【ドラゴンゲート】キャリア9ヵ月の帆希がマシーン・Jを粉砕し、ISHIN、加藤良輝とトライアングルゲート王座強奪!「俺たちにもう怖いものなんてないよ」

 ドラゴンゲートが6月4日、東京・後楽園ホールで『RAINBOW GATE 2025』を開催した。デビューして、まだ9ヵ月の帆希がストロングマシーン・Jを粉砕し、ISHIN、加藤良輝とオープン・ザ・トライアングルゲート王座を強奪した。

 マシーン・J、Kzy、フラミータ組は5・5名古屋で王座戴冠。5・18那覇でISHIN組が挑戦表明して、初防衛戦を迎えた。

 Z-Bratsは入場時にダンスを披露していたNATURAL VIBESに奇襲を仕掛ける。一進一退の攻防となるも、Z-Bratsは場外戦でペースをつかむ。それでもマシーン・Jはラリアットで帆希を場外に吹っ飛ばすと、フラミータがムーンサルトアタックを敢行。ISHINがKzyに雪崩式ブレーンバスターを見舞うと、Kzyは逆襲の垂直落下式ブレーンバスター。加藤がフラミータのマスクを剥ぐと、レフェリーにぶつけて昏倒。

マシーン・Jが帆希に変型パワースラムでカバーもレフェリーが不在。ここでZ-BratsはISHIがマシーン・Jにボックス攻撃、帆希はイス殴打と反則ざんまい。加藤がマシーン・Jにラリアット、ISHINが小股すくい式チョークスラムを叩き込むと、帆希が鮮やかなファイアーバード・スプラッシュを決めて3カウントを奪取。悪の限りを尽くしたZ-Bratsがベルトを奪い、NATURAL VIBESは1度も防衛できず王座から陥落した。

 試合後、セコンドに就いていた菊田円がリングに上がると、「ストロングマシーン・J、無様過ぎるぞ。帆希みたいなキャリア9ヵ月の新人君に完璧な3カウントを、このタイトルマッチで取られて、どんな気分なんだ?オマエはそれでも令和新世代の一人なのか?でも、俺はこいつに一つだけ特別感を見出してたんだよ。偉大な父親の名前だよ。ストロングマシーン、その名前だけがオマエの唯一の取り柄だったんだよ。己の力一つでこのリングでのし上がることもできない。そんなオマエの行き着く先は一つ。他のザコどもと一緒にこのドラゴンゲートのリングの底辺をさまようことだ。それがオマエの運命だ!」とボロクソに罵倒した。ダメージの大きいマシーン・Jは何も反論できず退場した。

 バックステージでISHINが「戦前から言ってる通り、俺たちはアイツらに対して言うことないから。最後はこの驚異の新人・帆希の一言でビシっと締めてもらおうか!?」と言えば、帆希は「見たら分かるだろ。これがすべてだ。俺たちにもう怖いものなんてないよ。元からねぇけどな」と怪気炎。

ドラゴンゲート 6月4日(水)東京・後楽園ホール 
『RAINBOW GATE 2025』
▼第5試合 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合
《王者組》●ストロングマシーンJ、Kzy、フラミータ  
vs 
《挑戦者組》ISHIN、加藤良輝、帆希〇
(17分56秒: ファイアーバード・スプラッシュ→片エビ固め )
※ISHIN組が第93代王者組へ

<文/写真:ミカエル・コバタ>

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