【WWE】“快挙”イヨ・スカイが女子世界王座を奪取し、女子グランドスラムを達成「どんな時でもあきらめずに努力すれば、夢は必ず叶う」


©AbemaTV, Inc.

女子プロレス界の歴史にまた新たな1ページが刻まれた。イヨ・スカイがWWE女子世界王座を奪取し、女子グランドスラムを達成したのだ。

試合の舞台はニューヨーク州バッファロー。前王者リアは圧倒的なフィジカルを誇り、長期政権を築いていたが、イヨは巧みな戦略でこれを打破した。試合序盤からリアのパワーが炸裂。場外戦でも優勢を保ち、イヨを圧倒する場面が続いた。しかし、イヨは粘り強く応戦し、機を見て流れを引き寄せた。

試合中盤、リアの得意とするリップタイドを切り返し、変形のDDTで反撃。さらに、トップロープからのムーンサルトプレスを狙うも、リアがこれを阻止。両者一進一退の攻防が続く中、リングサイドには次期挑戦者であるビアンカ・ベレアの姿があった。ビアンカは「立ち上がれ!」と声を上げ、イヨを鼓舞。この声援を受け、イヨは最後の猛攻を仕掛けた。

終盤、リアが雪崩式リップタイドを狙うも、イヨはハリケーン・ラナで切り返し、ムーンサルトプレスで決着をつけた。カウント3が叩きつけられた瞬間、会場は驚きと歓声に包まれた。


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この瞬間、WWE女子王座、NXT女子王座、WWE女子タッグ王座に続き、史上7人目となる女子グランドスラムを達成。日本人選手としてはアスカに続く快挙である。

試合後、イヨは「もう言葉がない。とても驚いたし、私はやってのけたんだ」と感極まった様子でコメント。さらに「私はいつもベストを尽くして、ずっと進み続ける。いつも自分を信じているし、ダメージCTRLのみんなを信じている」と語った。

王座を手にしたイヨだが、すでに次の戦いが待っている。4月に開催される「レッスルマニア41」での対戦相手はビアンカ・ベレア。昨年、イヨから王座を奪ったビアンカとの再戦は、リベンジマッチの意味合いも強い。


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試合後、イヨはSNSに「どんな時でもあきらめずに努力すれば、夢は必ず叶う」と投稿。世界最高峰の舞台で再び頂点に立つため、イヨの挑戦は続く。

レッスルマニアの大舞台で、イヨはどんな戦いを見せるのか。ビアンカ・ベレアとの頂上決戦は、世界中のファンが見守る注目の一戦となるだろう。

なおこの日の試合はABEMAにて放送された。

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