【新日本】海野翔太が鷹木信悟との死闘制しNJC決勝進出!決勝の相手フィンレーが挑発「俺はSAVAGE KINGで、俺の王冠を奪いに行く」

新日本プロレスは3月17日、福島・ビッグパレットふくしまで『NEW JAPAN CUP 2025』第8戦を開催した。

『NEW JAPAN CUP 2025』
日時:2025年3月17日 (月) 17:30開場18:30開始
会場:福島・ビッグパレットふくしま
観衆:722人

メインイベントでは準決勝として海野翔太と鷹木信悟が激突。勝者は3月20日長岡大会で決勝戦に進み、デビッド・フィンレーと覇権を争うこととなる。

昨年の『G1 CLIMAX』で海野が鷹木に勝利しており、リベンジに燃える鷹木と、さらなる飛躍を目指す海野の一戦は、序盤から緊張感のある攻防が続いた。

互いに力比べを展開しながらも、海野はショルダータックルで先制し、鷹木は場外へ退避。リングに戻ると海野が左足を狙い撃ち、痛めつけながら主導権を握った。

しかし、鷹木もタフな戦いぶりを見せる。場外戦に持ち込み、鉄柵へ叩きつける荒技で反撃。さらにリング内ではブレーンバスターからフェイスロックへと移行し、じわじわと海野を追い詰めた。

海野も粘りを見せ、ドロップキックやフィッシャーマンズスープレックスで応戦。両者一歩も譲らぬ攻防が続いた。

試合終盤、鷹木が起き上がり小法師式ラリアットを放つと、トップロープからのエルボードロップ、さらに念仏パワーボムと畳みかける。

しかし海野も決して倒れず、渾身のラリアットを叩き込む。両者が倒れ込む場面もあったが、気力を振り絞って立ち上がると、ラリアットの応酬が展開された。

最終局面、海野は延髄斬りからの連続エルボーで攻め込み、最後は新技「Second Chapter」で鷹木をマットに沈めた。3カウントが叩かれ、海野が決勝進出を決めた。

<試合結果>

▼メインイベント(第7試合) 時間無制限1本勝負
『NEW JAPAN CUP 2025』準決勝戦
海野 翔太 〇
vs
鷹木 信悟 ×
24分10秒 Second Chapter→片エビ固め
※海野がトーナメント決勝戦へ進出

試合後、鷹木は悔しさを露わにし、リングに椅子を投げつけながら退場。

一方、勝者の海野は言葉を発することなく、静かに一礼してリングを後にした。

しかし、海野が姿を消した直後、フィンレーと外道がリングに登場。外道がマイクを握り、

「オイ、小僧、どこ行った? 小僧、ビビって逃げたのか?」と挑発すると、海野も怒りのマイクで「必ずオマエをぶっ倒してやる」と宣言。

フィンレーも険しい表情でリングに立ち、決勝戦への闘志を燃やしていた。3月20日の長岡大会で、この因縁が決着することとなる。

 

■試合後バックステージコメント

※海野はノーコメント

フィンレー「正直、よくやったショータ、よくやった。本当に驚いたし、本当に感心した。お前は遂に、成し遂げようとしている。俺の経験上、髪型を変えて世界に怒りをぶつけるだけじゃこの『NEW JAPAN CUP』は制覇できないぞ。ELPのなくなった片方のキン●マみたいな風貌になっただけで本当に俺に勝てると思ってるのか? 俺はSAVAGE KINGで、俺の王冠を奪いに行く。だからショータ……4世から2世に一言。お前にこの憎しみを止めることはできない!」

 

鷹木「(※アゴのあたりに手をやりながらインタビュースペース入ってきて)負けたー! (※記者に対し)橋やん、負けたなあ。あんだけ煽っといて、また負けちまったなオイ! 別にこれは振りでも何でもねえよ。俺自身、後がないということで、絶対に勝たなきゃいけない、そういう意味で煽りに煽った、海野のことは。それは自分自身を追い込むためだよ。まさか負けるとはな、これで昨年の『G1 CLIMAX』に続き2連敗か! あー、カッコ悪いねえ、鷹木信悟! いくら試合を優位に進めたとしても、最後3つ獲ったのは間違いなく、海野翔太だ。橋やん! 俺は何で負けたんだ。何で負けたのか言ってくれ。何かアドバイスくれよ、長年見てんだからわかるだろ。どう思うよ? 油断はしちゃいねえよ。どう思うよ?」

――海野選手に、鷹木選手が想像していた以外の何かがありましたか?

鷹木「ああ、だから、俺からしたらな、テメーで坊主にしたからって、急にしゃべらなくなって、ファイトスタイルも変えて、いきなりクローズライン使い出して、ええ!? いきなりスープレックスガンガン。そりゃ頭にくるだろうよ! こっちは20年以上そのスタイルでやってんだ! まあ今日は、負け惜しみかもしれないが、海野翔太がどんなクローズライン打てんのか試したかったのもあるよ。ああ、ハッキリ言っといてやろう。(※胸を押さえて)効いたよ! 海野、オイ、大したもんだよ。“海ちゃんボンバー”だか何だか知らねえけど、効いたよ。まあ(※力こぶを作って)パンピングボンバーよりはちょっと劣るかもしれねえけどな。(※後頭部を押さえて一度前屈みになり)クソ、あの最後のも効いた! 何て最後だ? チャプチェ、セカンド? 何?」

――Second Chapterです。

鷹木「セカンド・チャプチェか。何でもいいよ! ああ、さすがだな海野。さすがだ。俺から勝ったんだから、優勝しろなんて言わねえぞ。負けは認めるが、テメーのことは一切認めねえよ。お前なんかファイナル行けただけでも、万々歳だオイ! ええ? フィンレーにボロクソやられちまえよ。海野vsフィンレーは、俺はフィンレーを応援しとくわ。(※立ち去りながら)頑張れ、フィンレー!」

<写真提供:新日本プロレス>

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