【スターダム】IWGP女子王座V10戦へ向け、岩谷麻優と朱里が調印式 “蹴りの覚悟”が揺さぶった王者の決意


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女子プロレス団体スターダムは4月8日、IWGP女子王座の次期防衛戦に向けた公開調印式を都内で開催し、王者・岩谷麻優と挑戦者・朱里が横浜アリーナ大会(4月27日)での一騎打ちを正式に交わした。2人のやり取りからは、タイトルにかける強烈な執念と、互いのキャリアを背負う覚悟がにじみ出ていた。

王者として2年間にわたり防衛を重ねてきた岩谷にとって、今回が節目の10度目の防衛戦となる。会見では華やかな装いで登壇し、明るい笑顔を振りまいたが、その内側には相当な緊張感があった。

対する朱里は、昨年1月のTDCホール大会以来となる同王座への挑戦。かつて敗れた相手へのリベンジを期し、静かながらも確固たる闘志を燃やしていた。


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朱里は調印式で、自身の原点が岩谷との戦いにあることを明かした。「スターダムに入団するきっかけは、岩谷麻優の持つ赤いベルトに挑戦して負けた日。私は絶対に赤いベルトを巻くと決意し、それを実現し、10度防衛し、女子プロレス大賞も取れた」。

だがその後、目指すものを見失ったという朱里にとって、次なる目標がIWGP女子王座だった。「このベルトはグローバルスタンダード。私が巻いて、世界に届く試合を見せたい」と、再挑戦への強い覚悟を口にした。


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これを聞いた岩谷は「このベルトにそれだけの思いを持って挑んできてくれるのは嬉しい。2年間が無駄じゃなかったなと思えた」と語ったその表情には、自身が王座を守ってきた誇りと、責任の重みが表れていた。

一方で、朱里の“決意の証”を目の当たりにした場面では、その気迫に動揺を隠せなかった。

朱里は、試合に向けて激しい蹴りのトレーニングを続けていたと明かした。鍛錬の結果、左脚は大きく腫れ上がり、皮膚は赤黒く変色。会見の場で実際にその脚を披露すると、岩谷は思わず「引きました…」と声を漏らした。


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「これぐらい取る気で来ている」という朱里の姿勢は、岩谷にとって予想以上のものであった。「調印式、なかったことに…」と漏らした発言には、冗談交じりながらも、王者としての立場を脅かす現実がにじんでいた。


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しかし岩谷は、あくまで正面からの勝負を選ぶ。「コンディションは自分も負けてないので。この2年間、最高のコンディションでケガもなく、何も痛いところもなく防衛してきてる」と語り、ベルトへの深い愛着と自負をのぞかせた。

朱里も「岩谷麻優が強いのは皆が知っている。だからこそ、自分はそれを超えなきゃいけない」と力を込めた。両者とも、言葉の端々に「IWGP女子王座」という存在の重みを感じさせており、単なる勝敗以上の意味をこの試合に見出している。


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会見の最後には、朱里も「お互い、最高のコンディションでお願いします」と語ると、岩谷も「正々堂々と闘いましょう」と応じた。だがその裏にあるのは、2人が背負う“IWGP女子王座”を懸けた決戦への静かなる炎である。

王座を守り続けた者と、その頂を奪おうとする者。2024年4月27日、横浜アリーナで交差する視線の先には、IWGP女子王座という栄光だけでなく、プロレスラーとしての存在証明が懸かっている。

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