【アイスリボン】蒲田大会、波乱の幕開け! 勝、あかねへ宣戦布告! 急遽参戦の趙雲子龍が救世主!?

2025年6月7日、大田区産業プラザPiO小展示ホールで開催されたアイスリボン蒲田大会は、試合前から波乱の展開を見せた。メインイベントでICE×∞王座防衛戦を控える王者・勝愛実が、挑戦者・藤田あかねに対し「今日、勝てないやつはベルトを獲れないし、ベルトを守れない」と強烈な挑発を放ち、21日の後楽園決戦へ向け火花を散らした。しかし、思わぬアクシデントが発生。第4試合で予定されていたトトロさつきの欠場が発表されると、対戦相手未定だったBluesheがリング上でアピール。そこに現れたのは、負傷欠場中のYappyと海乃。両選手の気持ちは受け取りつつも、最終的に藤本つかさ代表が緊急招集したのは、まさかの“保険屋さん”趙雲子龍! 試合開始3時間前というドタバタ劇の中、大会の幕は上がった。
アイスリボン蒲田大会
日時:2025年6月7日(土)11時30分開場/12時00分開始
会場:大田区産業プラザPiO小展示ホール
観衆:93人
【入場式】
挨拶のマイクを手にしたのは勝。「6月21日、雨のちリボン、後楽園大会で4度目の防衛戦、藤田あかね相手に決まっています。今日の前哨戦が最初で最後の前哨戦になります。今日、勝てないやつはベルトを獲れないし、ベルトを守れない。私は今日、藤田あかねに直接勝ってタイトルマッチにつなげていきたいと思います。」と横に立つあかねを挑発。
ここで対戦相手のトトロが試合当日に発熱したため、欠場となり、まだ対戦カードが伝えられていないBluesheが「私の試合はどうなるんだ!」とアピール。「私がやる!」とリングサイドから出てきたのは現在、欠場中のYappy、海乃。
本部席にいた藤本がマイクを持つと「Yappy、海乃さん、怪我をしているお2人なので、お下がりくい。お気持ちだけ受け取っておきます。ありがとう。12時試合開始で9時にオファーをして来てくれる都合のいい人なんていないんですよ。いないなと思っていたんですが、今日、たまたまYappyの腕の怪我の保険の話をするために来る人がいたんですね。その人にすぐ連絡をして、戻ってコスチュームを持ってきてくださいと言いました。今、向かってます。その名は保険屋さん、趙雲子龍選手です。」と試合開始3時間前に決まったBluesheの対戦相手を発表。
そして、そのまま勝にマイクを返すことなく、藤本が本部席で大会のスタートを宣言した。
▼第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
若菜きらり&○叶ミク(9分25秒 片エビ固め)緋彩ませ&緋彩もえ×
※セカンドロープからのローリングセントーン
きらミクがリボンタッグ陥落後、初めてタッグを結成。一方、hotシュシュの実姉妹のませ&もえはこれが正真正銘の初タッグ。ゴングと同時に姉妹タッグが奇襲を仕掛ける。息の合ったローリングエルボードロップを同時に決め、さらに同時フェイスクラッシャー、さらに同時キャメルクラッチからの♡ポーズ。もえがきらりにドロップキックを仕掛けるがこれをすかしたきらりが串刺しドロップキック。続けてフットスタンプでカバーもカウント2。
きらりが逆エビ固め。ませがカット。きらミクがもえにサンドイッチダブルドロップキック。もえをロープにはりつけて両サイドからの顔踏みつけ。ませがカットに入り、ませがミク、もえがきらりをロープにはりつけての仕返し顔踏みから同時はりつけドロップキック。もえがきらりをカバーもカウント2。代わったませがクロスボディもきらりがキャッチ。サイドに回ったませが丸め込みもカウント2。きらりがボディスラムでカバーもカウント2。
きらりがミクを呼び込みおてんばダッシュ。きらりがフットスタンプ。もえがアシストに入る。きらりのバックを取ったませが前方回転エビ固め。カウントは2。ませがクロスボディ2連発でカバーもカウント2。きらりが低空ドロップキック、ローリングネックブリーカードロップでカバーもカウント2。代わったミクがボディスラムを狙うが、ウエイトをかけたませが押しつぶしてカバー。カウントは2。ませがボディスラムを狙うが、ミクがこらえる。
もえが入ってダブルの投げを狙うがきらりがカット。ませがミクにもえがきらりにロープを往復してのフットスタンプ連打。ませがミクをカバーもカウントは2。ませが飛びつき腕十字固め。きらりがカット。ませがミクをコーナーに振り飛び込むもミクがエプロンに逃れる。ミクが丸め込みもカウントは2。ミクが低空ドロップキックでカバーもカウント2。ませがコルバタ、ヘッドシザースドロップでカバーもカウント2。代わったもえがドロップキック6連発でカバーもカウント2。
