“プロレス界の帝王”髙山善廣評伝 『ノーフィアー』 ― 関係者の証言から紐解く偉大な足跡
髙山善廣、1966年9月19日東京都墨田区生まれ。プロレス界の帝王として知られる髙山の足跡をたどる一冊、『ノーフィアー』が2025年3月15日に発売される。この単行本では、髙山が歩んだ数々の道とその功績に、同僚レスラーや関係者たちの証言を交え、深く迫る内容となっている。
▼「プロレス界の帝王」としてのキャリア
髙山は20歳で第1次UWFに入門テストに合格。しかし、肩のケガによりその道は途切れる。ライフセーバーとして過ごした後、夢を諦めきれず再びUWFインターナショナル(Uインター)に入門。1992年6月28日に金原弘光戦でデビューを果たし、その後数々の強敵に挑み続ける。1995年10月9日に新日本プロレスとの対抗戦で台頭し、名を馳せた。
Uインター解散後はキングダムを経て、全日本プロレスに参戦。ジャイアント馬場からの評価を得て、正式に全日本の所属選手となる。その後、プロレスリング・ノアに参戦し、フリーランスとして総合格闘技のリングでも活躍。2002年6月23日のPRIDE.21ではドン・フライとの壮絶な戦いが今なお語り継がれている。
▼不屈の闘志と伝説のタイトル獲得
髙山は、その圧倒的な体格とアグレッシブな闘志でファンを魅了。GHCヘビー級王座、IWGPヘビー級王座、三冠ヘビー級王座などを手に入れ、さらにGHCタッグ、IWGPタッグ、世界タッグといったタイトルも獲得し、日本国内の三大メジャー団体を完全制覇した。その名声は「プロレス界の帝王」として、まさに頂点を極めた。
▼命運を分けたリングの上での戦い
その後、DDTプロレスリングで試合中に頸髄を完全損傷。長期欠場を余儀なくされたが、復帰への道を歩み続けている。2024年9月3日、後楽園ホールで開催された『TAKAYAMANIA EMPIRE III』にて、5年ぶりにリング上に姿を現した髙山。鈴木みのるとの特別試合が組まれ、会場は感動と興奮に包まれた。
▼感動の「ノーフィアー」
大会のメインイベントでは、鈴木みのると柴田勝頼が激しい戦いを繰り広げた。試合後、鈴木がサプライズゲストとして髙山を迎え、リング上での再会が実現。その瞬間、会場全体が「髙山コール」に包まれ、涙を流す観客や関係者も多かった。鈴木は髙山に対して「お前が立てないんだったら、この勝負お預けにしてやるよ。その代わり、テメェが帰ってくるまで、俺はプロレスのリングでお前のことをずっと待ってるからな!」と熱く語り、髙山は涙をこらえながら「いくぞー!ノーフィアー!!」と叫び、会場を締めくくった。
この特別な一夜は、髙山が支援を受けながら歩んできた闘病生活の一環として、全ての関係者の心を一つにした。大会後、鈴木みのるや参戦選手たちは髙山の支援募金を呼びかけ、会場を訪れたファンとともにその気持ちを届けた。
▼髙山善廣の今後と「ノーフィアー」
髙山は引き続きリハビリを続けており、完全復帰に向けて努力している。『ノーフィアー』では、彼の栄光の軌跡とその背景に迫る内容に加え、彼を支えてきた人々の証言が記されており、ファンにとっては必読の一冊となることは間違いない。
この一冊とともに、髙山の闘志と、彼の言葉「ノーフィアー」が多くの人々に伝わることだろう。
▼『ノーフィアー』発売日:2025年3月15日(ソフトカバー)
UWFインターナショナル、キングダム、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、PRIDE、新日本プロレス、DDT、TAKAYAMANIA EMPIRE……。
〝プロレス界の帝王〟 の偉大なる足跡にレスラー、家族、関係者の証言から迫る!
「てめえが還ってくるまで俺はプロレスのリングでおまえのことをずっと待っているからな!」(鈴木みのる)
(取材協力者)
石原真/今田健一朗/大森隆男/金澤克彦/金子健/金原弘光/川田利明/小橋建太/佐久間一彦/佐々木健介/鈴木みのる/高木三四郎/髙山奈津子/男色ディーノ/296/宮戸優光/和田良覚 ※五十音順
第一章 帝王紀元前
第二章 UWFインターナショナル
第三章 全日本プロレス
第四章 プロレスリング・ノアからPRIDEに進出
第五章 プロレス界の帝王として
第六章 TAKAYAMANIA
エンドロール それぞれのノーフィアー
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