【新日本】後藤洋央紀、初戴冠の夜「ベルトと共に過ごした」一夜明け会見

新日本プロレスは2月12日、大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で開催された『THE NEW BEGINNING in OSAKA』の翌日会見を都内の事務所で行い、IWGP世界ヘビー級王座を初戴冠した後藤洋央紀が出席した。

▼「レスラー冥利に尽きる」後藤が喜びを語る

2003年のデビューから22年、8度の挑戦を経てついにIWGPシングル王座を手にした後藤は、「あれだけの超満員の中で後藤コールを受け、ベルトを奪取できたことは本当に嬉しい」と喜びを語った。また、「この世界ヘビーの名に恥じぬよう、感動と興奮を届ける試合をしていきたい」と今後の決意を口にした。

▼ベルトと共に過ごした一夜

王座奪取から一夜明けた心境について、「体が興奮してほとんど寝られなかった。暗闇の中でも気持ちが高ぶっていた」と振り返った。ベルトは「ずっと一緒に過ごしている」と語り、その喜びを噛み締めた。

▼棚橋弘至とのタイトル戦に向けた思い

バックステージで次期挑戦者に棚橋弘至を指名したことについて、「初めてIWGPに挑戦した相手が棚橋さん。ずっと自分がチャンピオンとして迎え撃つ形を作りたかった」と明かし、「ようやく実現できる立場になった」と対戦への意気込みを見せた。

▼9度目の挑戦でついに戴冠

過去8度のタイトル挑戦を経て、王座奪取の最大の要因について問われると、「運というか……亡き父がくれたチャンスをしっかり物にできた」と感慨深げに語った。

▼永田裕志の挑戦表明、ベテラン勢の意欲に応える覚悟

大阪大会の試合後、永田裕志がIWGP世界ヘビー級王座への挑戦を表明。この状況について後藤は、「自分がこのベルトを獲ったことで、ベテラン勢に刺激を与えられたのなら嬉しい。同世代や上の世代と共に輝いていきたい」と語り、意欲を見せた。

▼「NEW JAPAN CUP 2025」優勝者との防衛戦も視野

4月5日の両国大会では、その時点での王者が『NEW JAPAN CUP 2025』優勝者と防衛戦を行うことが発表されている。この点について後藤は「戴冠前から、次の防衛戦は『NEW JAPAN CUP』優勝者との戦いになると考えていた」と語り、長期政権への意欲も覗かせた。

22年のキャリアを経て掴んだIWGP世界ヘビー級王座。その栄光を胸に、後藤洋央紀は次なる戦いへと進む。

<写真提供:新日本プロレス>

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