【ドラゴンゲート】ドラゴン・キッドとデスペラードが夢の共演 6・5後楽園で異次元タッグ実現へ

プロレス界において、団体の垣根を越えた交流は特別な意味を持つ。ドラゴンゲートが6月5日に東京・後楽園ホールで開催する「RAINBOW GATE 2025」2連戦の2日目において、その“交錯”が現実となる。
スペシャル・タッグマッチとして発表されたのは、ドラゴンゲートの象徴とも言えるドラゴン・キッドと、新日本プロレス所属のエル・デスペラードの共闘である。かつて空中戦の第一人者として時代を築いてきたドラゴン・キッドが、新日本ジュニアの頂点に立つIWGPジュニアヘビー級王者とタッグを組むという異色の組み合わせに、ファンの間では早くも大きな話題を呼んでいる。
今回の共演を実現させたのは、ドラゴンゲートの現GM・斎藤了。長年にわたる交流関係や選手間のリスペクトを背景に、「今だからこそ見せられる試合を」との意図から、この特別タッグが実現する運びとなった。
エル・デスペラードは2024年以降、ジュニア戦線を超えて幅広いフィールドで存在感を発揮してきた技巧派ファイター。パワー、スピード、感情表現に長けたスタイルは、ドラゴンゲートのダイナミズムと好相性だと見る向きも多い。
一方のドラゴン・キッドにとっても、この試合は大きな意味を持つ。ベテランの域に達しつつある今、なお観客を魅了し続けるその空中殺法は、常に進化と挑戦を求めてきた。異なる環境で磨かれた“同階級の頂点”とのタッグは、長年ドラゴンゲートを支えてきた存在にとって、原点回帰であり、未来への再点火でもある。
対戦相手は現時点で未定とされているが、カード発表時の反響と注目度を考えれば、対峙する顔ぶれもそれ相応のインパクトを伴う布陣が予想される。団体の威信をかけた異種タッグに、いかなる選手が名を連ねるか。正式発表が待たれる。
2連戦初日には3大王座戦が控えており、団体内の構図が一気に動く可能性もある中での2日目。この特別試合がもたらす化学反応は、ドラゴンゲートのリングにどのような波紋を広げるのか。プロレスファンならずとも、その行方に注目せざるを得ない。
『RAINBOW GATE 2025』
日時:6月5日(木) 18:30試合開始
会場:東京・後楽園ホール ※2連戦・2日目
《決定分対戦カード》
■スペシャル・タッグマッチ
ドラゴン・キッド
エル・デスペラード(新日本プロレス)
vs
決定次第発表