【ノア】岩谷麻優が“方舟”デビュー戦で快勝!彩羽匠の挑発に皇希応戦「団体も背負ってこのベルトも背負って、そしてあなたを倒す!」

プロレスリング・ノアが手がける「マンデーマジック・プライムタイム」シリーズの開幕戦となる新宿FACE大会で、女子プロレス界に新たな風が吹いた。マリーゴールドから岩谷麻優と天麗皇希が参戦。第5試合でセイディ・ギブス&愚零闘咲夜と対戦し、激闘の末に勝利を収めた。

『MONDAY MAGIC PRIME TIME season Ep1』
日程:2025年5月26日(月)開始19:00開場18:15
会場:東京・新宿FACE
観衆:412人

この試合は、単なるタッグマッチという枠に収まらない、女子プロレス界の“現在地”と“未来”を感じさせる一戦となった。

マリーゴールドに新たに加わった岩谷は、IWGP女子王座を戴冠した実績を持ち、スターダム時代から世界を股にかけて戦ってきた存在であり、5月24日にはマリーゴールドのスパーフライ級王座を奪取したばかり。そして皇希はGHC女子王者としてその実力を試されている。

試合の開始早々、咲夜の変則的な動きが岩谷を翻弄する。しかし岩谷はそれに乗らず、逆にペースをつかむ冷静さを見せる。岩谷にとってこの一戦は、マリーゴールドからノアという別団体のリングへの踏み出しであり、自らの“次の挑戦”への布石でもあった。

終盤、岩谷と咲夜のスピーディーな展開が見応えを増す中、試合は一気にクライマックスへ。岩谷の勝負強さが光り、最後はドラゴンスープレックスホールドでセイディを仕留めた。

<試合結果>

▼第5試合:タッグマッチ
天麗皇希
岩谷麻優 〇
vs
愚零闘咲夜
セイディ・ギブス ×
9分12秒 ドラゴンスープレックスホールド

勝利後、リングに現れたのはマーベラスの彩羽匠である。現在、マリーゴールドとマーベラスの間では団体対抗戦が続いている。その文脈の中で、彩羽はGHC女子王座を保持する皇希に対し、「GHC女子、輝かすことできてますか?いや、私にはそう見えないっすね」と痛烈な言葉を投げかけた。

皇希はその挑発に対し、「輝いてんすよ、私と一緒に。このベルト。見えないすか?節穴なんじゃないですか、匠さん。頭打ち過ぎて、節穴になっちゃってるんじゃないんですか?」と返し、言葉の応酬は過熱していく。

続けて皇希は、「あなたとこのベルトをかけてシングルしたいとずっと思ってたんですよ。団体も背負って、このベルトも背負って、そしてあなたを倒す。マーベラスの大将ですよね?あなたを倒したら私はマリーゴールドの大将ってことですよね。なんで来週、その挑戦受けて立ちますよ」と受諾。来週の王座戦が急きょ決定した。

 

■試合後バックステージコメント

岩谷「はじの…じゃない。間違えた。初のMONDAYMAGIC登場させていただいたんですけども、初めて皇希と組んで戦ったんですけど、何かね、初めてのことだらけで、ちょっと若干、自分も舞い上がりいの、パニクりいの、気づいたら試合が終わって。自分が勝ったはずなのに彩羽匠が出てきて、何か二人でマイクやって、置いてけぼりになって、勝った実感がないっていうか。でも初めてこの会場で、この会場で? このMONDAY MAGICで試合させていただいたんですけど、本当にお客様も皆さん温かくて本当に楽しかったです。また登場する時が来るかわからないですけど…」

論外AD「いや、来週ももしよければ出てくれれば」

岩谷「行けたら行きます。ありがとうございました」

※岩谷は先に控室へ

皇希「まず麻優さんが無事この会場に来てくれたことに私は一安心して。行けたら行くって言ってたんで。初めて麻優さんと組んで、ずっと組みたいなと思ってたんですけど、まさかこういう場所で組めると思ってなかったので、すごくうれしかったです。そして彩羽匠がこのベルトに挑戦してきて。今、対抗戦やってて、もちろん団体としても負けるわけにいかないし、もちろんGHC女子のチャンピオンとして負けるわけにもいかないので、しっかりと来週、彩羽匠から勝って、またこのMONDAY MAGICにも出て、どんどん防衛戦を重ねて強くなっていきたいと思います。ありがとうございました」

ギブスの話「前回最後まで残ったのに皇希が持っているあのベルトに手が届かなかった。私はあのベルトを狙ってるし必ず手に入れるから」

ノアのマットに、女子プロレスの異彩が交錯し始めた。この化学反応が、プロレス界全体にどのような波紋を広げるか。今後の展開に注目が集まる。

<写真提供:プロレスリング・ノア>

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