【スターダム】岩谷麻優がIWGP女子王座から陥落、朱里が新王者に「スターダムのアイコン岩谷麻優は新たな道を探します」

女子プロレス団体・スターダムは4月27日、神奈川・横浜アリーナにて『ALL STAR GRAND QUEENDOM 2025』を開催。

『カードファイト!! ヴァンガード Divinez presents ALL STAR GRAND QUEENDOM 2025』
日時：2025年4月27日（日）
会場：神奈川・横浜アリーナ
観衆：7,503人

IWGP女子王者で”スターダムのアイコン”岩谷麻優が挑戦者の朱里に敗れ、約2年にわたり守り続けた至宝を手放すこととなった。

©STARDOM

2023年4月の横浜アリーナ大会でメルセデス・モネを破り王座初戴冠を果たした岩谷は、それから9度の防衛に成功していた。

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試合は序盤、エルボーを打ち合い、朱里が鋭いサッカーボールキックで攻め、岩谷も反撃に転じ、リバース・フランケンシュタイナーから得意のムーンサルト・プレスを決めるも朱里が返す。

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岩谷は執拗な関節技と打撃に体力を削られ、二段式ドラゴン・スープレックスも決定打には至らなかった。最後は朱里のクロスアーム式朱世界が炸裂。岩谷はついに王座陥落となった。

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試合後、マイクを持った朱里は「岩谷麻優とは今日、5度目のシングルでした。岩谷麻優は私にとってプロレス人生のかけがえのない特別な人です。その岩谷麻優からIWGPを取ったこの重さ、しっかりと受け止めて私がさらにこのIWGPの価値を高めていきます」と覚悟を語った。

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一方、敗れた岩谷は号泣し、なんとか語りだすと「朱里さん、おめでとうございます。すごく悔しい。2年間このIWGPにプロレスラー人生全てをかけて戦ってきました。そのベルトを落としてしまった」と声を震わせると、「このスターダムのリングが大好きです。けど、そのベルトなくなったから、そのベルトの未来は朱里さんに託します。そのベルトホントにホントに重たいベルトです。岩谷麻優から取ったベルトなんだから、これからも防衛し続けてください。スターダムのアイコン岩谷麻優は新たな道を探します」とリングを後にした。

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ここでSareeeがリングに姿を見せて、自身の自主興行で対戦してドローに終わった朱里に挑戦表明。朱里は「文句ねえよ。皆さんいいですよね？しっかりあの続き、やってやるよ」と受諾した。

バックステージで岩谷は「なんて言えばいいかな。この2年間、IWGPを取ってからの2年間、ずっと自分の手元にはIWGPのベルトがあった。けど…10度目の防衛戦でベルト、なくなりました。最多防衛記録、絶対ＩＷＧＰの名の付くベルトの最多防衛記録、岩谷麻優が作るって言ってたのに…。10回目でなくなった。ずっとIWGPのベルトを持ってたから、悔しいですね。……悔しい。ずっとこのベルト、このベルトって言ってももうないんだけど、IWGPのベルトにすべてをかけてきたつもり。このベルト、このベルトってもうないんだよ。IWGPのベルトのことだけをやってきたけど……すいません、ごめんなさい。なんも言葉が出ないです。すいません」と気持ちが整理しきれていない状況であった。

”スターダムのアイコン”岩谷麻優はどんな新たな道を探すのか注目が集まる。