【ドラゴンゲート】吉岡勇紀、Z-Bratsに惨敗も復活のチャンス到来!7・13神戸ワールドで“スペシャルな選手”と対戦へ「その人に勝って、またドラゴンゲートのトップに這い上がってみせる」

ドラゴンゲートが6月5日、東京・後楽園ホールで『RAINBOW GATE 2025』を開催した。D’Courageの吉岡勇紀がメインイベントでZ-Bratsに惨敗を喫するも、年間最大のビッグマッチとなる7月13日の神戸ワールド記念ホールで、復活を懸けたチャンスが与えられることになった。
吉岡は2022年7月には、オープン・ザ・ドリームゲート王座を戴冠し、ドラゴンゲートの頂点に上り詰めた。だが、網膜剥離のため、2023年末から長期欠場を余儀なくされた。今年3月、1年3ヵ月ぶりの復帰を果たしたが、まだまだ本来の調子には戻らず。5・5名古屋での金網6WAYマッチでは、仲間の菊田円に裏切られて敗退し、丸坊主にされた。
この日、吉岡はドラゴン・ダイヤ、田中良弥と組み、菊田、箕浦康太、帆希組と対戦。Z-Bratsの入場時、前日(6・4後楽園)に新人の帆希に敗れてオープン・ザ・トライアングルゲート王座から陥落し、菊田から罵倒されたストロングマシーン・Jが怒りの襲撃。そのまま、なだれ込むような場外戦で開戦。
吉岡は菊田に強烈なドロップキックを見舞い、ラリアットの相打ちを繰り広げるも、箕浦に捕獲され、雪崩式ダブルアーム・スープレックスを食らう。吉岡は箕浦にブレーンバスター、菊田にヘッドバットを見舞うも、菊田がヒップアタック連発からラリアット。最後は菊田のローリング・ラリアットでごう沈した。
試合後、D’Courageのメンバーが3人ともダウンしていると、菊田は「俺が抜けたD’Courage、今全員ぶっ潰れてるな。これが現実だよ。D’Courage3人で一致団結して俺に向かってきても、オマエたち3人が床にいて、俺は一人立ち続けてる。これが現実だ!吉岡勇紀、オマエといい、ストロングマシーン・Jといい、令和新世代。やっぱ俺の間違いでした。ドラゴンゲートファンの皆さん、ごめんなさい。D’Courage3人、今日で分かっただろ。オマエら3人はもう2度と俺に刃向かうんじゃねぇぞ。分かったか!」と吐き捨てて退場した。
ここで斎藤了GMがリングに上がり、立つように促すと、「吉岡、悔しいだろうけど、焦らなくていいぞ。1年以上欠場して、戻ってきたんだ。すぐに結果は出ないよ。坊主になったのも、菊田に裏切られたのも悔しいと思う。でも、良弥もダイヤも、オマエが休んでる間、D’Courageを支えてくれたよ。あとはオマエが上がってくる番だ。7月13日、神戸ワールド記念ホール、オマエにスペシャルな試合用意してもらったよ。吉岡の隣にはダイヤ。タッグマッチだ。相手はドラゴン・キッド、まだ言えないけどX。これはとんでもないカードだから。Xはゆくゆく発表させてもらう。吉岡にとって、きっかけになる試合だ。自分自身で何かをつかんで、またこのリングのトップに這い上がってこい!」とゲキ。
これを受けて、吉岡は「金網で菊田に裏切られて、髪を失って、ここまでなんとかやってきた。でも、正直なかなか難しかった。でも、ここから這い上がるのが吉岡勇紀だ。ダイヤも良弥も調子は良くなっているし、GMがこうやって神戸ワールド、最高の舞台を用意してくれた。こんな俺に期待してくれた。だからこそ、またドラゴンゲートのトップに立ってみせる!マイクはまだまだヘタクソだけど、この俺の戦いを見ててくれ。吉岡勇紀の復活劇に期待としといてください」と熱いマイク。
バックステージでも吉岡は「試合も負けて、リング上で最後みっともない姿見せたけど、もうこんなみっともない姿見せるのは今日でおしまいだ。ここから這い上がって、神戸ワールド、X誰か分からないけど、GMが最高の相手を用意してくれる。その人に勝って、俺はまたドラゴンゲートのトップに這い上がってみせる。俺の復活劇、ちゃんと見とけ」と復活を期した。
ドラゴンゲート『RAINBOW GATE 2025』 6月5日(木)東京・後楽園ホール
第7試合:6人タッグマッチ
●吉岡勇紀、ドラゴン・ダイヤ、田中良弥 vs 菊田円〇、箕浦康太、帆希
(18分36秒: ローリング・ラリアット→片エビ固め)
<文/写真:ミカエル・コバタ>
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