スターダム退団からマリーゴールド。そしてマーベラスとの対抗戦へ!?あれから1年のMIRAI

 その後、初代ユナイテッドナショナル王者を決めるトーナメントがスタート。ここでMIRAIは元アクトレスのエース格と言える青野未来と対戦する。しかし、フルタイムに延長戦を加えてもなかなか勝敗がつかない。結局3度闘ったのち、最終戦の7・13両国国技館までもつれ込んだ。4度目の対戦でようやく決着がつき、MIRAIを破った青野はその日、ボジラにも勝って初代王者の座に就いた。元スターダムのMIRAIが、元アクトレスの青野に敗れたのだ。

「(青野との連戦で)どうして勝てないんだろうと思いながら闘っていました。向こうは向こうで意地があるだろうし、(キャリアでは)先輩でもあるし…。まあ、見てる人には、スターダムvsアクトレスだったのかもしれません。でも、自分としてはあくまでも個人の闘い。それでも、勝っていたらスターダムを背負ってたというかもしれない(苦笑)」


「写真提供:マリーゴールド」

 元アクトレス勢から「負けたくない」という意地を感じたMIRAI。その後、ツインスター王座取りに方向転換し、スターダム時代から組んでいた桜井とのタッグで初代のベルトを巻いてみせた。それでも、シングルで結果が出ないことが響いたか、どこかでモヤモヤを感じる日々が続いていたようだ。

「桜井さんとのタッグを継続させて初代王者になれて、うれしいとは思います。でも振り返ってみると、べつに譲ってるわけじゃないけど、なんか自分が輝くというよりは、リスペクトするあまりパートナーを立ててる感じがしてしまって。なんか、自分で取った感じではなかったんですよね…」

 タッグパートナーを上げるためにベルトを取って防衛した。失ってみると、そんな印象がMIRAIには残った。「なんだか自分じゃなくて、他人のためにやってるような気がする」。そんな思いは、マッチメークにも表れる。レスリング出身のスーパールーキー・山岡聖怜デビュー戦の相手に指名されたのだ。

「公開練習の日に、聖怜の方から望んできたんですよね。そのときのスパーリングなのか、日々の練習からなのかはわからないですけど、一生に一度のデビュー戦に自分を選んでくれたのはうれしいです。実際、ベースもあるし、おぼえも早くてすごいと思います。でもやっぱり、いままでやってきたこととプロレスとは別なので、プロレスで言ったらまだまだのところもあります。それでも先が明るいというのはすごく感じる選手ですよ。でも自分のことを考えると、この大事な1・3大田区も他人のために使っちゃったのかなという思いがありますね。もちろん、自分のためにもなるとは思います。でもやっぱり、どちらかというと他人のためだったのかなって…」

Pages 1 2 3 4

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加