【DDT】王者クリス・ブルックスが高梨将弘を撃破、試合後に救急搬送の事態発生「現在医療機関において精密検査を行っております」
DDTプロレスが3月20日、後楽園ホールで旗揚げ28周年記念大会『Judgement2025~旗揚げ28周年記念大会5時間スペシャル~』を開催した。
メインイベントでは、KO-D無差別級王座戦として王者クリス・ブルックスと挑戦者高梨将弘が激突。歴史あるリングに刻まれるべき壮絶な戦いが展開された。
試合は序盤、緻密なレスリングの応酬からスタートしたが、次第に互いの意地がぶつかり合う激戦へと発展した。最終局面ではクリスが雪崩式プレイングマンティス・ボムを敢行。高梨は後頭部から落下し、さらに追撃の一撃を受け、3カウントを聞いた。
試合終了後、異変が起きた。高梨が動けないままマットに横たわり、リングドクターや関係者が駆け寄る。
観衆が息をのむ中、クリスは「防衛した……その感じの防衛で、やりたくなかったですけど……ありがとうございました」とマイクを通じて心境を語る。すると、横たわったままの高梨がマイクを要求し、「クリス&DDTメンバー、DDTファン、ありがとう、愛してます」と言葉を絞り出した。
その後、約40分を経て救急隊が到着。観客は「高梨」コールを響かせ、高梨は担架に乗せられながらも腕を上げて声援に応えた。大会終了後、彰人取締役は「意識ははっきりしているが、詳細は後日発表する」と説明した。
試合後、クリスは自身のXで「私のせいなのに、自分を許すことができない。 でも、その瞬間、彼は私を近くに呼ぶと、”the show must go on”と言った。 だから、彼の意思を尊重して、私はベストを尽くし、マサのためにまた時間がかかる限り待つつもりだ。 今日もありがとございました。」と心情を綴った。
【DDTプロレス 高梨将弘選手の状況について】
「昨日の後楽園大会にて首を負傷し救急搬送された高梨将弘選手ですが、現在医療機関において精密検査を行っております。診断結果につきましては改めて発表させていただきますので、今しばらくお時間をいただけますようお願い申し上げます。ファンの皆様にはご心配、ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんが、何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。」
激闘の末に生まれた衝撃的な結末。高梨が再びリングに立ち、クリスと向かい合う日が訪れることを、ファンは願ってやまない。
<写真提供:DDTプロレス>
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