【新日本】小島&OKUMURAが意地の勝利!MLW世界タッグ戦へ弾み「絶対に防衛する」
新日本プロレスは2月26日、千葉・幕張メッセ 国際展示場11ホールで『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2025』第6戦を開催した。
『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2025』
日時:2025年02月26日 (水) 17:30開場18:30開始
会場:千葉・幕張メッセ 国際展示場11ホール
観衆:830人
第4試合では、軍団対抗タッグトーナメントの3位決定戦として、小島聡&OKUMURA組とラ・フエルサ・ポブラーナのスティグマ&シェウア組が激突した。
ともに準決勝で敗れた両チームにとって、この試合は意地を見せる場でもあった。特に小島&OKUMURAは、翌日にデプレダドーレスとのMLW世界タッグ王座戦を控えており、勝利で弾みをつけたいところだ。小島とOKUMURAはMLW世界タッグのベルトを携え、セコンドの下田美馬とともに入場。リング上で改めて気合を入れた。
試合はスティグマとOKUMURAの先発で開始。スティグマは華麗な身のこなしを見せ、素早い攻撃で試合の主導権を握ろうとする。だが、OKUMURAも巧みに対応し、冷静にカウンターを決めると小島へとつなぐ。小島とシェウアの対峙では、小島のエルボーとシェウアのショルダータックルがぶつかり合う展開となり、場内は早くもヒートアップした。
ラ・フエルサ・ポブラーナは連携で小島を追い込む場面を作り、場外への飛び技などで会場を沸かせる。だが、小島&OKUMURAも経験を活かし、冷静に相手の攻撃をしのぎながら反撃の機会をうかがう。小島は必殺のマシンガンチョップを連発し、流れを引き寄せると「いっちゃうぞバカヤロー!」の叫びとともにダイビングエルボーを決めた。
終盤、スティグマがOKUMURAにダイビングボディプレスを狙うが、小島がカット。直後に小島がシェウアへラリアットを叩き込むと、OKUMURAがスティグマにフィッシャーマンズバスターを炸裂させ、3カウントを奪取した。
<試合結果>
▼第4試合無制限1本勝負
軍団対抗タッグトーナメント3位決定戦
OKUMURA 〇
小島 聡
vs
シェウア
スティグマ ×
8分49秒 フィッシャーマンバスター→片エビ固め
※小島&OKUMURAがトーナメント3位となる。
試合後、バックステージに戻ったOKUMURAは「苦しい、苦しい闘いだったけど、相手は2人ともチャンピオンだから苦しかったけど、俺たちもMLWの世界タッグ持ってるんだ。マグヌスとルヒドに負けたけど、今日の勢いで明日、絶対に防衛したいと思います。小島さん! (※小島の姿が見えないので)どこ行った、小島さん!? 絶対に明日勝つ。(※小島がコメントスペースに来ると、改めて姿を現し)小島さん、ありがとうございました。明日絶対防衛しましょう」と意気込む。
小島は「難しいね、凄い難しいけど、大丈夫だ。写真撮ろう」と言葉を残し、2人でベルトを掲げて写真に収まった。
一方、敗れたスティグマは「シェウア、今夜は勝利を逃したな。サトシ・コジマとOKUMURAを攻略していたのにな……ヤツらはいいライバルだ。また一つ、経験を積めたよな。俺たちも、そのMLWのタッグタイトルを狙っていくぜ。しっかり準備しとけよ。ラ・フエルサ・ポブラーナは留まることを知らず、革命的だぜ!」と次なる目標を見据えた。
シェウアも「お前らはタッグのチャンピオンなんだろうが、気づいていたのか? 今夜の試合は俺たちがコントロールしてたぜ。もう断る理由はないだろう。俺らはこうして、お前らのホームまで来たんだぜ。次は、アレナ・プエブラで待ってるぜ。お前らにいい経験を積ませてやる。世界最高峰のルチャを学びに来いよ」と、日本勢をメキシコに誘う挑発的な言葉を残した。
ルチャの本場・メキシコと日本の交差点となるファンタスティカ・マニア。その舞台で繰り広げられた激戦が、タッグ戦線のさらなる発展を予感させた。
<写真提供:新日本プロレス>