【WWE】メキシコ大手AAAを電撃買収!中南米市場本格進出へ

世界最大手プロレス団体WWEが、メキシコのルチャリブレ団体「AAA」を買収したと公式発表した。

今回の買収についての買収額などの詳細は非公表。

WWEが海外の主要団体を傘下に収めるのは久々の動きで、中南米市場への本格進出とルチャリブレ文化への注力を鮮明にした形だ。

海外報道によると、WWEのNXTとAAAによる合同大会も行われるという。

WWEのチーフ・コンテンツ・オフィサーであるトリプルH(HHH)は「スポーツエンターテインメント界全体に利益をもたらすパートナーシップです。AAAはメキシコの文化の中心であり、多くのWWEスーパースターを輩出してきました。このパートナーシップにより、AAAはメキシコにおけるレスリングの最高の拠点であり続けることが保証されます。この実現に尽力してくれたTKOGrpのPatrick Dooley氏とKevin Rohnke氏にも心から感謝いたします。この2つの世界がまもなく衝突するのを、どうぞお楽しみに…未来はすぐそこまで来ています」と語り、現AAAの看板選手エル・イホ・デル・ビキンゴとのツーショットも公開された。

AAAは1992年設立。レイ・ミステリオやエディ・ゲレロらを輩出した実績を持ち、個性豊かなキャラクターや革新的な試合形式でファンの心をつかんできた。WWEとの歴史的接点としては、1997年の『ロイヤルランブル』に複数のAAA所属選手が出場している。

一方、AEWと新日本プロレスCMLLと提携関係にあり、6月にはAEWがメキシコ・アレナ・メヒコで大会を開催予定。WWEとAAAの提携が、今後の“メキシコ・プロレス戦争”にどのような影響を及ぼすのか、注視される。

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