【アイスリボン】弓李退団最後のプロデュース大会「もうにじゅうななちゃいになるから。わがままは通す。」

女子プロレス団体・アイスリボンは、5月17日(土)に「アイスリボン1420~5月生まれプロデュース大会~」をアイスリボン道場で開催した。

今大会は5月がバースデーの弓李(28日生まれ)、トトロ(11日生まれ)、杏ちゃむ(17日生まれ)、3選手によるプロデュース大会。オープニングは通常の入場式ではなく、主役の3選手が前説を担当。観客の「おめでとう!」コールで大会がスタート。

メインでは弓李と杏ちゃむが誕生日タッグを結成。弓李にとってはアイスリボン所属ラストのプロデュース大会。

一方、対角のりこにとってはデビュー後、初のタッグマッチ。しかもメインでタッグ王者の神姫楽のパートナーに抜擢された。さらに神姫楽と杏ちゃむは5月25日の北沢大会で行われるリボンタッグ戦の前哨戦の意味合いも持つ。注目ポイントの多い試合は通常ルールに加えて、弓李が28日に27歳になることから、27カウント目を取った選手が勝ちとなる特別ルールで行われた。

試合は神姫楽vs杏ちゃむでスタート。開始早々、積極的な動きをみせた2人。杏ちゃむがダブルニーアタックで丸め込みを決めカバーも神姫楽が反転する。杏ちゃむも反転。両者が何度も反転し合うため、カウント数があっという間に刻まれてしまい、弓李、りこが入って2人を止める。りこに「もっとカウントを大切にしてください。」とダメ出しされてしまう。

弓李、りこに交代、弓李がストンピング、背中引っ搔き、首投げで圧し潰しての窒息攻撃とやりたい放題。代わった杏ちゃむもりこの髪を掴んでコーナーに投げると顔面踏みつけ。カバーもカウント2。代わった弓李もりこをコーナーに詰めての足踏み、顔面踏みつけ。弓李がボディスラムを狙うがこらえたりこがボディスラム。代わった神姫楽が飛び込みタックル。弓李をコーナーに詰めての猪ムーブも杏ちゃむがカットに入る。弓李と杏ちゃむが神姫楽をロープに振るが、神姫楽が2人に正面ドロップキック。さらに弓李に猪ムーブからの串刺しスピアー、足踏み。コーナーに上がった神姫楽がミサロックを狙うが、弓李が足から崩れてしまう。神姫楽に「また太ったな…」とポツリ。怒った神姫楽がコーナーでの顔面踏みつけ。ロープに飛んだ神姫楽を弓李が飛び込みの丸め込み。カウントは2。

代わった杏ちゃむが串刺しエルボー、串刺しダブルニーアタックでカバーもカウント2。神姫楽がカウンターのタックル、エルボードロップ、セントーン。神姫楽がミサボムを狙うが着地した杏ちゃむがハイキック。杏ちゃむがロープに飛んだところを神姫楽がタックル、ミサロールもカウント2で杏ちゃむが反転。またもシーソー状態となり、弓李、りこが試合を止める。神姫楽がりこを抱えて2階からのドロップキックを杏ちゃむにヒット。さらに杏ちゃむにダブルドロップキック。神姫楽がカバーもカウント2。代わったりこがドロップキックもかわした杏ちゃむが脇固め。しのいだりこがエルボーで反撃。DDT、低空ドロップキックから619も杏ちゃむがかわす。杏ちゃむがフィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウント2。

代わった弓李が串刺しエルボー。倒れたりこを踏みつけてロープへ走ろうとする弓李だが、りこが転がってかわす。りこがドロップキック7連発もこらえた弓李がネックブリーカードロップへ。逃れたりこがクリスト。ロープに逃れた弓李をロープにはりつけて、神姫楽がはりつけドロップキック、りこが619。さらに神姫楽がりこをおぶってのヒッププレス。りこがカバーも杏ちゃむがレフェリーの足を引っ張って場外に落とす。この時点で通算フォールカウントは26。

