【全日本】鈴木秀樹「ELPIDAを解散させたい」発言の真意は?HAYATO&安齊組とのアジアタッグ戦を前に挑戦者組が自由奔放トーク

全日本プロレス 3.15沖縄大会 アジアタッグ選手権試合 記者会見

全日本プロレスが6年ぶりに開催する3月15日の沖縄県立武道館大会。そのメインイベントとして行われるアジアタッグ選手権試合に向け、王者チーム・ライジングHAYATO&安齊勇馬、挑戦者チーム・鈴木秀樹&田村男児が記者会見に出席した。

2月24日の八王子大会で“アストロノーツ”阿部史典&野村卓矢を下し、3度目の防衛に成功したライジングHAYATO&安齊勇馬の前に、突如として鈴木&田村が登場。鈴木は「2月いっぱい張り手を続けて、お互いを高め合ってきた。ただ、発揮する場がない。だからアジアタッグに挑戦させてほしい」と訴えた。さらに「せっかくなら大田区総合体育館のビッグマッチで」と続けるも、田村が張り手で制し、「馬鹿野郎!沖縄でやりたい!」と主張。最終的に「この場で受諾しなければ、俺たちは張り手をし続ける」と宣言し、その場で張り手の応酬を繰り広げた。

この挑戦表明にHAYATOも「わかった、沖縄でやろう」と受諾。沖縄大会でのアジアタッグ選手権が正式決定した。

▼記者会見の模様

鈴木は「沖縄大会でアジアタッグ挑戦が決まり、とても嬉しい。これを全国展開し、まずは浅草寺を練り歩きたい」と意欲を語った。田村は「沖縄での試合は初めて。戦い、生き抜いていく。それが大事」と述べ、決戦に向けた決意を示した。

一方、王者チームのHAYATOは「田村に前哨戦でやられた時、初めて世界ジュニアを巻いた時のことを思い出した。田村の持つベルトを奪ったのが自分だった。その巡り合わせの中で今回は自分がチャンピオンの立場。だけど俺はただの水じゃない。重油のように上に浮かび、絶対防衛する」と独特の表現で意気込みを語った。

安齊は「前哨戦では完敗だった。特に鈴木選手は普段ふざけているが、リングでは本物の強さを持っている」と認めつつ、「沖縄大会では泥臭くても絶対防衛する」と宣言した。

 

▼質疑応答

前哨戦で安齊の脚を集中的に攻めた鈴木は「全国を回りながらTシャツを売ることを考えている」と答え、質問とはかけ離れた返答を展開。これに安齊は「言葉のキャッチボールができていない」と呆れた表情を見せた。

また、田村は「沖縄で戦い、生き抜く」と繰り返し、鈴木も「大事なことだよね」と同調。さらに「安齊、どう思う?」と問いかける場面もあり、安齊は「会話をちゃんとした方がいい」と苦笑した。

挑戦者チームの警戒点についてHAYATOは「何をしてくるかわからないことが一番怖い」と警戒。安齊も「想像できない行動をしてくることが恐怖」と述べた。

さらに、鈴木が「ELPIDAを解散させたい」と突如発言。その意図を問われると「なんとなく」と答え、安齊は「どう思うかは人の自由」と冷静に受け流した。

一方で、鈴木の“Tシャツ戦略”にHAYATOは「似合っている」と評価するも、安齊は「巻き込まないでほしい」と困惑。鈴木が「試合できないじゃん」と返すと、「そういう問題ではない」と即座に否定した。

こうしたユーモアを交えた会見となったが、3月15日の沖縄大会では激闘必至のタイトル戦が繰り広げられることになる。王者チームが迎え撃つのか、それとも挑戦者チームが世代交代を果たすのか。アジアタッグの行方に注目が集まる。

「ドリームパワーシリーズ2025」
日時:2025年3月15日(土)13:50FC先行入場/14:00開場/15:00開始
会場:沖縄・沖縄県立武道館

▼メインイベント アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【第125代王者組】ライジングHAYATO 安齊勇馬 
vs 
【挑戦者組】鈴木秀樹 田村男児

<写真提供:全日本プロレス>

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