【大日本】地方創生プロジェクト第8弾!島根・隠岐での熱狂の一夜

島根・隠岐の島に響いた闘魂 大日本プロレスが地域とともに作る熱狂の一夜】
隠岐の島町総合体育館、通称レインボーアリーナにて5月18日、「大日本プロレス隠岐の島大会 地方創生プロジェクト第8弾 Battle of Oki」が開催された。今回の大会は地元企業「しまじ」の創業55周年記念を兼ねたもので、町民との一体感を重視した内容で幕を開けた。
地方創生の一環として始まったこのシリーズも、今回で第8弾。大日本プロレスは「地域密着型プロレス」を掲げ、これまでも各地で活力を届けてきた。隠岐の島町での開催はその象徴的な取り組みの一つであり、プロレスの熱気と地域の笑顔が融合した空間が広がった。
会場には地元ファンを中心に多くの観客が詰めかけ、島内でのプロレス開催という非日常を全身で味わった。メインイベントを務めたのは、橋本大地、神谷英慶、吉田和正の“ストロングBJ”トリオ。対するは関本大介、青木優也、浅倉幸史郎の実力派トリオ。重量級が揃う中、橋本が勝負を決め、会場を熱狂の渦に包み込んだ。
セミファイナルでは、ベテランの日高郁人と青木いつ希が混成チームで登場。相手はミステリコ・ヤマトとウナギ・サヤカという異色の組み合わせ。日高は持ち味の巧みな関節技で試合を制し、若手に厳しさと巧さを示す結果となった。
第4試合にはデスマッチの象徴とも言えるアブドーラ・小林と伊東竜二が登場。地元出身のグレートカグラと共に出場し、会場からは一際大きな声援が飛ぶ。終始押し気味に展開を進め、カグラが試合を締めた。島根のファンにとって、地元選手の勝利は何よりのプレゼントであったに違いない。
第3試合ではアキラと宮本裕向の連携が光った。若手のマリー・ハナが健闘するも、試合巧者のアキラに軍配。次代を担う選手たちの成長が垣間見えた一戦であった。
第2試合では星野勘九郎が存在感を発揮。バラモン兄弟の奔放な動きに翻弄されながらも、星野がしっかりと勝利を引き寄せた。地方大会ならではのユーモアあるやり取りも見られ、会場を和ませた。
オープニングマッチでは野津朋也と関茂隆真のフレッシュなタッグが、関札皓太とナカムラくんに勝利。若いエネルギーが弾け、観客を一気にプロレスの世界へと引き込んだ。
本大会の随所で感じられたのは「プロレスを通じたまちづくり」への確かな手応えだ。試合そのものだけでなく、地元企業や住民の協力によって成り立つこのプロジェクトは、プロレスが持つ娯楽を超えた価値を如実に物語っている。
また、今大会に続きは5月20日に山口での大会も控える。こちらはサッカークラブ・レノファ山口FCとのコラボイベントとなっており、地元スポーツ文化との融合も見どころの一つだ。地方都市でのプロレス開催が「非日常の感動」を地域の人々に届けている今、その可能性はますます広がっている。
【大会名】「大日本プロレス隠岐の島大会 地方創生プロジェクト第8弾 Battle of Oki しまじ創業55周年記念 しまじマニア」島根・隠岐の島町総合体育館 (レインボーアリーナ)大会
【日時】2025年5月18日(日)14:00開場/15:00開始
【会場】島根・隠岐の島町総合体育館(レインボーアリーナ)
<試合結果>
▼メインイベント ”ストロングBJ”スペシャル6人タッグマッチ
30分1本勝負
橋本大地○ 神谷英慶 吉田和正 VS関本大介 青木優也 浅倉幸史郎●
18分52秒 パイルドライバー→片エビ固め
▼セミファイナル タッグマッチ
30分1本勝負
日高郁人○ 青木いつ希 VSミステリコ・ヤマト● ウナギ・サヤカ
15分39秒 ショーンキャプチャー→ギブアップ
▼第4試合 6人タッグマッチ
30分1本勝負
アブドーラ・小林 伊東竜二 グレートカグラ○ VS中之上靖文 菊田一美 マツエ・デラックス●
12分0秒 伊東竜二のドラゴンスプラッシュ→片エビ固め
▼第3試合 タッグマッチ
20分1本勝負
アキラ○ 宮本裕向 VS永尾颯樹 マリー・ハナ●
10分33秒 ウェスタンデスボム→片エビ固め
▼第2試合 6人タッグマッチ
20分1本勝負
星野勘九郎○ ジェイコブ・クレイン ショーン・ラオ VSバラモンシュウ バラモンケイ● 谷口裕一
12分44秒 Gショックラッチ
▼オープニングタッグマッチ
15分1本勝負
関札皓太 ナカムラくん● VS野津朋也○ 関茂隆真
10分16秒 ファルコンアロー→片エビ固め