【新日本】『NJC』ジェフ・コブが内藤哲也を粉砕し準々決勝進出!次戦の海野翔太に向け痛烈メッセージ「ショータ、髪を剃るだけじゃ、新しい心構えを見せることはできない」

新日本プロレスは3月14日、大阪・金岡公園体育館で『NEW JAPAN CUP 2025』第5戦を開催した。

『NEW JAPAN CUP 2025』
日時:2025年3月14日 (金) 17:30開場18:30開始
会場:大阪・金岡公園体育館
観衆:1,069人

メインイベントでは、内藤哲也とジェフ・コブが準々決勝進出をかけて激突した。

昨年の『G1 CLIMAX』公式戦ではコブが勝利したが、その後の9.24神戸大会で内藤がリベンジ。この日の一戦は、両者にとって決着戦とも言える重要な一戦となった。

コブはUNITED EMPIREのカラム・ニューマンをセコンドに従えて登場。一方、内藤は単独でリングへ向かった。

試合はゴングとともに静かな睨み合いから始まり、互いの力量を測るようなグラウンドの攻防が展開。コブは内藤を豪快に投げ飛ばし、持ち前のパワーを見せつける。

内藤も隙をついて場外戦へ持ち込むが、コブのフィジカルの強さが際立ち、鉄柵攻撃で試合の主導権を握った。

試合が進むにつれ、コブの圧倒的なパワーに対し、内藤は機動力を駆使して応戦。得意のロープワークから反撃に転じるが、コブは持ち前の身体能力でそれを封じ、強烈なラリアットやアスレチックプレックスを浴びせた。

内藤も雪崩式フランケンシュタイナーやデスティーノを狙うが、コブのカウンターで流れを断たれる。

終盤、コブはツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うも、内藤はスイング式首固めで対抗。しかしコブは意地を見せ、最後はデスティーノを模倣する動きを見せながら、強烈なツアー・オブ・ジ・アイランドを決め、3カウントを奪った。

<試合結果>

▼メインイベント(第8試合) 時間無制限1本勝負
『NEW JAPAN CUP 2025』2回戦
内藤 哲也 ×
vs
ジェフ・コブ 〇
15分04秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め
※コブがトーナメント準々決勝戦へ進出

試合後、コブは内藤をリングから排除し、マイクを握ると「ナイトーがジェフ・コブに勝てると思ったか? それは大間違いだ!」と勝利を誇示。さらに翌日の名古屋大会で対戦する海野翔太に向けて「ショータ、このハゲ野郎! 明日はオマエは運命とデートがある」と挑発した。

バックステージでもコブの勢いは止まらなかった。

■試合後バックステージコメント

コブ「プロレスはバレエのようだと思ってる人がいる。人を持ち上げて飛ぶのを手伝ってって……。違う、プロレスは闘いだ。なぜかリングでこうやって、(※切れた口の中を見せて)出血したり痛めつけられたりしないとそう思われるようだ……。ナイトー、俺はずっとお前のことを悪く言ってきた。お前のヒザやヒジはテープでぐるぐる巻きだ。テープを巻いていない個所は、目や脳みそくらいだ。でもコーナーに追い詰められた時、自然と人間の本能がお前を駆り立てる。
それが、闘うことだ。ナイトー、今夜、お前はその闘いを見せてくれた。(※軽く拍手しながら)よくやったぞ。それで満足できたかって? ノー! リングで俺を認めろと言った。俺を認めろ。認めるんだ、ナイトー。バカみたいなウワサをインターネットで見た。インターネットの中のお前ら、落ち着くんだ。あれは現実じゃない。俺が今、立っている(※フロアを叩きながら)ここ、オーサカが現実だ。インターネットは偽物だ。
わめいたり悪口を言ったり、俺があっちやこっちに行くとほざいてる。ナイトーは今夜、俺に勝つんだろって? ノー、ノー、ノー。それですべてわかった気になったら大間違いだ。“インターネットに掲載されてたぞ。舞台裏で何が起きてるか知ってるぞ”……そう思った瞬間、ジェフ・コブがやってきて、足元のラグを引っこ抜いて、インターネットで売り飛ばしてやる。オンラインで論争が起きてる。なぜかって? 俺たちはそれぞれ異なる音符だけど、同じ歌の一部で、同じ歌詞の一部だ。だから仲良くやろう。ジェフ・コブに飛び乗るんだ。帝国に飛び乗るんだ。そして乗車を楽しんでくれ。そう言えば、この行き先はナゴヤで俺の大好きな会場、ドルフィンアリーナだ!
(※イルカの声マネをする)。そしてショータ、このハゲ野郎。頭を剃ったことが何か意味があったと思ってるのか? ノーだ! シャンプーとコンディショナー代が節約できるだけだろう。ショータ、髪を剃るだけじゃ、新しい心構えを見せることはできない。髪を剃るだけじゃ、多重人格は治らない。明日、俺はナイトーと闘うのか? タナハシか? オカダか? 俺は誰と闘うんだ? モクスリーか? BCCか? 俺が闘うのは誰かって? ショータだ。ショータをよこせ。レッドシューズのドラ息子をこっちによこすんだ。昔、俺の鞄持ちはさせたけど、洗濯をさせたことはなかった。俺は一人前の大人だから、それぐらい自分でできる。
ショータ、24時間以内にお前はその新しい心構えで自分の価値を示すチャンスがある。俺はお前を酷い目に遭わせて、『NEW JAPAN CUP』でのUNITED EMPIREの夢の実現へ前進して、グレート-O-カーンに最高のプレゼントを渡す。そして2025年の優勝者として、『SAKURA GENESIS』ではIWGP世界ヘビー級王座を、これまで何度も勝ってきた相手から獲ってやる。ゴトー……(※急に暗転するバックステージ)電気を点け直せ! いや、必要ない。なぜかって? 俺こそが明るく輝く星だからだ」

※内藤はノーコメント

この結果、コブは準々決勝進出を決め、翌日の名古屋大会で海野翔太と対戦する。トーナメントの戦いはさらに激しさを増していくことが予想される。

<写真提供:新日本プロレス>

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