【ドラゴンゲート】吉岡勇紀&ドラゴン・ダイヤがタッグリーグ戦連敗スタートも逆転優勝を宣言!シュン・スカイウォーカーと箕浦康太に亀裂発生!?
ドラゴンゲートが3月4日、東京・後楽園ホールでタッグリーグ戦「Rey de Parejas 2025」を開催。Aブロックでは吉岡勇紀&ドラゴン・ダイヤが開幕から連敗スタートも、巻き返しての逆転優勝を宣言した。
同リーグ戦はA、B各ブロックに6チームずつがエントリー。総当たりで得点を競い、各ブロックの得点上位2チームが決勝トーナメントに進出。3・30神戸でA1位vsB2位、A2位vsB1位による準決勝及び決勝を行い優勝を争う。
2023年12月から網膜剥離のため長期欠場していた吉岡は、約1年3ヵ月ぶりの復帰となり、正パートナーのダイヤとAブロックで出陣。3・2大阪の開幕戦ではJACKY KAMEI&Rⅲtaに敗れ黒星発進。この日はオープン・ザ・ツインゲート王者組でZ-Bratsの箕浦康太&ジェイソン・リーと対戦した。
吉岡組はブランクを感じさせぬ動きを見せるも、箕浦組は反則殺法でペースを握らせず。ダイヤが箕浦にDDT、吉岡がバトルフック、垂直落下式ブレーンバスターとたたみかけるもカウントは2。ダイヤがDDDDTを見舞うもカット。吉岡のバトルフックがダイヤに誤爆すると、箕浦はベルトで殴打し吉岡を排除。箕浦組は合体技のオンパレードで追い込むと、ダイヤはレプテリアン・ラナ狙い。これをしのいだ箕浦はダイヤをコーナーマットにパワーボムで叩きつけると、合体技から箕浦がGolden Roseを決めてダイヤから3カウントを奪取した。
箕浦は「弱いねぇ。元祖D’Courageはこんなもんですか?復帰したてのお荷物君よ。てめえがダイヤと組んだところで、俺たちツインゲートチャンピオンには勝てねぇんだよ。てめえが欠場している間に俺とおまえの差は広がっちゃったんだよ」と吉岡をバッサリ。さらに「ダイヤ、こんな奴と組むより菊田(円)と組んだ方が結果出せたんじゃない?」とキツい言葉を投げかける。
今大会のオープニングで、シュン・スカイウォーカーが吉岡にダメ出しし、かつて自身と組んでいた吉岡の前身でマスクマンのダイヤ・インフェルノの復活を叫んでいた。それに関し、箕浦は「シュン・スカイウォーカーに勧誘されてるみたいだけどな。俺はてめえのことなんて、1ミリたりとも認めてねぇし、Z-Bratsには必要ねぇんだよ」と吐き捨て、シュンを呼び寄せると、「ダイヤ・インフェルノでも吉岡勇紀も変わんねぇんだよ。こんな奴必要ねえ。マスク被れば強くなるのか?」と食ってかかった。シュンは「熱くなるな。おまえの意見はどうでもいい。シュン・スカイウォーカーが吉岡勇紀ではなく、ダイヤ・インフェルノを受け入れる態勢ができていると言ってんだ。おまえに何も関係ないだろ。吉岡勇紀はいらねぇ。ダイヤ・インフェルノは必要だ。吉岡勇紀なんてやめろ、あの狂気を取り戻せ」と発言し、2人は口論に発展してしまう。
そこで、吉岡の復帰に当たって、今リーグ戦への出場権を譲ったD’Courageの菊田が発言。第2試合で菊田はパンチ富永と対戦したが、試合途中にインフェルノの格好をした人物が現れ、それに気を取られた菊田が冨永に丸め込まれて敗北を喫していた。菊田が「俺の試合のときにダイヤ・インフェルノが出てきた。あいつは何者で、何がしたかったんだ?オイ、シュン!答えろ」と迫ると、シュンは「過去のドラゴンゲートのリングを見たら、ダイヤ・インフェルノの正体はすでに明かされたはずだ。ダイヤ・インフェルノが誰かなんて、とても簡単なことだよ。中身、誰か知りたいんだったら、そこにいる吉岡勇紀に聞けよ」と言ってリングを後にした。
菊田が「吉岡さんを疑っているわけじゃないんですよ。何か知っているなら今ここで話してもらってもいいですか?」と問うと、吉岡は「ダイヤ・インフェルノは俺じゃない。それは信じてくれ」と懇願。納得した菊田が「前回の後楽園で4人で約束した元祖D’Courageで優勝する。もう1度ここで約束して、指切りお願いします」と言うと、田中良弥も含めた4人で指切りした。
ダイヤが「残された試合は全部勝って、優勝して、俺たちが1年3ヵ月前に返上したツインゲートをここ後楽園で獲り返すと誓います!」と言えば、吉岡は「タッグリーグで2連敗した事実は変わらない。1年3ヵ月欠場してましたけど、言い訳は言ってられません。最初はどん底からテッペンまで上がる。これが吉岡勇紀だと思っています。この後楽園に帰ってくるときは、タッグリーグのでっかいカップを2人で持って帰ってきたいと思います」とともに優勝を宣言して締めくくった。
バックステージで吉岡は「さすがに欠場してたって言い訳できなくなってきた。あと3戦、負けられない。あと全部勝てばいけるよ」と残りの公式戦での全勝を誓った。ダイヤは「気を落としてる場合じゃないし、もっとどん底見てきましたから、我々は。逆境に立たされたぐらいがちょうどいい。2敗してからが、頂上に立つまでのストーリーとしては面白いんじゃないですか」と、ここから巻き返してのタッグリーグ戦制覇を期した。
また、同じAブロックでは、布田龍&柳内大貴の若手コンビが、ISHIN&加藤良輝と激突。若手コンビはZ-Bratsの反則攻撃に苦しみ、場外で凶器で攻め立てられた。だが、柳内がリングに入ろうとしていた加藤をボックスで殴打し、リングに滑り込むとリングアウト勝ちを収めた。ピンフォールやギブアップなどではなかったが、柳内はデビュー2年で悲願の自力初勝利を奪った。
タッグリーグ戦初戦で番狂わせを演じた柳内は「完璧な3カウントではなかったかもしれないけど、あれも自力勝利ですよね。あと公式戦4試合あるんで、全力でぶつかっていきます」、布田は「俺はISHIN、おまえは良輝。まだ直接勝ってねぇから、まずそれに向けて1勝。次は必ず俺らがあいつらからギブアップか3カウント獲ってやる。まだ続くから」と気炎を上げた。
ドラゴンゲート 3月4日(火)東京・後楽園ホール
「Rey de Parejas 2025」
■Rey de Parejas 2025 Aブロック公式戦
吉岡勇紀、ドラゴン・ダイヤ●(2敗=0点) vs 箕浦康太〇、ジェイソン・リー(1勝1分=3点)
(17分20秒: Golden Rose→片エビ固め )
■Rey de Parejas 2025 Aブロック公式戦
布田龍、柳内大貴〇(1勝=2点) vs ISHIN、加藤良輝●(1敗1分=1点)
(12分59秒: リングアウト勝ち)
■シングルマッチ
菊田円● vs パンチ富永〇
(6分40秒: ダイヤ・インフェルノがリングに現れ、気を取られたところを丸め込み→パンチクラッチ)
©DRAGONGATE
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<写真/文:ミカエル・コバタ>
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