小橋建太が語る“ハヤブサ復活”への期待「才能あふれる素晴らしい選手だった」
プロレス界のレジェンド・小橋建太が、4月27日に東京・両国国技館で開催される『LUCHA FIESTA ESPECIAL』で復活を果たす“ハヤブサ”にエールを送った。
かつてFMWの象徴として空中殺法を駆使し、多くのファンを魅了したハヤブサ。本大会でその名を継ぐ新たな選手がデビューすることが決まり、関係者の間でも大きな注目を集めている。
小橋は、ハヤブサとの思い出を振り返りながら、その名を継ぐ選手へ激励のメッセージを送った。
「こんにちは、小橋建太です。ハヤブサ選手とは川崎球場や全日本プロレスのリングで闘いました。才能あふれる素晴らしい選手でした。しかしケガをして、車いす生活を余儀なくされましたが、僕の引退試合では自力で立ち上がり、力強く開会宣言をしてくれました。ものすごく感動しました。そんなハヤブサ選手の名前を継ぐ選手が登場すると聞きました。がんばってほしいです。期待しています。いくぞーーーー!!!」
小橋建太とハヤブサ──交わった2人のリング
小橋とハヤブサの初対決は1997年9月6日、日本武道館大会で実現した。当時、全日本プロレスはジャイアント馬場体制のもと鎖国路線を貫いており、外部選手の参戦は極めて異例だった。しかし、ハヤブサの熱望もあり、『’97チャンピオン・カーニバル』へのスポット参戦が実現。その中で小橋との対戦が組まれた。
その後、1997年9月28日にはFMWの川崎球場大会で再戦。小橋はマウナケア・モスマン(のちの太陽ケア)と組み、ハヤブサ&新崎人生と激突した。全日本所属の小橋が他団体のリングに上がるのは異例中の異例。試合は壮絶を極め、最後は小橋がラリアットでハヤブサを沈めた。
その後も2人の関係は続いたが、2001年10月、ハヤブサは試合中の事故により頸椎損傷の大ケガを負い、以降車いす生活を余儀なくされた。それでもプロレスへの情熱を失わず、2013年5月11日の小橋の引退試合『FINAL BURNING in Budokan』では、自力で立ち上がり、会場を震わせる開会宣言を行った。
『LUCHA FIESTA ESPECIAL』で蘇る“ハヤブサ”の魂
4月27日、両国国技館で開催される『LUCHA FIESTA ESPECIAL』では、ハヤブサの名を継ぐ新たな選手がデビューを果たす。
メインイベントでは、ハヤブサと因縁深い田中将斗とのシングルマッチが決定。さらに、メキシコ式イリミネーションマッチ『グラン・プレミオ』も開催され、世界各国のトップ選手が集結する。
■大会概要
大会名:LUCHA FIESTA ESPECIAL
会場:東京・両国国技館
日時:2025年4月27日(日)12:00開場 / 14:00試合開始
主催:株式会社メキシコ観光
■決定カード
▼ハヤブサ復活!シングルマッチ60分1本勝負
田中将斗 vs. ハヤブサ
▼グラン・プレミオ(メキシコ式イリミネーションマッチ)
日本代表(後日発表)
vs
ウイロー・ナイチンゲール(アメリカ代表)
キラ(メキシコ代表)
タバタ(メキシコ代表)
エラ(メキシコ代表)
オリンピア(メキシコ代表)
サマンタ・ブラック(コスタリカ代表)
伝説の名を継ぐ選手がどのような戦いを見せるのか──。ハヤブサの魂は、新たな形で蘇る。
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