【OZアカデミー】6・8新宿FACE大会、世代と意志が交差する闘いへ~加藤園子引退ロード~

OZアカデミー女子プロレスは、6月8日東京・新宿FACEにて開催する「Braze of Honor」の対戦カードを発表した。

全5試合で構成される今大会は、現体制を支える強豪ユニット、復権を期すベテラン、そして引退を間近に控えたレジェンドらの意志が真っ向からぶつかり合う内容となっている。

メインイベントは、OZアカデミー認定タッグ選手権。第41代王者組【ファントムリミット】倉垣翼&狐伯が、防衛戦の相手に指名されたのは、同じユニット内からの挑戦者、安納サオリ&ウナギ・サヤカの“ファントムリミット・オイモカブキ”組。現王者にとって、仲間でありながらライバルでもある面々との対決は、信頼と野心の狭間で揺れ動く心理戦にもつながる。「私たちは、ユニットの看板をもっと輝かせたい」と語った安納の眼差しは、タイトル奪取への強い意志を物語っていた。

セミファイナルには、【チームパワースポット】の水波綾、青木いつ希、花園桃花が結集。対するは女子プロレス界の生ける伝説ジャガー横田を筆頭に、尾崎魔弓、ラム会長という異色で濃厚なトリオ。世代の壁、スタイルの違い、試合運びの巧拙。すべてが試される6人タッグで、特に青木と花園のような若手にとっては、貴重な経験の場となる。

第三試合では、【ゴジゾネス連合】の山下りながシングルで登場。対峙するのは、真っ向勝負を信条とする翔。ストロングスタイルとパワーを土台に組み立てる山下に対し、翔がどのような対応を見せるかが焦点となる。

そして今大会の大きな柱のひとつが、「加藤園子引退ロード」の第二戦である。団体創成期から長年トップに立ち続けた加藤が、松本浩代とタッグを組み、堀田祐美子&AKINOという百戦錬磨のコンビと対戦する。

オープニングは、米山香織と【ゴジゾネス連合】のZONESによるシングルマッチ。明るく奔放なスタイルで知られる米山に対し、ZONESがどのように対抗していくのか。短時間ながらも緊張感ある攻防が期待される。

OZアカデミーがこれまで築いてきたのは、単なる“女子プロレス団体”としての枠を超えた、人間ドラマの連鎖である。ユニット抗争、世代闘争、引退ロード。それぞれの物語が交わるこの大会は、まさに「Braze of Honor=誇りの炎」にふさわしい一日となるはずだ。

OZアカデミー女子プロレス新宿大会~Braze of Honor~

日時:2025年6月8日(日)11:30開場/12:00試合開始
会場:東京・新宿FACE

▼メインイベント:OZアカデミー認定タッグ選手権試合:タッグマッチ30分一本勝負
第41代王者:【ファントムリミット】倉垣翼&狐伯 vs 挑戦者:【ファントムリミット・オイモカブキ】安納サオリ&ウナギ・サヤカ

▼セミファイナル:6人タッグマッチ30分一本勝負
【チームパワースポット】水波綾&青木いつ希&花園桃花 vs ジャガー横田&尾崎魔弓&ラム会長

▼第三試合:シングルマッチ30分一本勝負
【ゴジゾネス連合】山下りな vs 翔

▼第二試合:加藤園子引退ロード:タッグマッチ30分一本勝負
堀田祐美子&AKINO vs 加藤園子&松本浩代

▼第一試合:シングルマッチ20分一本勝負
米山香織 vs 【ゴジゾネス連合】ZONES

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