【新日本】『NJC』フィンレーがEVILとの遺恨対決でリングアウト勝ちも、SANADAとの誤爆が不穏な影を落とす「俺がすべて勝ち取ってやる」

新日本プロレスは3月11日、岡山・ジップアリーナ岡山で『NEW JAPAN CUP 2025』第3戦を開催した。

『NEW JAPAN CUP 2025』
日時:2025年03月11日 (火) 17:30開場18:30開始
会場:岡山・ジップアリーナ岡山
観衆:1,312人

今大会のメインイベントでは、2回戦の注目カードとしてBC WAR DOGSのリーダーであるデビッド・フィンレーと、HOUSE OF TORTUREを率いるEVILが激突した。

EVILは2月11日の大阪大会で、BULLET CLUBからWAR DOGSを一方的に追放。その後、3月8日の後楽園ホールでは1回戦で辻陽太を急所攻撃からのEVILで下し、前年度覇者をわずか5分で沈める圧勝劇を見せた。

一方のフィンレーは、尼崎大会のバックステージでEVILに対し「誰かが俺に挑戦したら何が起きるか、オマエをその教訓として使わせてもらおう」と宣戦布告。遺恨が深まる中、因縁の対決が実現した。

両者はそれぞれの軍団を従えて入場。WAR DOGSとH.O.Tの全面衝突が勃発し、試合前から場外乱闘が展開された。

EVILがフィンレーを鉄柵に叩きつけると、フィンレーも顔面をかきむしって応戦。激しい攻防の末、ようやくリング内でゴングが鳴った。

フィンレーはエルボーとバックブリーカーで主導権を握るが、EVILは巧みにコーナーを利用し、金具むき出しのターンバックルにフィンレーを叩きつけ形勢を逆転。

さらに場外ではイス攻撃やフェンスを使った拷問攻撃でフィンレーを追い込んだ。

EVILは試合を完全に支配し、「オマエは追放されたんだよ!」とマイクで挑発。だが、フィンレーも場外でスピアーを炸裂させ、EVILをテーブルごと粉砕し反撃に出る。リング内ではカナディアンハンマーやショートレンジラリアットを連発し、試合の流れを引き寄せた。

終盤、H.O.Tのディック東郷が介入し、EVILも得意の急所攻撃で形勢逆転を狙う。しかし、外道が東郷の妨害を阻止し、フィンレーがローブローをお返し。

混戦の中、SANADAがリングに登場するも、誤爆が続きフィンレーとの連携に乱れが生じた。

EVILはフィンレーをEVILで沈めようとするが、フィンレーは逆さ押さえ込みの体勢から反撃。両者が場外に転落すると、壮絶な殴り合いの末、フィンレーがEVILを鉄柱に叩きつける。

最後は東郷の妨害を跳ね除け、場外カウント20を奪取し、フィンレーのリングアウト勝ちが決まった。

<試合結果>

▼メインイベント(第8試合) 時間無制限1本勝負
『NEW JAPAN CUP 2025』2回戦
デビッド・フィンレー 〇
vs
“キング・オブ・ダークネス”EVIL ×
17分13秒 リングアウト
※フィンレーがトーナメント準々決勝戦へ進出

試合後、フィンレーは引き上げるSANADAを不信感のこもった視線で見送り、今後の展開への不穏な空気を残した。

■試合後バックステージコメント

フィンレー「どうだったか、ゲドー。これでまず1勝、残るは3戦だ。念のためにもう1度言っておこう。俺は『NEW JAPAN CUP』を優勝するためにここにいる。俺はIWGPヘビー級王座を獲るためにここにいる。俺は改めて“SAVAGE KING”だと証明するためにここにいる。この会社にいてもいなくても、(※テレビカメラに顔を近づけて)俺に挑戦したいヤツがいたらかかってこい。俺がすべて勝ち取ってやる」

※EVILはノーコメント

<写真提供:新日本プロレス>

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