【マリーゴールド】ロッシー小川氏誕生日に岩谷麻優が“最高のプレゼント”入団会見!第1戦は引退目前の高橋奈七永と5.4後楽園で一騎打ち「自分の成長した姿をリングで証明したい」

女子プロレス団体・マリーゴールドは5月1日、都内にて緊急記者会見を開き、元スターダムの”アイコン”岩谷麻優(31)の入団を正式発表した。発足から約1年。設立当初から「必要な存在」と語っていたロッシー小川代表の念願が、ついに実現した形だ。
「マリーゴールドを設立する時、彼女にいてほしいという思いがあった。それが1年かかってようやく形になりました」と語った小川氏。新団体の基盤を整える中で、岩谷の存在を最初から“柱”と位置づけていたことを明かした。
会見場には「皆さんこんばんは、女子プロレスのアイコン・岩谷麻優です」と笑顔で登場。わずか数日前の4月28日にスターダムからの退団を発表したばかりの彼女は、「スターダムではすべてやり切った」と力強く語った。
「IWGP女子王座を懸けてやってきました。でも、それを失った今、もうスターダムでの岩谷麻優は終わったのかなって。だったら次に進むしかない。小川さん、マリーゴールドに岩谷麻優、必要でしょ?」
冗談交じりに語るその表情の裏には、再びゼロから自らの道を切り拓こうという決意がにじんでいた。
岩谷はスターダム創設時の1期生としてデビュー。シンデレラ・トーナメント連覇、5★STAR GP制覇、アーティスト王座、ワンダー王座、ワールド王座を戴冠し、“スターダムのグランドスラム”を達成。
女子プロレス界の象徴として名を馳せた。2023年にはメルセデス・モネを下しIWGP女子王座を戴冠し、2年間保持。だが2025年4月27日、横浜アリーナで朱里に敗れ、その王座を失っていた。
それからわずか4日後の入団発表。スピード感ある決断に対して、岩谷は「早いと思うかもしれないけど、自分の中では筋が通っている」ときっぱり言い切った。
「今の私は強い。初心を思い出して、ここでもう一度すべてのベルトを取りたい。赤いベルトをいきなり狙うのではなく、1つずつ、自分の力でマリーゴールドの頂点に立ちたい」と意気込みを語り、マリーゴールドの団体内の“グランドスラム”達成を新たな目標に掲げた。
会見では、小川氏が自身の68歳の誕生日であることを明かし、「最高の誕生日プレゼントをもらった」と笑顔を見せる一幕も。岩谷からは「ロッシーさんはプロレス界の親。今日この日、親のもとで再スタートが切れることがうれしい」と感慨深く語った。
また、マリーゴールドでの初戦は5月4日・後楽園ホール大会で、高橋奈七永とのシングルマッチに決定。奈七永との対戦は、岩谷がデビュー3戦目で対峙して以来、実に14年ぶりの再戦となる。
「デビューしたての頃は、奈七永さんの入場曲を聞いただけで泣いてしまうような自分でした。でも今は違う。自分の成長した姿をリングで証明したい」
背番号は「219」。自身の誕生日を背負っての再スタートだ。会見中にはグッズTシャツの初披露や、誕生日ケーキの贈呈など和やかな雰囲気も交えつつ、終始“前を見据えた”岩谷の姿が印象的だった。
スターダムという巨大な舞台を経て、再びゼロから這い上がる覚悟を固めた“女子プロレス界の象徴”岩谷麻優。新天地マリーゴールドで、岩谷はどんなドラマを描いていくのか――その動向に、プロレス界全体が注目している。
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