【ガンプロ】元修斗世界王者・勝村周一朗、“永田兄弟”への20年越しの雪辱ならず!永田裕志「プロレスが好きで、夢を実現できてよかったなというのを感じました」

 昨年4月にCyberFightから独立し、新体制となって1周年を迎えたガンバレ☆プロレスが4月11日、東京・後楽園ホールに初進出し、「ガンバレ☆プロレス旗揚げ12周年記念大会~マッド・マックス2025」を開催。元修斗世界フェザー級王者の勝村周一朗が“永田兄弟”への20年越しのリベンジ戦に臨むも惜しくも敗れ、雪辱は果たせなかった。

 総合格闘技時代の2006年大みそか、勝村は『K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!』で、永田裕志(新日本プロレス)の弟・永田克彦と対戦するも惜敗。試合後、セコンドに就いていた永田がリングに上がって敬礼ポーズをして、生涯忘れられない敗戦となった。あれから20年近く経ち、兄ではあるが、リベンジを期した勝村は石井慧介と組み、永田&高岩竜一の現元新日コンビと対戦。石井は昨年9月7日、埼玉・所沢パークタウン商店街特設リング大会で、永田とのシングル戦で敗れており、石井にとっても雪辱戦となった。

 序盤から勝村は得意のサブミッションで攻めていくが、永田はミドルキック連打で対抗。石井が永田をエクスプロイダーで投げれば、永田は同じ技で反撃。勝村は必殺のニンジャチョーク、トリプルスリー3ロックで永田を捕獲するも、高岩がカット。永田が勝村に腕固めも石井が阻止。勝村は永田にエルボー、張り手の連打、キックと攻め込むも、永田はエクスプロイダー、垂直落下ブレーンバスター。最後はバックドロップホールドを決めて3カウントを奪取。勝村のリベンジはならなかった。

 永田は「前回出させてもらったとき、(弟との対戦を)初めて聞いたんです。まさか勝村選手がプロレスやってるの知らなくて。ガンガン来てくれたというのはありました。格闘技の人たちも、プロレスが好きで、夢を実現できてよかったなというのを感じました。今日は戦いがある試合で気合が入りました」と、弟と因縁のある勝村との対戦に感慨深げだった。

「ガンバレ☆プロレス旗揚げ12周年記念大会~マッド・マックス2025」
日時:4月11日(金) 18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:611人

<試合結果>

1.ミックスド6人タッグマッチ 30分1本勝負
ハートリー・ジャクソン&Daisuke®&●HARUKAZE(15分10秒、首固め)ヤス・ウラノ〇&PSYCHO&バニー及川

2.タッグマッチ 30分1本勝負
〇佐藤光留&前口太尊(12分22秒、腕ひしぎ逆十字固め)杉浦透&中村宗達●

3.渡瀬瑞基復帰戦 8人タッグマッチ
〇渡瀬瑞基&入江茂弘&趙雲子龍&レッカ(12分21秒、片エビ固め)岩崎孝樹&和田拓也&阿部史典&川上翔大●
※ヴェネチアン

4.スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
〇まなせゆうな&コグマ&葉月(14分13秒、片エビ固め)春日萌花&YuuRI&まなせあみ●
※ラリアット

5.スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
●大家健(10分14秒、片エビ固め)望月成晃〇
※バズソーキック

6.スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
●勝村周一朗&石井慧介(14分19秒、バックドロップ・ホールド)永田裕志〇&高岩竜一

7.スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合 60分1本勝負
<王者>〇今成夢人(20分32秒、片エビ固め)冨永真一郎●<挑戦者>
※ラリアット。第8代王者が4度目の防衛に成功

<写真提供:ガンバレ☆プロレス>

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