【ディアナ】世羅りさが柊くるみとのプロミネンス対決を制しW.W.W.Dシングル王座奪取「ディアナの最高峰、獲っちゃったもんねー!」

ワールド女子プロレス・ディアナが3月9日、ポスト・ディ・アミスタッドで『アミスタ大会vol.81』を開催し、メインイベントではW.W.W.Dシングル選手権試合が行われた。王者・柊くるみに挑戦者・世羅りさが挑み、16分20秒の激闘の末、世羅が新王者に輝いた。

プロミネンスの同門対決がディアナのリングで実現した。結成後はタッグを組むことが主だった二人にとって、この対戦は久しぶりとなる。「対戦する機会がなかった」「いつぶりかわからない」と互いに語るように、特別な一戦となった。

試合は序盤から柊がパワーを活かし、世羅の攻撃を耐えながら主導権を握る展開となる。しかし世羅は場外戦に持ち込み、鉄柵や椅子を駆使したラフファイトで流れを引き寄せる。リングに戻ると、世羅は柊の動きを封じるかのように徹底的に攻め込み、ダメージを重ねた。

柊も負けじと反撃に出る。タックルで世羅を吹き飛ばし、強烈なフットスタンプを連発。壮絶なエルボーの応酬では、互いの意地がぶつかり合った。柊のジャーマンスープレックス、世羅のエアーズロックと、一進一退の攻防が続く中、試合を決定づけたのは世羅の羅紗鋏だった。柊の突進をカウンターで捕え、そのままマットに叩きつけると、3カウントが叩かれた。

世羅は試合後、「ディアナの最高峰のベルト、獲っちゃったもんねー!」と喜びを爆発させながらも、柊との戦いに特別な感情を抱いていた。「こういう機会がなければシングルはできなかった。同じユニットなのがもったいないくらい。もっと戦いたい」。

柊は何も語らずリングを降りたが、その背中にはプロミネンスとしての絆が滲んでいた。

試合後、ディアナの梅咲遥がリングに登場。「復帰のお祝いに自分でベルトを獲ってやりたい」と4月27日の後楽園ホール大会での挑戦を表明した。これに対し世羅は「復帰戦でタイトル戦とかナメたこと言ってくれるじゃねぇか」と挑発しつつも、「その覚悟で来い」と挑戦を受諾。外敵王者が続く中、ディアナのエース・梅咲が食い止めるのか、注目の一戦が決定した。

さらに、美蘭の4月6日復帰も発表され、ディアナの春は大きな動きを迎えることとなった。

ワールド女子プロレス・ディアナ『アミスタ大会vol.81』
日時:3月9日(日)12:30開場 13:00開始
会場:ポスト・ディ・アミスタッド(ディアナ道場)

<試合結果>

▼第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
●NENE (10分29秒 TAEロック) 本間多恵◯

▼第2試合 デボラK引退ロード 
シングルマッチ15分一本勝負
●デボラK (8分28秒 エビ固め) 櫻井裕子◯

▼第3試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
●Himiko&マコトユマ&ジュビア
(13分24秒 ジャパニーズレッグロールクラッチ)
佐藤綾子◯&デビー・カイテル&香藤満月

▼第4試合 3WAYマッチ20分一本勝負
◯井上京子(7秒 体固め) 松本千穂●
※もう一人は網倉理奈
※ラリアット

再試合
◯井上京子(6分5秒 体固め) 松本千穂●
※もう一人は網倉理奈
※ラリアット
※ななみが体調不良で欠場し、タッグマッチから3WAYに変更

▼メインイベント W.W.W.Dシングル選手権
60分一本勝負
[王者]●柊くるみ(16分20秒 片エビ固め)世羅りさ◯[挑戦者]
※羅紗鋏
※第20代王者 二度目の防衛に失敗。世羅が第21代王者となる。
※試合後、梅咲遥が挑戦表明。4.27後楽園で復帰。

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