【ノア】KENTAが拳王とのタッグでノア復帰戦白星発進「やっぱNOAH最高ってこと」
プロレスリング・ノアは2月15日、神奈川・横浜ラジアントホールにて『NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025』を開催した。
『NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025』
日程:2025年2月15日(土)開始16:30 開場15:45
会場:神奈川・横浜ラジアントホール
観衆:340人(札止め)
第6試合ではKENTAがノア復帰戦を白星で飾った。新日本プロレスを退団し、かつての戦場に戻ったKENTAは、拳王とタッグを組み、マサ北宮&佐々木憂流迦と対戦。試合は11分25秒、KENTAが佐々木をgo 2 sleepで仕留め、復帰初戦を勝利で飾った。
KENTAと拳王は、試合開始から個々の実力を見せつけた。拳王は赤のコスチュームに戻し、かつての姿を取り戻したかのような動きを披露。対するマサ北宮は持ち前のパワーで押し込み、佐々木も鋭い蹴りで応戦する。ノアのリングに帰還したKENTAにとって、容易な相手ではなかった。
試合中盤、マサ北宮の重い一撃を浴びたKENTAがぐらつく場面もあったが、長年の経験からくる試合運びで徐々に流れを引き寄せる。拳王との連携も徐々に噛み合い、最後はKENTAが対角線のコーナーからのフットスタンプを決めた後、go 2 sleepで勝負を決めた。
試合後のバックステージでは、拳王が「KENTAと組んでノアを業界トップまで持っていくからな。クソヤローども楽しみにしておいてくれ!」と高らかに宣言。しかし、二人のやり取りはどこか噛み合わないまま続く。拳王は試合後のポーズについて「やるだろ。見てるクソヤローどもはこれを待ってんだよ」と主張するも、KENTAは「最後のポーズ聞いてなかったぞ」と戸惑いを見せる。両者の個性の違いが垣間見えたが、今後のタッグとしての可能性を感じさせるやり取りでもあった。
一方、拳王が先に控室へ戻ると、KENTAはノアのファンの反応について語った。「今日の客もあったかいな、NOAHの客。ラジアントホールも11年以上ぶり。感慨深いわ、ホントに」としみじみと語るとともに、新日本のファンの声援についても言及。「『また上がってください』みたいな声があるのが不思議だよな」と率直な感想を漏らした。
KENTAは「NOAH所属第1戦勝って、これから地方にも行くし、地方のみんなにも会えるのを楽しみにしてる」と今後の戦いへの意欲を見せる。そして最後に「やっぱNOAH最高ってこと」と締めくくり、復帰戦を成功と位置づけた。
拳王とKENTAのタッグ、通称「ケンケンタッグ(仮)」は、今後どのような形に進化していくのか。個性の強い二人が、ノアのリングでどのような化学反応を見せるのか、注目が集まる。
【試合後の拳王&KENTA】
拳王「KENTAのNOAH所属第1戦、KENTA、今日はどうもありがとうな」
KENTA「ありがとうな。俺、聞いてなかったぞ。最後ポーズ」
拳王「いやいや、やるだろ。見てるクソヤローどもはこれを待ってんだよ」
KENTA「そうか?」
拳王「KENTAと拳王、ケンケンタッグのこのポーズを」
KENTA「ダサいな。仮な、(仮)」
拳王「ケンケンタッグ(仮)のポーズ、見ているクソヤローども…」
KENTA「(仮)のポーズって、お前のじゃねえかよ」
拳王「お前もなんか肩に手置いてやってただろ。あれ何だよ?」
KENTA「家族写真みたいになっちゃったよ」
拳王「やめろ、ダサいの、そういうの。とりあえず今日から俺は赤に戻ったぞ。拳王といえば赤だよな」
KENTA「こないだまで赤じゃなかったっけ?」
拳王「知らないのかよ!? お前。シルバーだろ」
KENTA「全然、興味持ってなかった」
拳王「対戦相手みとけよ」
KENTA「いや、対戦相手みてるから、お前みてないんだよ」
拳王「1月1日の時は?」
KENTA「黄色だったよな?」
拳王「どこがじゃ。お前、目が悪い…まあいいや。今日から俺は赤に戻った。KENTAと言えも…」
KENTA「言えも?」
拳王「KENTA…といえば…今は黒だけど、赤だよな? 思い出したか?」
KENTA「デビューの時はちょっとだったけど…」
拳王「そうだよ。何を言ってんだよ。デビューの時、赤。それは全日本プロレス、ジャイアント馬場さんから来てるNOAHの伝統だよな。俺も赤、そして赤コーナーに立ってNOAHをまだまだ高いステージに持っていく。そのためにもKENTAと組んで俺はまだまだ高いステージ、そしてプロレスリング・ノア、業界トップに持っていくからな。てめえらクソヤローども、楽しみにしといてくれ」
※拳王は先に控室へ
KENTA「見た? 今日。メチャ久しぶり。このカメラって新日本のカメラみたいにうなずけんの? (カメラが上下すると)あ、うなずけんの? できんじゃん、やれば。ビックリした。今日の客もあったかいな、NOAHの客。ラジアントホールも11年以上ぶり。メチャ久しぶり。感慨深いわ、ホントに。ビックリした。別にさ、NOAHのファンが特別あったかいわけじゃなく、新日本のファンだってあったかかったよ、確かに。でさ、俺、新日本のファンにさ、インスタグラムのストーリーにさ、『新日本のファンありがとう』って載せたの。そしたらさ、『これからも頑張ってください』『これからも応援してます』『NOAH見に行きます』みたいな声もあれば、『新日本に上がってくれてありがとうございました。これからも頑張ってください、自分の道で』みたいな。何それ? 新日本側のなんなん? あの人たち。『また上がってください』みたいな、『また機会があったら上がってください』みたいな。『そのときは応援します』みたいな。なんなん? あの人たち。『これからも応援します』『これからも見に行きます』みたいな。それでいいじゃん。なんなん? あれ。ビックリした、そういう人。まあ、いいや。こんな長々としゃべってさ、こんなさ、今日はいつものオジサンばかりで、ちょっと女性一人いるだけでさ、ちょっと雰囲気変わるじゃん。あの後楽園のときの息苦しさ。凄いよ。一刻も早く抜けたい。あのオッサンばかりのオッサンの臭い。ビックリした。今日、NOAH所属第1戦。これからね、地方にも行くし、地方のみんなにも会えるの俺、楽しみにしてるし。そういうのひっくるめて俺が何を言いたいかっていうと、やっぱNOAH最高ってこと」
<写真提供:プロレスリング・ノア>
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