【スターダム】“負けたら即引退”涙と憎しみの調印式!中野たむ「アンタの一生のトラウマになってやる!」上谷沙弥が冷笑「泣き顔すら憎い」


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女子プロレス団体スターダムは4月8日、都内で横浜アリーナ大会に向けた「ワールド・オブ・スターダム選手権試合」王者・上谷沙弥と挑戦者・中野たむによる公開調印式を実施した。

会見には、白と黒のドレスに身を包んだ両者が登場。静かな空間に張り詰めた緊張感が立ち込めるなか、岡田太郎社長が試合形式について発表した。


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岡田社長は、「完全決着のため、両軍セコンド不在のノーセコンドルールでの実施を要請したい」と提案。両者ともに了承し、調印を終えた。

今回の一戦は、単なるタイトルマッチではない。中野が自らに課した“敗戦即引退”という条件により、試合結果はそのまま人生の岐路を分かつものとなる。

調印後、中野は涙ながらに口を開いた。


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「スターダムでプロレスができないなら、私はレスラーでいる意味がありません。でも、それ以上に、皆さんを不安にさせてしまったことが、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と胸の内を吐露しながらも、力強くこう訴えた。

「何度も地獄を見てきました。でも、そのたびに這い上がってきた。絶望の後には希望の光がある。この人生最大の悪夢からも、必ず這い上がります」

中野はさらに視線を鋭くし、上谷へと向き直る。

「上谷、アンタをプロレスに引き入れたのは私。終わらせるのも私しかいない。4・27で引導を渡し、女子プロレスの先導者として皆さんを導く」と言い切った。

一方、王者・上谷もまた複雑な感情を抱えながらマイクを握った。


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「最初は大好きだった。でも、いまではあの泣き顔すら心底憎い。毎日こいつのことで頭がいっぱいで、気が狂いそうになるくらい大嫌い」と吐き捨てるように語る一方で、「ただ一つ、感謝してる。プロレスに出会わせてくれたこと。それだけは本当にありがとう」と告げた。


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そして、上谷は黒いバラの花束を中野へ手渡す。「花言葉、知ってる?『もう楽になれるから』。中野たむ、引退おめでとう」


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この挑発に対し、中野は即座に応じ、花束で上谷を殴打。「ラストダンスはてめえだけだ! アンタの一生のトラウマになってやる!」と絶叫し、怒りをあらわにした。


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最後に岡田社長に対して、「引退ロードなし、セレモニーもなし。負けたら即引退。この世界から完全に消える」と重ねて誓いを立て、「上谷…永遠にさよなら」と言い残し、壇上を去った。

感情と覚悟が交錯する調印式。狂気と哀切を孕んだ二人の因縁が、ついに横浜アリーナで結実する。


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