【スターダム】H.A.T.E.が前哨戦制圧!上谷沙弥「中野たむをプロレス界から排除する」中野「絶対、横アリ最後じゃないから」
女子プロレス団体スターダムは3月8日、横浜武道館で『CINDERELLA TOURNAMENT 2025』の開幕戦を開催し、ワールド・オブ・スターダム王座とワンダー・オブ・スターダム王座のダブル前哨戦が行われた。
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赤いベルト挑戦者・中野たむと白いベルト王者・スターライト・キッドがタッグを組み、対するは赤の王者・上谷沙弥と白の挑戦者・小波のH.A.T.E。両者にとって譲れない戦いとなった。
特に中野と上谷は4月29日の横浜アリーナ大会で敗者引退マッチに臨むだけに、一挙手一投足が重要な意味を持つ。
白いベルト戦を控える小波とキッドの因縁も深まりつつあり、試合前からリング上は緊張感に包まれていた。
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試合は上谷と中野の対峙から幕を開けた。互いに激しいエルボーの応酬を繰り広げた後、場外戦へと発展。
上谷と小波は中野とキッドを観客席に投げ込み、H.A.T.Eが優勢に試合を進めた。
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中野はコーナーから声をかけるキッドを見ながら耐え忍ぶも、上谷が「引退したいんじゃないの~!」と挑発。
中野はそれに応えるように反撃を開始し、上谷にスピンキックを叩き込んだ。
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キッドと小波の攻防も白熱。キッドが619を決めると、中野と連携しジャーマンスープレックス、さらにキッドが旋回式ダイビングボディープレスで追撃。
しかし小波は執拗にキッドの左腕を攻め立て、最後はバズソーキックを顔面に叩き込み、3カウントを奪った。
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勝利した小波は試合後、「キッド、今日は私たちの思い出、いや、トラウマがよみがえった? 来週のタイトルマッチ、欠場とかになったらいやだな~!」と不敵な笑みを浮かべた。
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さらに、「中野たむ、フリーで悩みごとがあったら、いつでも相談に乗ってあげるからね」と皮肉交じりに語ると、最後に「同期の絆はネバーエンド!」と締めくくった。
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一方の上谷は「中野たむ、本当にムカつくな。スターダムから、いや、プロレス界から徹底的に排除してやるよ」と怒りをあらわにした。
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敗れたキッドは、「今日はたむちゃんに助けてもらったのに、ごめん」と悔しさを滲ませると、中野は「絶対、横アリ最後じゃないから。勝って帰ってくるからさ」と力強く応えた。
キッドは「今日、小波に蹴られて、あの日の記憶が一瞬でよみがえった。でも私は負けない。絶対にこの恨みを晴らす」と決意を表明。翌日の前哨戦に向け、「ワンダーの前哨戦とは別に一つ確かめたいことがある。明日もちゃんと見ててください」と語った。
熱戦の余韻を残したまま、決戦の日は刻一刻と迫っている。
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