【新日本】内藤哲也が“東京ラスト”勝利で締める!「またオレとBUSHIが新日本のリングに立つ日が来るのか、その答えは」

新日本プロレスは4月19日、東京・後楽園ホールにて『Road to レスリングどんたく 2025』を開催した。

『Road to レスリングどんたく 2025』
日時:2025年4月19日 (土) 10:30開場11:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,505人(札止め)

メインイベントでは、“本隊&Just 4 Guys”連合軍と“L・I・J(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)”による時間無制限イリミネーションマッチを開催した。

この一戦は、今後のビッグマッチにつながる重要な前哨戦であり、特に5月4日の福岡大会にてIWGP GLOBALヘビー級王座に挑む上村優也と、王者・辻陽太の両者にとっては直接的な心理戦の場でもあった。

また、この日が内藤哲也とBUSHIにとって新日本所属としての東京ラストマッチとなったこともあり、後楽園の観衆は多くの意味を背負った闘いに息を呑んだ。

本隊とJ4G連合軍にとっては、3月の長岡大会での共闘宣言以来、初の本格的なタッグ戦。一方のL・I・Jは、連携の緻密さにおいて一日の長がある。

4月26日広島では石井智宏&タイチvs内藤&高橋ヒロム、5月3日福岡では海野翔太vs鷹木信悟、そして5月4日にはIWGP GLOBALヘビー級選手権試合・辻陽太vs上村優也が控えている。

そのため、勝敗以上に各選手の現在地と、その背景にある因縁や意地が垣間見える展開となった。

試合では、序盤から上村と辻が火花を散らし、両者のタイトルマッチを意識した手数の応酬が印象的だった。上村の勢いは光ったが、最後は辻とともにOTTRで同時失格。

続く場面では、海野と鷹木が一歩も譲らぬ打撃戦を展開し、両者OTTRによる同時退場となった。

終盤に向けて選手が一人また一人と退場していく中、最後は内藤がタイチをOTTR(オーバー・ザ・トップロープ)で排し、孤高の勝者となった。

<試合結果>

▼メインイベント(第6試合) 時間無制限勝負
イリミネーションマッチ
TAKAみちのく
YOSHI-HASHI
タイチ
海野 翔太
上村 優也
vs
BUSHI
高橋 ヒロム
内藤 哲也
鷹木 信悟
辻 陽太

【退場順】
①○YOSHI-HASHI(8分59秒 バタフライロック)BUSHI×
②×YOSHI-HASHI(9分55秒 OTTR)鷹木○
③×海野(14分28秒 両者OTTR)鷹木×
④×上村(17分52秒 両者OTTR)辻×
⑤×TAKA(19分30秒 名も無きヒロムロール)ヒロム○
⑥○タイチ(20分50秒 OTTR)ヒロム×
⑦×タイチ(24分41秒 OTTR)内藤○
24分41秒 オーバー・ザ・トップロープ
※内藤の1人残りでL・I・Jが勝利

メインイベント後に内藤哲也とBUSHIがリング上でマイクを手にし、ファンにメッセージを届けた。

先に口火を切ったのは内藤。「ブエナスタルデ~ス、後楽園ホール!」と満員の観客にスペイン語で挨拶し、仲間のBUSHIにマイクを託した。

BUSHIは深呼吸のように水を一口含むと、落ち着いた口調で語り始めた。「せっかくだから、しゃべらせてもらうよ」と切り出すと、会社から発表されたとおり自身の決断について言及。「悩んだ上での決断だから、オレは悔いはない」と潔い表情で語り、10年前の後楽園で語った言葉と今の気持ちが変わらないことへの感慨を口にした。さらに「このどんたくシリーズ、まだまだ続くし、感謝の気持ちを込めてこのリングに上がらせてもらう」と力強く語り、場内は温かい拍手に包まれた。

再び内藤がマイクを握ると、5月4日の福岡国際センター大会をもって自身とBUSHIが新日本マットを離れることに触れつつ、「またオレとBUSHIが新日本のリングに立つ日が来るのか、その答えは……もちろん、トランキーロ!アッセんなよ!」とおなじみのフレーズで締め、観客を沸かせた。

最後は「ロス・インゴベルナ~ブレ~ス・デ・ハ・ポン!!」の大合唱で会場が一体となり、5人は拳を合わせてリングを後にした。

<写真提供:新日本プロレス>

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