【ガンプロ】三世代軍団対抗戦は今成夢人率いる「1980年代生まれ軍」が2連覇!世代を超えたダンスでエンディング
ガンバレ☆プロレスが2月24日、東京・高島平区民館で「男子選手会興行Vol.2」を開催した。「1970年代生まれ軍」、「1980年代生まれ軍」、「平成生まれ軍」による三世代軍団対抗戦は、激闘の末、スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王者・今成夢人率いる「80年代軍」が2連覇を飾った。
ガンプロ男子による三世代軍団対抗戦は昨年7・27王子で第1回が実施され、「80年代軍」が優勝。第2回の今回は各軍が6選手をエントリーして、各軍が4試合ずつ戦い、勝ち点(勝ち=2点、引き分け=1点、負け=0点)が一番多いチームが優勝となった。
2・11新木場大会終了時点で、「70年代軍」、「80年代軍」はメンバーが決定したが、苦労したのが「平成軍」。4人は集まったが、なかなかあと2人が決まらなかった。苦肉の策で「平成軍」の中村宗達、川上翔大が三島通義社長に「同世代を2人集めることは可能ですか?」と懇願。これを三島社長が快諾したが、自身の同世代と勘違いしてしまい、オファーしたのは1960年代生まれのAKIRAとリッキー・フジ。結局、「平成軍」は「60年代&平成連合軍」での編成で臨むこととなった。
第4試合終了時点で、「80年代軍」が勝ち点4でトップ。これを勝ち点2の「70年代軍」と「60年代&平成軍」が追う形となった。
第5試合では、勝村周一朗(70年代軍)が、昨年5月にデビューしたばかりの川上(60年代&平成軍)が一騎打ち。圧倒的な実力差のなかで、川上は奇襲をかけるが、勝村はキックで攻め込んでいく。川上は必死のエルボー連打で反撃。勝村は必殺のトリプルスリー3ロックを狙うも、川上はなんとかエスケープ。場外戦となり、勝村がカウント18で戻るとするも、川上は足を引っ張って阻止。勝村は体半分はリングに入っていたが、そのまま20カウントが数えられ、両者リングアウトに。「70年代軍」は最後の試合を終えて、勝ち点は3止まりで脱落が決定。
そして、メインイベント(第6試合)では、今成&冨永真一郎(80年代軍)が中村&杉浦透(60年代&平成軍)が激突。中村組は連係技を次々に出していく。今成はリバース・スプラッシュを杉浦に、ラリアットを中村に繰り出す。一進一退の攻防が続くなか、冨永が中村にJKもカット。ならばと冨永は中村に葡萄酒色の波紋疾走を見舞って3カウントを奪取。これで「80年代軍」は勝ち点を6に伸ばして2連覇を決めた。
今成が「70年代も、60年代も、平成もメチャクチャ強い。80年代はTRFの曲を聞いてたんですよ。それを聞いてたら一番盛り上がる。サバイバルダンスを全世代で共有したい。AKIRAさんにも、リッキーさんにもTRFの素晴らしさを伝えたい!」と言うと、ノーサイドで70年代軍、60年代の2人もリングに上がってダンスを踊った。ダンスの間は上がらなかった中村は「第3回は60年代と合体してもいいし、平成だけでもいい。絶対優勝する」とリベンジを期した。最後に「80年代軍」は会場内に設置されたコメントブースで祝勝会を開き、ビールをあおって上機嫌だった。
また、右アキレス腱断裂のため、12月から欠場していた渡瀬瑞基が脅威的な回復ぶりを見せ、4月11日の後楽園ホール大会で復帰することを発表した。
ガンバレ☆プロレス「男子選手会興行Vol.2」
2月24日(月・祝) 東京・高島平区民館(18時)観衆101人
1.30分1本勝負
〇PSYCHO&レッカ<80年代>(12分59秒、 God Trap) ヤス・ウラノ&岡田剛史●<70年代>
2.20分1本勝負
●Daisuke®<平成>(4分42秒、首極め両腕折り固め)石井慧介〇<80年代>
3.30分1本勝負
●大家健&趙雲子龍<70年代>(13分22秒、片エビ固め)AKIRA〇&リッキー・フジ<60年代・平成連合>
※ムササビプレス
4.20分1本勝負
●前口太尊<80年代>(6分59秒、裏アキレス腱固め)和田拓也〇<70年代>
5.20分1本勝負
▲川上翔大<平成>(11分27秒、両者リングアウト)勝村周一朗▲<70年代>
6.30分1本勝負
杉浦透&●中村宗達<平成>(14分14秒、片エビ固め)今成夢人&冨永真一郎〇<80年代>
※葡萄酒色の波紋疾走。勝ち点6で「80年代軍」が優勝
<写真提供:ガンバレ☆プロレス>
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