【新日本】熱狂のルチャの祭典『FANTASTICA MANIA 2025』閉幕!ミスティコ、ボラドールJr.らが華麗な闘いを披露

新日本プロレスCMLLが誇るルチャリブレの祭典『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2025』が、2月19日から2月28日まで日本各地で開催された。今年も両団体の歴史を象徴する熱戦が繰り広げられ、東京・後楽園ホールでの最終戦をもって幕を閉じた。

新日本プロレスとCMLLの提携は、長年にわたって両団体の選手たちが互いのリングを行き来し、ルチャリブレとストロングスタイルが交差する場を生み出してきた。『FANTASTICA MANIA』は、その交流の集大成として毎年開催され、メキシコのトップルチャドールたちが日本のファンに華麗な戦いを披露する特別な機会となっている。

今年の『FANTASTICA MANIA』には、CMLLを代表する“銀と金の王”ミスティコ、“スカイウォーカー”ボラドール・ジュニア、“最強親分”ウルティモ・ゲレーロといった実力者が来日。また、L・I・Jのティタン、次世代を担うアトランティス・ジュニアやマスカラ・ドラダ、そして“ライオン戦士”テンプラリオも名を連ねた。

さらに、14年ぶりに参戦したアベルノや、バルバロ・カベルナリオ、エチセロら強力なルード勢も加わり、日本初上陸となるネオン、マックス・スター、シェウア、ルヒド、ライデルといった新たな才能も登場した。

シリーズを通じて、新日本プロレスのリングでルチャリブレの真髄が存分に表現された。空中殺法のみならず、巧みなグラウンドテクニックや狡猾な戦略も交え、試合ごとに異なるドラマが展開された。

特にミスティコとアベルノの対決は、長年の因縁を経て実現した一戦として注目を集めた。華麗な空中技を武器とするミスティコに対し、アベルノは経験に裏打ちされた老獪なファイトで応戦。両者が激しくぶつかり合い、最後はミスティコがラ・ミスティカで勝利を収め、CMLLの象徴としての意地を見せた。

また、今年は日本初参戦となる選手たちの活躍も目を引いた。ネオン、マックス・スター、シェウア、ルヒド、ライデルといった新鋭ルチャドールたちは、それぞれ独自のスタイルを披露し、観客を魅了した。特にシェウアの豪快なパワーファイトや、ネオンのスピードあふれる攻撃は、新日本のファンにも強い印象を残した。

大会を締めくくった東京・後楽園ホールでは、全選手がリング上に集結し、ファンとともに『FANTASTICA MANIA 2025』の成功を祝った。ルチャリブレの魅力が詰まったこのシリーズは、新日本プロレスのリングに確かに根付き、日本のファンの心に深く刻まれるものとなった。

来年もまた、この祭典が日本のリングに華を添えることを期待したい。

<写真提供:新日本プロレス>

Pages 1 2

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加