【ノア】ジュニアタッグリーグ決勝は衝撃の幕切れ!AMAKUSA&宮脇が優勝も表情は晴れず「今日のこの会場の空気感分かってます」
プロレスリング・ノアは2日、神奈川・横浜武道館で「ジュニアタッグリーグ2025」優勝決定戦を開催した。
『プロレスリング・ノア25周年記念大会 ABEMA presents MEMORIAL VOYAGE 2025 in YOKOHAMA ~NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025~』
日程:2025年3月2日(日)開始15:00開場13:30
会場:神奈川・横浜武道館
観衆:1,605人
6年ぶりの開催となった今大会は、ジュニア戦線の活性化を狙い、トップチームがしのぎを削る激闘が続いた。決勝戦はBブロック1位のAMAKUSA&宮脇純太組と、Aブロック1位のマーク・トゥリュー&キーロン・レイシー組による一戦となった。
序盤からスピーディーな攻防が展開され、両チームともに持ち味を存分に発揮。AMAKUSAと宮脇は連携を駆使し、相手の動きを封じ込めようとするが、トゥリューとレイシーも巧みなコンビネーションで対抗。試合は激しい打撃戦へと移行し、互いの意地がぶつかり合う展開となった。
試合が進むにつれ、場外戦も交えた乱戦模様に発展。トゥリューは宮脇をロープ際に固定し、レイシーが強烈なキックを叩き込む。宮脇はダメージを負いながらも、意地のカウンターで反撃の機会を狙う。AMAKUSAもまた、空中殺法を駆使して試合の流れを引き寄せようとするが、相手の防御を打ち崩すには至らなかった。
しかし、試合終盤に予期せぬ事態が発生する。ロープに絡まったトゥリューに対し、AMAKUSAがコーナー最上段からダイブ。しかし、この一撃がトゥリューの顔面を直撃し、頭部を強打したトゥリューはマットに沈んだ。レフェリーはすぐさま状況を確認し、試合続行不可能と判断。無念のレフェリーストップとなり、AMAKUSA&宮脇組の優勝が決まった。
<試合結果>
▼第7試合『NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025優勝決定戦』
Aブロック1位(トゥリュー&レイシー)
マーク・トゥリュー ×
キーロン・レイシー
vs
Bブロック1位(あまみや)
AMAKUSA
宮脇純太 〇
10分40秒 レフェリーストップ
※AMAKUSA&宮脇純太組が「NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025」優勝
試合後、宮脇はマイクを握り、「こんな形の優勝、僕もAMAKUSAさんも全く望んでませんでした。でも今日のこの会場の空気感分かってます。伝わってます。でも、それをすべて僕たちあまみやの期待感に変えてみせます。そして、金髪夫婦に打ち勝って、真の王者になります!そう、僕がNOAHのサンシャインヒーローだから。NOAHジュニアをピッカピカに照らす太陽になります!」と力強く宣言。
この場面でAMAKUSAはノーコメントを貫いたが、優勝を果たした両者の表情は決して晴れやかではなかった。トゥリューは試合後、担架で搬送されたが、病院で精密検査を受けた結果、異常は見当たらず、深刻な事態には至っていないことが確認された。トゥリューの今後の動向については、経過を見守りながら慎重に判断される見込みだ。
波乱の幕切れとなった「ジュニアタッグリーグ2025」。想定外の結末ではあったが、AMAKUSA&宮脇組はこの結果を糧に、次なる目標へと歩を進めることとなる。GHCジュニアタッグ王座をかけた「金髪夫婦」との戦いが、ノア・ジュニアの新たな展開を予感させる一戦となることは間違いない。
<写真提供:プロレスリング・ノア>
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