してきている中で、キャリアと経験が豊富な彼が戻ってきてくれるのはありがたいことで、素晴らしい刺激をもたらしてくれることを嬉しく思っています」と、KENTAの復帰を歓迎した。

KENTAは、「2014年にNOAHを退団してから約11年が経って、またこうして迎え入れてもらえたこと、本当に幸せに思います」と、再入団の喜びを表現した。「自分が持っているものすべて出して、少しでも力になれるように全力でやりたいと思ってます」と、今後の決意を語った。

▼KENTAの再入団の経緯と思い

KENTAは、再入団に至った経緯について次のように説明した。「約11年前にNOAHを退団し、WWEに挑戦しましたが、その中でも『プロレスリング・ノア』という名前のもとで再びプロレスをしたいという気持ちは常にありました。去年末、拳王とのやり取りをきっかけに、再びNOAHに参戦する機会があり、やるのであれば所属選手としてという気持ちが強くなり、今回こうして受け入れてもらったことを嬉しく思います」と述べた。

また、退団当時の心情について、「NOAHを引き上げたいという思い半ばで自身の夢を追いかけましたが、心残りがないわけではありません。特に後楽園ホールでの最後の試合後、観客から送り出してもらったその雰囲気は忘れられません」と振り返った。そして、再びノアに戻ることで、その心残りに決着をつけることを誓った。

▼新日本プロレスとの関係、そして現在のNOAHに対する思い

KENTAは、新日本プロレスでの5年間についても触れ、「新日本で学んだことや経験は非常に大きいです。SNSでの誹謗中傷にも耐える力を養いましたし、この5年を無駄にしないようにしたい」と感謝の気持ちを表した。

さらに、「現在のNOAHは、僕がいた頃とはまったく違った団体になっています。新しい選手も増えて、非常に勢いがあります。丸藤さんや杉浦さん、ヨネさんなど、NOAHの名のもとで戦い続けてきた先輩たちに感謝し、恩返しをしていきたい」と語った。

▼今後の目標と展望

KENTAは、今後の目標として「もちろんタイトルに絡んでいきたい」と力強く語った。「若手の底上げだけでなく、自分自身が主力として結果を残していくことが重要だと思っています」と、主力選手としての意欲を見せた。

また、初めてタッグを組んだ拳王についても、「拳王の存在が大きかった。個人的には感謝しています。今後も組んでいきたい気持ちはありますが、拳王がどう思うかは分かりません」と、タッグチームの今後に期待を寄せた。

▼ファンへのメッセージ

会見には4700名以上の視聴者が集まり、ファンからは「おかえり」といった声が上がった。KENTAは、「こんな平日の昼間から会見を見ていただき、嬉しく思います。皆さんの『帰ってきた』という言葉を本当に嬉しく感じています」と感謝の気持ちを述べた。

▼今後の参戦について

KENTAは、アメリカに拠点を置きつつ、日本での試合には積極的に参戦する意向を示した。「日程的に参戦できない大会もあるかもしれませんが、できる限り参戦したいと思います」と、意欲を見せた。

再入団したKENTAの今後の活躍に、期待が高まる。

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