【飛鳥プロレス】仲川翔大、篠瀬三十七のバズーカエルボーで復帰戦飾れず…「娘にプロレスラーとして、かっこいい姿を見せてほしい」

 飛鳥プロレスが2月16日、東京・TOKYO SQUARE in Itabashi大会を開催。肩のケガで欠場していた仲川翔大(フリー)が復帰戦に臨むも、飛鳥代表・篠瀬三十七のヒジ爆弾に沈み、白星で飾ることはできなかった。

 仲川は昨年12月2日、北都プロレスの北海道ツアーで左肩鎖関節脱臼の負傷を負い長期欠場。この日が約2ヵ月ぶりの復帰戦となった。仲川は高橋匡哉と組み、篠瀬、瀧澤晃頼組と対戦。この一戦は飛鳥の前身であるASUKA PROJECTの純メンバー4人によるタッグ戦となった。

 試合は開始早々、場外戦となり、バルコニーでの乱闘に発展。リングに戻ると、仲川が篠瀬にチョップ、篠瀬が仲川に河津落とし、スリーパー。仲川と瀧澤がチョップ合戦。高橋が瀧澤にドロップキックを叩き込む。

仲川が篠瀬にミサイルキック、仲川と高橋が篠瀬にダブルブレーンバスターもカウントは2。仲川が篠瀬を狙ったスワントーンボムは自爆。篠瀬が仲川にセイバーチョップを繰り出すもカット。仲川が篠瀬に延髄斬りを放ち、走り込んだところを篠瀬がカウンターのバズーカエルボーを見舞って3カウントを奪取した。

 試合後、篠瀬が「復帰戦を飛鳥に選んでくれてありがとう」と礼を述べると、仲川は「俺は月に20試合くらい、全国各地で体ボロボロにして戦ってるんだ。おまえももっと試合しろ!」と長年の付き合いらしいゲキを逆に飛ばした。

 バックステージで仲川は「復帰戦までいろんな準備はしてきたんですけど、プロレス的な、リング的な動作はなるべくしなかったんです。自分の体は大丈夫だと信じて。ぶっつけ本番な感じで上がったんですけど、足を引っ張るようなこともなく、問題もなく、2ヵ月いいお休みをもらった感じで。(篠瀬に借りをつくったが?)そうですね。篠瀬さんは飛鳥でしか試合しないから。負けたのに偉そうに言うのもなんなんですが、娘(しのせ愛梨紗)がプロレスラーになったんだったら、篠瀬さんも団体の運営者としてじゃなく、プロレスラー篠瀬三十七として、愛梨紗さんにかっこいい背中を見せてほしい。僕が復帰したタイミングで、篠瀬さんも本格的にプロレスに打ち込んでほしいと思いました。(ASUKAのメンバーとの復帰戦だったが?)復帰の舞台を飛鳥か、J-STAGEか、北都かと思ったとき、いち早く声をかけてくれたのが篠瀬さんだったし、デビューした団体でもあるんで、ここを選ばせてもらって。元の仲間と試合できてありがたかった」と笑みを浮かべた。

 一方、プロレスラーとしては久々に勝利をもぎ取った篠瀬は「自分が勝てたのもうれしかったけど、それよりうちでデビューしてくれた仲川の復帰戦を、ASUKAのメンツでできたことが非常にうれしかった。翔大が勝つのが一番よかったのかもしれないけど、自分もまだまだ元気だよってとこも見せられたんでよかったかな。(もっと試合をしろと言われたが?)ホントは月イチでもやりたいけど、体は一つしかないんで厳しいところではあるんですけど。なるべく前向きにやっていきます」と話した。また、代表としては「すごくいい会場で、新しいプロレスのメッカとして使われるんじゃないかと思います。(7・11新宿FACEでは)娘とMIOさんが試合するとかしないとかいい争いはしてましたけど、どうなるのかなと思います」とコメントした。

飛鳥プロレス 2月16日(日) 東京・TOKYO SQUARE in Itabashi(18時) 観衆109人

第1試合 20分1本勝負
〇リッキー・フジ&キラ☆アン(9分47秒、片エビ固め)中村宗達●&藤田あかね
※9999

第2試合 20分1本勝負
〇洞口義浩(11分4秒、逆エビ固め)こゆき●

第3試合 ドランカーズマッチ 30分1本勝負
梶トマト&〇本間多恵(8分59秒、横入り式エビ固め)佐野直●&杏ちゃむ

第4試合 仲川翔大復帰戦 30分1本勝負
〇篠瀬三十七&瀧澤晃頼(11分37秒、片エビ固め)高橋匡哉&仲川翔大●
※バズーカエルボー

第5試合 30分1本勝負
SAKI&〇しのせ愛梨紗&大空ちえ(16分56秒、片エビ固め)MIO&咲蘭&グリズリー藤滝●
※シャイニング・ウィザード

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