【新日本】デビッド・フィンレーが初優勝会見で挑発 「後藤、お前の物語は両国で終わる」 4.5両国決戦へ

新日本プロレスは3月21日、都内の事務所にて『NEW JAPAN CUP 2025』の一夜明け会見を実施し、大会初優勝を果たしたデビッド・フィンレーが登壇した。

登場するなり「俺に拍手はないのか?」と問いかけ、報道陣から拍手が送られると、フィンレーは堂々と勝者の風格を漂わせた。

フィンレーはまず、「俺の勝利に対して礼を言うべき人間が何人かいる」と語り、レフェリーのレッドシューズ海野を名指し。「俺のおかげでお前の息子は輝きを取り戻した」と述べた上で、「だが気持ちや根性だけでは『NEW JAPAN CUP』は優勝できない」と厳しく指摘した。

また、決勝で対戦した後藤洋央紀についても触れ、「俺が勝ったことで後藤一家の悪夢は始まった。『SAKURA GENESIS』で、お前の子供を現実に引き戻してやる」と挑発した。

さらにフィンレーは「ファンのお前ら、手のひらを返して『昔から応援していた』なんて嘘をつくな」と吐き捨て、「俺は『NEW JAPAN CUP』優勝者であり、次期IWGP世界ヘビー級チャンピオンだ」と宣言した。

昨年の『NEW JAPAN CUP』を負傷欠場したことについては、「俺がもし欠場していなかったら、去年の覇者は間違いなく俺だった」と主張。「俺がこの道を選んだからこそ、新日本の景色は変わった」と持論を展開した。続けて、「俺は誰とも比較されるべき存在ではない。俺は俺自身だ」と強調し、これまでの比較論に不快感を示した。

IWGP世界ヘビー級王座への挑戦を控える中、フィンレーは「後藤、お前が王者になったとき、父親の墓に報告しに行ったな。俺も同じことをする。ただし、『クソ野郎! 俺がお前より強いことを証明したぞ!』と叩きつけてやる」と宣言した。

さらに「俺が日本に来たのは2015年4月5日。そして2025年4月5日、俺は生まれ持ってIWGP世界ヘビー級チャンピオンになる」と断言し、決戦への自信を見せた。

質疑応答では、初優勝の感想を問われると「13勝2敗という成績を残しており、それが俺がベストなレスラーである証拠だ」と自信をのぞかせた。海野翔太への発言については「BULLET CLUB WAR DOGSへの勧誘とも言えるし、そうでないとも言える。だがアイツは俺と同じ重圧を背負っている」と語り、「俺のやり方を真似すれば輝きを放ち続けられる」と助言した。

また、後藤の成長については「俺との戦いがアイツを変えた。だがIWGP挑戦権を得たのは運にすぎない。そのおとぎ話は両国で終わる」と断言した。

最後に、両国大会のメインイベントについては「会場がどこであれ、俺のやることは変わらない。相手を叩きのめして勝つだけだ」と冷徹に語り、決戦への覚悟を示した。

『SAKURA GENESIS 2025』は4月5日、東京・両国国技館で開催される。フィンレーは後藤洋央紀を下し、IWGP世界ヘビー級王座を手にすることができるのか。その結末に注目が集まる。

<写真提供:新日本プロレス>

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