【全日本】斉藤レイが宮原健斗撃破でCC初制覇「俺自身をずっと信じていた」兄ジュンに堂々挑戦状! 双子対決が6・1仙台で実現

全日本プロレスが誇る春の最強決定リーグ「チャンピオン・カーニバル2025」の決勝戦が、5月18日に東京・大田区総合体育館で行われた。
「チャンピオン・カーニバル2025」【優勝決定戦】
開催日:2025年5月18日(日)開場時間15:00開始時間16:00
会場:大田区総合体育館
観衆:2,280人
決勝の舞台に上がったのは、Aブロック2位通過の宮原健斗と、Bブロックを怒涛の追い上げで勝ち上がった斉藤レイ。大歓声の中で行われた一戦は、24分22秒、レイがBBQボムで3カウントを奪い、初の栄冠をつかみ取った。
今大会の序盤、レイは開幕3連敗という絶望的な滑り出しに苦しんだ。しかしそこから自身を奮い立たせ、巻き返しに成功。終盤に5連勝を記録し、Bブロック2位で決勝トーナメントに進出した。
その勢いは準決勝でも衰えず、Aブロック1位の鈴木秀樹を僅か2分足らずでKO。この異例の勝ち上がりを経て、レイは大舞台の決勝へとたどり着いた。
一方の宮原は、準決勝でBブロック1位・本田竜輝との激戦を制し、決勝に進出。二年連続優勝を狙い、会場全体の空気を掌握する存在感を示していた。
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宮原健斗の2連覇か!
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— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) May 18, 2025
決勝戦のゴングが鳴ると、先に主導権を握ったのはレイだった。場外でのショルダータックルでダメージを与え、リング上では重さとパワーを武器に宮原を追い詰めた。しかし、宮原も巧みな関節技で応戦し、三角絞めからの腕ひしぎ逆十字でレイのスタミナを削る。
中盤には連続のブラックアウトでレイを膝から崩れさせるも、最後の切り札・シャットダウンスープレックスは不発に終わった。その瞬間、流れは再びレイへ傾いた。喉元への強烈な掌打“アイスバイン”で反撃に転じ、最後は2度目のBBQボムで勝負を決めた。
<試合結果>
▼メインイベント(第8試合) チャンピオン・カーニバル 優勝者決定トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負宮原健斗
宮原健斗 ×
vs
斉藤レイ 〇
24分22秒 BBQボム→体固め
※斉藤レイが「チャンピオン・カーニバル2025」優勝
勝利の瞬間、リング中央で大の字になったレイは、満面の笑みでトロフィーを抱え「この俺、斉藤レイが優勝したぜ! フアーオ!」と絶叫。「開幕戦から3連敗だ。だが、俺は俺自身をずっと信じていた。それがこうして素晴らしい結果につながったことが最高にうれしいぜ」と振り返り、声援を送り続けた観客やファンに向け「これまで一緒に信じ続けてくれたお客さん、ファンのみんな、礼を言うぜ」と頭を下げた。
そしてリング上には、双子の兄で現三冠ヘビー級王者の斉藤ジュンが姿を現す。レイは「アンタの言った通り、シングルで結果を残してやったぜ。6・1仙台大会でこの俺の挑戦を受けてくれ!」と堂々と挑戦を直訴。ジュンも「いいだろう。その挑戦、受けてやるぜ。斉藤レイをDOOMしてやる」と受諾し、6月1日の地元・仙台サンプラザホールでの三冠戦が正式に決定した。
試合後、リング上でビールを掲げたレイは「キンキンに冷えてんじゃねえか! いただきます!」と乾杯。「試合直後の俺の熱い体にシャープでドライなテイストが、ビターな味わいも相まって最高にうまいぜ!」と笑いを誘いながら、最後にこう締めくくった。「この俺、斉藤レイはプロレスラーになって、よかった。この、全日本プロレスに入れて、よかった。俺は、この全日本プロレスをもっともっと、もっともっと、盛り上げていきてえ! だからお客さん、これからもよろしくお願いします! 全日本、DOOM!」
全日本の春を制した“最凶の弟”が、今度は地元・仙台で兄と至宝を懸けて激突する。双子の宿命が交差する一戦は、団体の未来をも占う重要な決戦となる。
<写真提供:全日本プロレス>
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