フォールカウント1を取った方が勝ちとなる。弓李が払い腰。杏ちゃむがりこにミドルキック、弓李がボディスラム、側転プレスも、弓李がりこの肩を上げてコーナーに上がる。神姫楽が弓李をカット。首投げで吹っ飛ばし、りこが丸め込みも弓李が切り返す。すぐにりこが切り返す。共にノーカウント。りこが逆さ押さえ込みを狙う。こらえた弓李がエルボースマッシュ、杏ちゃむがミドルキック。弓李がかっぱ巻きでりこからカウント1を奪い、アイスリボン所属ラストのプロデュース大会を自ら有終の美で飾った。

〈試合後のリング上〉
※神姫楽と杏ちゃむ、そこに愛梨紗も加わってのにらみ合いのあと、弓李がマイクを手にする。
弓李「勝ちました~。(杏ちゃむに)勝ちましたね。」
杏ちゃむ「きゅーさん、なんで止めたんですか?私たち、けっこうしっかり…。」
神姫楽「そうですよ、なんで止めたんですか?」
弓李「止めたんですかとかじゃなくて(私にとって)アイスリボンで最後のプロデュース大会なんですよ。ちゃむさんだけじゃないんですよ、プロデューサー。最後だから、ここ(の2人)で終わらせられるとちょっと。うちが悲しい。」
神姫楽「大人げないなあーやっぱり。」
杏ちゃむ「やっぱり自分の見せ場は自分で作らないとなー。」
弓李「もうにじゅうななちゃいになるから。もうね。わがままは通すもので。」
杏ちゃむ「(神姫楽とりこが話そうとするのを遮って)お前の話なんて聞くかーっ!今日のプロデュース大会、楽しかったでしょうかー!今日はトトロさん、弓李さん、私がプロデュースしたけど、毎年、毎月、誕生日の人がいて、いろんな企画ができたらアイスリボン、もっと盛り上がるんじゃないかなと思いまーす。きゅーさん、ぜひ締めをお願いします。」
弓李「ちょっと、トトプロデューサーにもお言葉いただきましょう。」
※トトロがリングに上がる。
トトロ「デビュー9年目にして初めての生誕プロデュース大会でした。この年齢になっても初めてのことができるっていうのは本当に素晴らしいので、どんどん新しいことにもチャレンジしていきたいです。これからもよろしくお願いします。」
※弓李が一度、締めるが、ここで3人へのバースデーケーキが入場。改めて観客と選手から祝福を受けたあと、この日は円陣を組んで、3人で「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で締めた。

 

アイスリボン1420~5月生まれプロデュース大会~」
【日時】2025年5月17日(土)
【会場】アイスリボン道場

<試合結果>

◆第1試合 杏ちゃむプロデュース「下剋上ルール」タッグマッチ15分1本勝負
×トトロさつき&若菜きらり(10分24秒 サイクロン•サンセット)松下楓歩&緋彩ませ○
※自身のキャリア年数と同じ数のフォールカウントを取れば勝利できる特別ルール

◆第2試合 弓李プロデュース「きゅうりマッチ」10分1本勝負
△しのせ愛梨紗(時間切れ引き分け)叶ミク△
きゅうり対決
○しのせ愛梨紗(7本ー4本)叶ミク×
※試合中に音楽が流れたら、その間はきゅうりを食べ続けなければならない。
プロレスの勝敗が着いた時点で、より多く きゅうりを食べていた方が勝者。

◆第3試合 トトロさつきプロデュース「コスチューム着用&技限定」シングルマッチ15分1本勝負
星いぶき(9分54秒 無効試合)柳川澄樺
※両者レフェリー暴行
※トトロさつきのコスチュームを着用し、トトロさつきの技を使用しないとフォール、ギブアップが認められない特別ルール。

◆第4試合 バースデー27カウントタッグマッチ 20分1本勝負
○弓李&杏ちゃむ(13分46秒 27カウント目奪取)神姫楽ミサ&りこ×
※カッパ巻き
弓李が5月28日で満27歳になる事に因み、通常ルールに加え累積フォールカウント27回目を取った場合でも勝利出来る。

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加