【新日本】石井智宏がゲイブとの死闘に執念の逆転勝利!STRONG無差別級王座奪取

新日本プロレスは現地時間4月11日、アメリカ・イリノイ州シカゴのWintrust Arenaで『Windy City Riot 2025』を開催。STRONG無差別級選手権試合として、王者ゲイブ・キッドと挑戦者・石井智宏による30分1本勝負の“アイアンマッチ”が行われた。

『Windy City Riot 2025』
日時:2025年4月12日 (土) 17:30(CST)開場19:00(CST)開始
会場:アメリカ・Wintrust Arena(イリノイ州シカゴ)
観衆:4,674人(満員)

舞台は3年前から継続して開催されてきたシカゴ大会。その象徴とも言えるのが、この日セミファイナルに組まれた両者の再戦であった。

1月のサンノゼ大会での王座戦は引き分けに終わっており、今回は完全決着を望む両者の意向により、サドンデス付きの特別ルールが採用された。

開始直後から両者は荒々しい打撃の応酬を展開。コーナー際ではゲイブが挑発を交えたチョップ連打を見舞い、石井はラリアットと張り手で応戦。

場外では客席エリアまで飛び出してチョップを打ち合い、20分を過ぎてもなお攻防は一進一退。先に主導権を握ったのは王者ゲイブであった。

試合終盤、ゲイブはマッドマンボムで石井から先取点を奪取。しかし石井は左腕を痛めるゲイブに対し、隙を突くように腕ひしぎ逆十字から三角絞めに移行し、ついに一本を奪い返した。30分が経過し1対1の同点。試合は延長戦へともつれ込んだ。

サドンデスに突入しても両者の体力は尽きず、ラリアットとローリング式の打撃を繰り返す。その中で石井は冷静に機を見て垂直落下式ブレーンバスターで34分を超える激闘の末、石井が遂に王座奪取に成功した。

<試合結果>

▼第4試合 30分勝負
STRONG無差別級選手権試合 アイアンマンマッチ
<チャンピオン>
ゲイブ・キッド ×
vs
<チャレンジャー>
石井 智宏 〇
34分05秒 垂直落下式ブレーンバスター→体固め
※制限時間30分で試合を行い、時間内により多くの勝利数を手にした方が勝者となる
※30分が経過し同点だった場合、サドンデス形式で試合を再開し先に1本を先取した方が勝者となる
※ゲイブが7度目の防衛に失敗。石井が新チャンピオンとなる

ゲイブは左腕を押さえながらリングを後に。敗れはしたものの、試合中に見せた挑発と強打の連続は、アメリカのファンに確かな印象を残した。

新王者となった石井がこのベルトをどこへ導くのか、そしてゲイブが再び立ち上がる日はいつか――STRONG無差別級戦線は、さらなる激闘の予感を漂わせている。

<写真提供:新日本プロレス>

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