【DDT】ディーノvsササダンゴのEXTREME選手権試合は史上初(?)の敗者入団マッチに!「勝つフラグが立ったような気がしてます」(ササダンゴ)「人生をぶつける試合になる」(ディーノ)
DDTプロレスは3月16日、東京・大田区産業プラザ(PiO)4Fコンベンションホールにて「Judgement2025直前!大物販&記者会見祭り in 大田区産業プラザ」が開催。3月20日「Judgement2025~旗揚げ28周年記念大会5時間スペシャル~」東京・後楽園ホール大会で行われるDDT EXTREME選手権試合(王者=男色ディーノvs挑戦者=スーパー・ササダンゴ・マシン)の公開調印式が実施された。
調印前にまず王者・男色ディーノが試合のルールを発表。
男色ディーノが「今回のルール、凄い考えました。ササダンゴさんとは20何年前に会って、DDTでそこから同い年で唯一残っている選手だなーと思って。そういう意味で『人生って何だろう?』というものをテーマにルールを考えてきました。ワタシ、この試合に選手としての進退を懸けなきゃいけないんだろうなと。負けた人が入団する『敗者入団マッチ』を!」と言うとササダンゴは狼狽。司会の今林久弥GMが「百歩譲って、ササダンゴ選手に関してはわかるんですよ。所属というか(実質)フリーみたいな感じのふんわり契約なんで。しっかりとした所属にするってことですよね? 試合数も増えるし、地方巡業も行ってもらうし、芸能のギャラもDDTに入れてもらうことになります」と言うとササダンゴは「冗談じゃないよ! 無理だよ!」と立ち上がる。続いて今林GMが「でもディーノ選手はそもそもDDTに所属してますよね?」と確認するとディーノは「ワタシがもしも負けた場合、私の人生と言っても過言ではない、ハクを入団させます」と敗れた場合愛犬・ハクをDDTに入団させると宣言。さらに今林GMが「試合自体のルールはどうなるんですか?」と聞くと、ディーノ「試合は通常ルールがワタシにとって有利かなと思いまして……」と通常のプロレスルールで実施することを決定。これにもササダンゴは「失礼な言い方! 私が普通のプロレスルールだと勝ち目がないみたいな!」と激高。
すったもんだの末ルールが決定し、両者の調印が完了。改めて意気込みを語った。
ササダンゴ「今回の挑戦は私のプロレスキャリアで最後になると、後楽園で言わせてもらったんですけど、そのテーマが話題にならないような……入団ですか……。今までふわっとした契約で、ふわっとしたスケジュールで『この日空いてる?』『出れる?』という確認を毎回DDTから受けて参戦していたんですけど、これからは一方的にDDTの決めたスケジュールで参戦しないといけない、これは人生にとって重大な問題だと思ってます。頭が真っ白になっているんですけど……ハク選手の入団を望む声というのが私への後押しになるんじゃないかなと思っています。一瞬ですけど、なんかワンチャン、勝つフラグが立ったような気がしてます。あんまりプロレスラーこういうこと言わないんですけど。どうなるのかわからないですけど、結果が楽しみです」
ディーノ「敗者入団、ササダンゴさんが(挑戦が)最後になるかもしれないというベースから考えて……試合前に言うことじゃないけど『今からそんなこと言うなよ』という気持ちがあります。そこから生まれたものでもあります。プロレスラーが進路を決めるのは自分自身でありたいと思っているので、人生をぶつける試合にはなると思います」
ここで質疑応答へ。お互いの節目節目の重要な試合で一騎打ちを行っているが、相手に対して特別な思いは、という質問に対し、ササダンゴは「恥ずかしながら一度引退する時もディーノさんには相手の1人になってもらったりもありますし、節目節目、私の対角には必ずディーノがいたんですけど……勝った記憶がないんですよね。なのでどうせなら勝ちたい、そう思ってます」と言い切った。一方のディーノは「20何年間、ワタシはずっとササダンゴさんには負けたくないと思ってる。今回もそれは継続です、負けたくないです」と思いを語った。
特別立会人を鶴見亜門氏が務める意味について質問が飛ぶとディーノは「最近ファンになった方は知らないかもしれないけど、ここはワタシのエゴを通させてもらった、という形になります。ワタシとササダンゴさんの中には(鶴見亜門は)いなきゃいけない人なんで。ごめんなさい、わざわざ説明はしないんですけど、それは事実としてあるんですよ。誰向けとかじゃなくて、ワタシがそうしたかった、ただそれだけです」と語った。
〈写真提供:DDTプロレス〉
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