【新日本】IWGPジュニア選手権 史上初ハードコアマッチ開催へ!デスペラードがコナーズに対し「プロレスの“怖さ”を見せる」
新日本プロレスは4月3日、東京・飛行船シアターで『餓狼伝説 City of the Wolves presents Road to SAKURA GENESIS 2025~Jr.GENESIS~』の公開調印式を開催。翌4日後楽園ホール大会で行われるIWGPジュニアヘビー級選手権試合ハードコアマッチに向け、王者エル・デスペラードと挑戦者クラーク・コナーズが登壇し、決意を語った。
■クラーク・コナーズ「ようやくデスペラードをボコボコにできる」
挑戦者のコナーズは「なぜこの闘いが1年近く間が空いたのか? それは俺が最も良いタイミングを見定めていたからだ」とし、「明日、ようやく俺の大嫌いなデスペラードをお前らの前でボコボコにできると思うと楽しみでたまらない」と不敵に笑った。
また、「IWGPジュニアのベルトを奪い、俺が史上最高のレスラーであることを証明する」と自信を見せ、「デスペラード、今のうちに楽しんでおけ。明日の葬式でまた会おう」と挑発した。
■エル・デスペラード「プロレスが持つ暴力の側面を見せる」
一方、王者のデスペラードは「もともとこの試合は俺のケジメの意味が大きく、タイトルマッチである必要はなかった」としながらも、「俺がチャンピオンだからこそ、初めての挑戦の機会を与えてもいいかと思った」と説明。
さらに、「コナーズがハードコアを要求したならば、受けて立つ」とし、「俺はプロレスの楽しい部分やハッピーな面を発信してきたが、明日はプロレスが持つ“暴力”という最も重要な要素を見せることになる」と宣言。「この試合を見たからといってプロレスのファンが増えるとは思わないが、今までプロレスを見てきた人々に『やっぱりプロレスはおっかねえものだ』と再認識させる試合になる」と語った。
また、「俺は必ず生きてリングを下りる。デスマッチやハードコアで死ぬことはないし、殺すこともない。ただし、コナーズには“とっとと死んだほうが楽だった”と思わせるだけの手段を持っている。明日、それを楽しんでもらおう」と言い放ち、挑戦者を威圧した。
■コナーズ「IWGPジュニア史上初のハードコアマッチを成し遂げる」
コナーズはIWGPジュニアヘビー級王座への初挑戦に向け、「このベルトには特別な意味がある。IWGPこそが世界最高のタイトルだからだ」と強調。「デスペラード、お前のことはリスペクトしている。それが同時にお前を嫌う理由でもある。俺たちは似た者同士だからこそ、憎しみ合う」と語った。
そして、「この憎しみを解決する方法はただ一つ。ハードコアマッチだ。IWGPジュニア史上初のハードコアマッチを、俺たちにしかできない方法で明日成し遂げてやる」と意気込んだ。
■デスペラード「プロレスに覚悟があるかどうか、それが全て」
ハードコアマッチとデスマッチの違いについて問われたデスペラードは、「ハードコアを売りにする団体やデスマッチを専門とする選手には敬意を持っているが、俺にとってはプロレスそのものだ」と持論を展開。
「ジェフ・ジャレットが『俺たちはハードコアと呼ばれる前からこういうレスリングをやっていた』と言っていたように、ハードコアがプロレスと区別されるようになったのは近年のこと」とし、「結局は選手の技量と、何よりも覚悟があるかどうかが全てだ」と断言した。
そして、「コナーズがハードコアの経験が少ないのは承知しているが、それこそが彼の危険なところだ。俺にとっても未知の領域だが、リングサイドには“バックヤード・ガーディアン”と呼ばれる296を配置した。セコンドも含め、明日は完全なハードコアの舞台が整っている」と言及。
最後に、「コナーズ、覚悟を持って来い。痛みに耐えられなくなって途中で泣きたくなるような試合も、俺はぜんぜんできる。シャレにならないぞ」と不敵に笑い、決戦への自信を滲ませた。
IWGPジュニアヘビー級選手権試合は4月4日、後楽園ホールで開催。史上初のハードコアマッチとなるこの一戦が、ジュニアヘビー級戦線にどのような影響を与えるのか、注目が集まる。
<写真提供:新日本プロレス>