【新日本】カラム・ニューマンがIWGP世界王座挑戦を表明!ジェフ・コブ退団でタッグ王座返上も「これからは俺の時代だ」

新日本プロレスは4月14日(月)、都内の同団体事務所にて記者会見を開き、IWGPタッグ王者でありUNITED EMPIREの一員でもあるカラム・ニューマンが登壇。タッグパートナーであるジェフ・コブの退団に伴い、IWGPタッグ王座の返上を余儀なくされたことを明かすとともに、今後の進路について力強い決意を語った。
「この2週間、IWGPタッグ王者として最高の時間を過ごした」と語ったニューマンは、「コブがいなくなったことでUNITED EMPIREに大きな穴が空いた」と述懐。その上で、「この状況を転機と捉えて、ジェフ・コブが狙っていたIWGP世界ヘビー級王座に俺が挑戦する」と、新たな野望を口にした。
カラム・ニューマンは、2023年に新日本プロレスへ初来日を果たし、以降もそのスピードとスキルを武器に存在感を発揮。UNITED EMPIREの中で急成長を遂げた逸材として注目を集めていた。
「正直、自分でもこの日が来るなんて信じられない気持ちもある」と胸の内を明かしたニューマンは、「新日本に来てから、誰も俺のことを本気で信じてはいなかった。でも俺は『G1 CLIMAX』に史上最年少で出場し、IWGPタッグ王座も史上最年少で奪取した。だからこそ、次は史上最年少のIWGP世界ヘビー級王者になる」と高らかに宣言。
また、タッグ王座の返上についても強い悔しさをにじませた。
「このベルトは、ケガを乗り越えてようやくつかんだもの。俺はヒザを壊して、1ヶ月近く歩くこともできなかった。這いつくばってマットに戻ってきて、ようやく手に入れた王座を、一戦も防衛せずに返上するなんて、自分でも信じられない」と語り、納得のいかない思いをあらわにした。
それでも、「これは俺にとってチャンス」と前を向く。「これからは俺がUNITED EMPIREを率いていく。俺がUNITED EMPIREを、そして新日本プロレスをさらに高みへ導く」と団体の未来を担う覚悟を見せた。
最後には、挑戦を視野に入れる後藤洋央紀に向けて挑発的な言葉も。
「ゴトー、覚悟しておけ。年老いたライオンは、俺のような若きライオンに喰われる運命だ。後藤革命はここまで。これからは俺の時代だ」
ジェフ・コブという盟友の離脱を乗り越え、王座戦線へと踊り出るカラム・ニューマン。UNITED EMPIREの新たな象徴としての第一歩が、いま踏み出された。
<写真提供:新日本プロレス>