【新日本】デスペラードがアキラを撃破してIWGPジュニア王座3度目の防衛に成功!「次の挑戦者。コナーズ、テメーだ」

新日本プロレスは3月6日、東京・大田区総合体育館で『旗揚げ記念日』を開催した。1972年の旗揚げから53年を迎えたこの日、3大王座戦を含む熱戦が繰り広げられた。


©新日本プロレス

『旗揚げ記念日』
日時:2025年03月06日 (木) 17:00開場18:30開始
会場 :東京・大田区総合体育館
観衆:3,335人(満員)

セミファイナルにてIWGPジュニアヘビー級王者であるエル・デスペラードがフランシスコ・アキラを迎え3度目の防衛戦を行った。

アキラはジュニアタッグ王座を3度獲得しているが、シングル王座挑戦は初。前哨戦でデスペラードからフォール勝ちし勢いに乗る。


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試合は序盤から激しい攻防が展開。アキラはスピードを活かし空中技を繰り出すが、デスペラードは場外戦や足攻めで流れを変える。


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終盤、アキラは果敢に攻めるも、デスペラードは足を徹底攻撃。最後はマフラーホールドでアキラを捕らえ、ギブアップを奪取。デスペラードが3度目の防衛に成功した。


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<試合結果>

▼第6試合 60分1本勝負
IWGPジュニアヘビー級選手権試合
<第98代チャンピオン>
エル・デスペラード〇
vs
<チャレンジャー>
フランシスコ・アキラバツ
※24分37秒 ヌメロ・ドス

デスペラード「まずアキラ。あーだこーだ揚げ足とるようなコメント言ってすまんな。素晴らしいよ、オメーは。あっという間でしょう、彼がイタリア人初のIWGP……ジュニアだかへビーだかわかんないけど、王者になるっていうのは。

彼の年代が、年齢のこと言ったって面白くねえから、ホントは言いたかねえが、アレの世代って、他に誰がいる?藤田ってもうちょっと若いのか。やっぱさあ、すごいね、層厚いよ、新日本プロレスって。素晴らしい。正直、誰が挑戦者として名乗りを上げたって……まあ実績という点で言やあさ、『BEST OF THE SUPER Jr』で勝つとか、俺から直接、ロールアップでも何でもいいよ、獲るとか、それしかねえじゃん。自分で、実績が何だかんだって言っておきながらさ。難しいんだよ、ジュニアのチャンピオンシップに『ああ、コイツだったらそうだよね』って誰もが納得するような理由で挑戦するって。『SUPER Jr』って、別に挑戦者決定戦じゃねえから。

でだ。アキラ……ちょっとまたアキラに戻ろう。すごいよ、やっぱお前は。日本語ってさ、アルファベットともまた違うじゃない。英語だとか、イタリア語だとかスペイン語だとかさ、ABCDを使わない言語のところに来て、3年?あれだけの、自分の言葉で自分の思ってることを言えるヤツっていうのは、そうはいないよ。

俺もアメリカで何回かマイクしたけど、終わるたびに『やめときゃよかった』って思いながらやってるよ。アイツはすごい。尊敬します。アキラ、お前はすごい。

今日勝ったのは、言いたかねえが、ヤらしさと経験だな。最後の最後、お前のヒザを俺が殺してなかったら、寝てたのは俺だったろうよ。ま、俺の試合ってのは、そういう試合だから。

で、何人が覚えてるかわかりませんが、次の挑戦者。コナーズ、テメーだ。それこそ実績が何たらかんたらつって、正直タイトルじゃねえ。(※ベルトに手をやって)これがかかってなくても構わねえ。スペシャルシングルマッチでいいじゃねえか。な、『エリミネーターマッチ』つってよ、AEWではさ、チャンピオンとシングルマッチやってよ、勝てたら次タイトルマッチっていうシステムだったりするんだよ。そんなのでもいいよ。

で、コナーズとやりたい理由。俺は去年の『BEST OF THE SUPER Jr』の優勝者様なんですが、決勝に上がるための勝ち点2つ、アイツの反則負けだ。そんな形でもらった2点で、俺が喜べるかよバカヤロー。『SUPER Jr』が終わった段階から俺はずっと言い続けてた。だからスペシャルシングルマッチのつもりだったんだけど、(※ベルトを抱くようにして)勝っちゃったからさ。まあ、俺のラブコールにお前がどう応えてくれるかわかんねえよ。『テメーのことなんか忘れたよ」とか言ってくるかもしれねえ、お前のことだ。

でも、俺は覚えてるから。それで十分だ、やる理由は。DQで終わっちゃってんだ、どんなルールになるかな。タイトルマッチだからよ、たぶん。もしお前がタイトルマッチで、何かDQで終わらないようなルールを作るっていうんだったら、IWGP実行委員会なんつーもんが動いてるのかわかんねえのに、わざわざXで委員会の名前まで全員出してんだ。働いてもらいましょうよ。

どんな形になるかわからん。コナーズ、次はテメーだ。」

アキラ「(※床に倒れ込んで)これが俺のおとぎ話になると思った…そして今日がそのハッピーエンドになるのだと思った…けど違った。

でもこれが夢を見ることの美しさだろう?時に夢を打ち砕かれて、現実に戻される。でも同時に、もっと強くならないといけないことに気付かされる。

今夜、デスペの方が強かった。でも分かるか?もし悲しみに嘆いて泣くフランシスコ・アキラを期待していたら、大間違いだ。

今夜、俺は負けたかもしれないし、足を負傷したかもしれない。けど、俺はここで皆に世界最強と互角に闘えることを見せつけたんだ。

今日、俺は王者になれなかった。明日も、王者になれないかもしれない。

でもいつか…いつか必ず、王者になることを約束する。(左足の痛みで起き上がれず)クソ!(左足を引きずりながら退場)」

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