【2AW】タッグ王座防衛戦に挑む滝澤大志 “阿吽の呼吸” vs “噛み合う個性”がぶつかる!「3.23後楽園は団体にとって大きな転機となる大会にしたい」
千葉密着・発信型プロレス2AWは、3月23日(日)に東京・後楽園ホールで「株式会社コムエル プレゼンツ GRAND SLAM」を開催する。この大会では、2AWタッグ選手権試合が行われ、滝澤大志&若松大樹の王者組が、大石真翔(フリー)&旭志織の挑戦者組と対戦することが決定。
滝澤は、若松とのタッグに自信を見せつつ、「お互いのプレーがうまく噛み合っている」とコメント。対する大石と旭のタッグは経験豊富で、特にタッグワークには定評があり、滝澤は「予測不可能な戦い方に対処しなければならない」と強調している。今大会では、アグレッシブ王座保持者としても意気込みを語り、地方大会での盛り上げを目指す姿勢を見せた。
株式会社コムエル プレゼンツ GRAND SLAM in 後楽園ホール
日時: 2025年3月23日(日) 開場 10:30 開始 11:30
会場:東京・後楽園ホール
▼2AWタッグ選手権試合
《王者組》滝澤大志&若松大樹 vs 《挑戦者組》大石真翔(フリー)&旭志織
【タッグ王座戦への意気込み】
――タッグ王座戦に向けて、王者としての意気込みをお聞かせください。
滝澤 タッグ王座戦に向けて気持ちが高まっています。若松とのタッグでの試合は、非常に楽しみです。若松とは息が合ってきたところなので、この調子でしっかり結果を出していきたいと思っています。
――若松選手とのコンビについて、他者からは「お互いが好きなプレーをどんどんやっていって、それがうまく噛み合っている」と評されることが多いですが、滝澤選手はどう感じていますか?
滝澤 正直言うと、私たちが息を合わせようとか、何か無理に合わせようといった意識は全くないんです。お互いがやりたいことをやって、それがうまく結果に繋がっているという感じです。特に、若松は自分のプロデュースをしっかりとできているので、私がどうこう言う必要もないですし、試合の中では自分らしい動きをしてくれるので、それが良い形で結果を出しているんだと思います。
――お互いのプレーに対する理解度が高いということですね。では、滝澤選手から見た若松選手は、どんな存在ですか?
滝澤 若松は本当に頼りになる存在です。他団体でも結果を出してきている選手なので、隣にいても全然安心感があります。以前、自分が組んでいたタッグパートナーの梶トマトともまた違った印象を受けますね。若松は、自分の意見をしっかり持っているし、別に私が指示を出す必要もないので、とてもやりやすいです。私からすると、若松は良い意味で自立している選手ですし、タッグを組むことで本当に安定感が増しています。
――タッグパートナーとして非常に相性が良いと感じているということですね。では、今回の試合で対戦する大石選手と旭選手についての印象はいかがですか?
滝澤 大石選手と旭選手のタッグは、言わずもがな実力者のコンビです。私たちにとって非常に厄介な存在です。特にタッグワークに関しては、私たちとはまた違った強さを持っていると思います。彼らは本当に阿吽の呼吸で動けるコンビですし、タッグにおいては私たちよりも経験が豊富です。コンビネーションにおいては、向こうが一枚も二枚も上手だと思っています。
――そのような熟練タッグに対して、どのように戦っていくつもりですか?
滝澤 私たちには体格の点で優位があるので、それを活かした戦い方をするつもりです。しかし、旭選手と大石選手は予測できない戦い方をしてくるので、その予測不可能な戦いに対してはしっかりと対処していかなければなりません。それでも、若松のような相性の良いパートナーがいることで、何とか突破口を見出せると思っています。
――大石選手については、フリーになってから活躍していますが、滝澤選手はどのように感じていますか?
滝澤 大石さんを、サンボ大石時代から自分は知っているので、元々実力は持ってる人ですし、なんていうんだろう、怖い相手ではありますよね。そして、前哨戦で一度も対戦していないので、正直、どういう手を持っているかを知ることができなかったのがちょっと不利ではあります。
――試合前の作戦会議についてお聞きしますが、普段はあまり話し合いをしないとおっしゃっていますが、若松選手とは今回の試合に向けてはどのような話し合いをしているのでしょうか?
滝澤 試合前には少しだけ話し合いをしますが、普段は特に具体的な作戦会議はしないですね。お互いに自分の動きに自信を持っているので、試合前には何となくの方針を決めるだけで、あとは試合中に直感で動いています。以前、若松と一緒に試合をしていたときも、試合直前に「こんな技をやってみようか?」と言って、急遽決めた技がうまくいったことがありました。そういった即興の部分も多いんですけど、それがうまく噛み合っているんだと思います。
――試合直前に新しい技を決めることもあるんですね。それでは、最後に、タッグ王座を守り抜くためにどんな気持ちで臨むか、改めてお聞かせください。
滝澤 もちろん、今回の試合でもしっかりとタッグ王座を守り抜くつもりです。若松とのコンビで、相手に圧倒的な強さを見せつけたいと思います。相手がどんな手を使ってくるか分かりませんが、その中でも私たちがしっかりと結果を出せるように、全力で戦い抜きます。
【アグレッシブ王座を保持】
――滝澤選手はアグレッシブ王座も保持しているということで、ベルトに対する気持ちをお聞かせください。
滝澤 正直言ってまだ防衛戦は一度しかやっていないので、現時点ではあまり方向性が見えていない部分もあります。でも、個人的にはこのベルトがビッグマッチを盛り上げるためのものというよりも、もっと身近で、定期的に行われる大会でチーバトルを盛り上げるために使いたいという思いが強いです。ファンのみなさんにとって、日常的な大会でも楽しめるような、そんな存在になれたらなと思っています。
――なるほど、その意気込みは素晴らしいですね。ところで、ベルトにはシールを貼っていたり、個人的なアイテムをつけたりしていますが、それに関して何か思いがあるのでしょうか?
滝澤 ああ、あれですね。リッキーさんのご厚意で、ベルトにシールを貼ってもいいと言われたんです。それで、自分の色をちょっと出したくて。実は、リッキーさんがチェーンをつけてくれたんですけど、それが外れちゃったんですよ(笑)。今後どうするかはまだ考え中ですが、このベルトが僕のものだという証をどんどん見せていけたらと思っています。
――ベルトに対する思いがしっかりと伝わってきます。では、今後このアグレッシブ王座をどのように活かしていきたいと考えていますか?
滝澤 やはり、地方大会を盛り上げるためのベルトにしたいですね。今後、もっと多くの強豪と戦って、その戦いを通じてベルトの価値を上げていきたいです。これから先、未知の強敵が登場した際に、どんどんベルトを活用して大会を盛り上げていけたらなと思っています。自分自身の防衛ロードも大事ですが、ファンの皆さんにとっても楽しめる戦いを見せていきたいですね。
――確かに、地方大会や定期戦でのベルト活用は大きな意味がありそうですね。滝澤選手がそのようにベルトを扱っていくことで、さらに盛り上がる予感がします。これからの防衛戦も期待しています。
滝澤 ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。まだまだ防衛戦を重ねて、ベルトの価値を上げていきたいと思っていますし、それが結果的に2AWやプロレス全体の盛り上げにも繋がると思います。