【新日本】『NJC』海野翔太が初対決のコブを撃破!コブは「スタイルも中身も変わっていない」と辛辣発言
新日本プロレスは3月15日、愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)で『NEW JAPAN CUP 2025』第6戦を開催した。
『NEW JAPAN CUP 2025』
日時:2025年3月15日 (土) 16:00開場17:00開始
会場:愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)
観衆:2,752人
この日の『NEW JAPAN CUP 2025』準々決勝では、海野翔太とジェフ・コブが激突。両者にとって初のシングル対決となった。
1回戦シードの海野は3月12日の宇和島大会でグレート-O-カーンにリベンジを果たし、ベスト8へと駒を進めた。一方、同じくシードのコブは、前日の3月14日・堺大会で内藤哲也を破り、勢いに乗っていた。
試合開始のゴングとともに、両者はじっくりと距離を詰め、ロックアップで力比べ。コブは圧倒的なパワーを誇示し、ロープ際で海野を押し込むと、クリーンブレイクを見せた。
対する海野は、エルボーの連打から流れを作ろうとするが、コブは微動だにせず、迎撃。場内にはどよめきが広がった。
序盤からコブのフィジカルの強さが光る展開が続く。海野が持ち上げようとしたブレーンバスターも、コブが逆に持ち上げて豪快に叩きつける。
さらに、コーナーへの串刺し攻撃やハンマーパンチで主導権を握ると、余裕を見せるかのようにリング上でサーフィンポーズを決めた。
しかし、海野は耐えた。執拗な打撃を受けながらも、低空ドロップキックで流れを変え、ネックブリーカードロップを成功させる。続けてSTFで捕獲し、コブを追い込んでいく。
だが、コブもロープエスケープで難を逃れると、強烈な打撃戦を展開。ラリアットを振り抜き、さらにはF-5000で叩きつけた。
劣勢の海野だったが、最後の力を振り絞り、渾身の延髄斬りで反撃。ハーフネルソンスープレックスを決めると、ラリアットでコブを吹き飛ばす。そして、最後はSecond Chapterでトドメを刺し、3カウントを奪取。激闘を制し、ベスト4進出を果たした。
試合後、海野はバックステージでノーコメント。
一方、敗れたコブは「アイツが遠征から帰ってきて以来、ずっとバカにしていた。いろんな人の技を使い、与えられるものばかり受け取ってきた。ナイトーやモクスリー、タナハシのクローンだと言われてきたが、今回も何も変わっていなかった。唯一変わったのは、バカげた髪型をスタイリングしなくて済むことだけだ」と痛烈に批判。
さらに、「俺の入場時、観客の声援が明らかに違った。ファンはインチキ野郎と本当に強いヤツの違いを分かっている。トーナメントを去ることになったが、誰が優勝しようと、俺はそのドアをノックし続ける」と捨て台詞を残した。
準決勝へと駒を進めた海野。NEW JAPAN CUP制覇へ、さらなる戦いが待ち受けている。
<写真提供:新日本プロレス>
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