【全日本】CC開幕!本田竜輝が斉藤レイを撃破「このまま突っ走って優勝する!」

全日本プロレスの春の祭典『チャンピオン・カーニバル2025』が4月9日、東京・後楽園ホールで開幕した。今年で45回目を迎えた伝統大会は、出場全選手が揃っての入場式から熱気に包まれ、初戦から緊迫した空気が会場を支配した。

「チャンピオン・カーニバル2025」【開幕戦】東京・後楽園ホール
開催日:2025年4月9日(水)開場時間17:30開始時間18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1,105人

開幕戦の第1試合では、Bブロック公式戦として斉藤レイと本田竜輝が対戦。両者は過去2度シングルで対戦し、昨年のカーニバルでは本田が勝利している。今回の一戦もその延長線にあったが、両者の立場は大きく変わっていた。レイは兄・斉藤ジュンの持つ三冠ヘビー級王座への挑戦を明言し、開幕戦から意気込んでいた。対する本田は、これまでの出場で結果を残せなかった過去を背負い、「史上最年少優勝」への覚悟を胸に挑んでいた。

ゴング直後から両者は激しいショルダータックル合戦を展開。場外戦ではレイが攻勢に出る場面も見せたが、本田は鉄柵やエプロンを駆使した逆転の一手で対抗。試合が進むにつれて、両者の攻防は激しさを増した。

レイが体格差を活かして主導権を握る場面もあったが、本田は右腕をターゲットに絞って反撃。

ワキ固めから流れを引き寄せると、最後はラリアットからのファイナルベント、さらにもう一撃のラリアットで3カウントを奪取した。

試合後、本田はバックステージで気勢を上げた。

<試合結果>

▼第1試合 チャンピオン・カーニバル Bブロック公式戦 30分1本勝負
斉藤レイ × [1敗=0点] vs
本田竜輝 〇 [1勝=2点] 9分04秒 ラリアット→片エビ固め

 

「斉藤レイから勝った、スタートで勝てて、今日は第1試合で俺が勝った。メチャクチャいいスタートが切れたぜ!これで勝ち点2点か。おい!このままどんどん突っ走って、チャンピオン・カーニバル2025、この俺、本田竜輝が優勝する!」

本田が初戦で前世界タッグ王者である斉藤レイを破った意義は大きい。勢いそのままに快進撃を見せることができれば、本田の名前はカーニバルの歴史に新たな一頁を刻むことになる。

一方、敗れたレイも決して下を向いていない。

「本田竜輝、やってくれたな!ただな、チャンピオン・カーニバルは、今日はただの始まりにすぎねえ。次は必ずぶっ倒してやるぜ、フゥー! カモーン!」

兄との三冠戦を見据える斉藤レイにとって、黒星スタートは想定外であったに違いない。だが、カーニバルは一夜で決まる短期決戦ではない。巻き返しのチャンスはまだ残されている。

初戦を終えた『チャンピオン・カーニバル2025』は、すでに熱を帯びている。その熱気を制し、春の覇者となるのは誰か。本田の勢いは、その有力候補として初日から名乗りを上げた。

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