続けて3回カバーもカウントは2。ミクがボディスラムを狙うがもえが首固め。カウントは2。もえが横入式エビ固めもカウントは2。もえが逆さ押さえ込みを狙うがミクがこらえる。ませがアシストに入りもえが押さえ込むもカウント2。もえがラ・マヒストラルもカウント2。きらりがアシストに入り、もえにスタナー。きらミクがもえをロープに振ってのダブルフライングクロスチョップ、サンドイッチドロップキック、ダブルの外掛け。
ミクがカバーもカウントは2。もえがラ・マヒストラルもカウント2。ミクがロープに飛んだもえにドロップキック。さらにドロップキック。カバーもカウントは2。ミクがボディスラム、コーナー2段目からのローリングセントーンでカウント3を奪った。
▼第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
真琴&×りこ(12分29秒 ギブアップ)神姫楽ミサ○&しのせ愛梨紗
※ミサトンクラブ
リボンタッグ初防衛に失敗し無冠となったちあぷりも再始動。真琴&りこの年の差タッグと対戦した。愛梨紗vsりこでスタートも真琴がすぐに入り、2人で愛梨紗をロープに振ると真琴がりこを抱え上げての2階からのドロップキック。倒れた愛梨紗に真琴がりこをボディスラム。そのままカバーもカウントは2。愛梨紗がボディスラム。りこをロープにはりつけてちあぷりがダブルの顔踏み、ダブルのはりつけ正面ドロップキック。
愛梨紗がカバーもカウントは2。愛梨紗がチンロック。代わった神姫楽がコーナーにりこを叩きつける。何度かためらったあと、ロープを掴んでの両足踏みつけ。りこを引き起こしコーナーに振ると、愛梨紗を呼び込んでのダブルシャーも真琴が2人をエプロンでカット。神姫楽がりこをコーナーに叩きつけ愛梨紗と交代。愛梨紗がサーフボード。ロープに振られたりこがカウンターのドロップキック2連発でカバーもカウント2。
代わった真琴がビックブーツ。ロープに飛んだ真琴をエプロンで神姫楽が捕まえる。愛梨紗が飛び込むも真琴がかわす。ロープにもたれたちあぷりに真琴がロープ蹴り上げで愛梨紗をカバーもカウントは2。真琴がフットスタンプでカバーもカウント2。真琴がダブルアームで持ち上げるもこらえた愛梨紗がチンクラッシャー、ドロップキック、飛び込みクロスボディでカバーもカウント2。真琴がビックブーツ。
愛梨紗が河津落とし、フットスタンプでカバーもカウント2。代わった神姫楽が愛梨紗を呼び込みダブルのタックル、正面ドロップキック。真琴がカウンターのトラースキック。2発目の真琴の蹴りをキャッチした神姫楽が膝にエルボー。さらに神姫楽がエルボー連打も真琴が膝蹴り、かかと落とし、ダブルニードロップでカバーもカウント2。真琴がファイヤーマンズキャリーもバックに逃れた神姫楽がコーナーに真琴を振り串刺しスピアー、コーナーに上がってのミサロックからの丸め込みもカウントは2。
真琴がダブルアーム・スープレックスでカバーもカウント2。代わったりこがドロップキック4連発でカバーもカウント2。神姫楽がカウンターのタックル。愛梨紗とのダブルシャーからのダブル正面ドロップキック、串刺し攻撃、ダブルエルボードロップで神姫楽がカバーもカウント2。神姫楽が逆エビ固めも真琴がカット。真琴とりこが神姫楽をロープに振るが、神姫楽が真琴にカウンターの正面ドロップキック。りこを担ぎ上げるがりこが逃れてエビ固めを狙う。こらえた神姫楽がヒップドロップ。
神姫楽がロープに飛ぶが真琴が捕まえる。りこが首固めもカウント2。りこが横入式エビ固めもカウント2。りこが逆さ押さえ込みもカウント2。りこがクリスト。ロープに逃れた神姫楽にりこが619、ミサイルキックでカバーもカウント2。神姫楽がラリアットでカバーもカウント2。神姫楽がタックルでカバーもカウント2。神姫楽がミサトンクラブでギブアップを奪った。
▼第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
杏ちゃむ&×バニー及川(16分25秒 ギブアップ)久令愛○&AKARI
※スカイデスペシャル
新リボンタッグ王者の杏ちゃむは初防衛戦の相手に逆指名したCREAKARIと対戦。杏ちゃむのパートナーのバニー及川も、この日はメイク&黒コスチュームの“Bad”バニーとなり、Bad Buttsのメンバーとしてリングイン。Yappyもチャンピオンベルトを持ってセコンドに入った。試合はバニーvs久令愛でスタート。力比べからバニーが足踏み、ヘッドロック。久令愛がヘッドロックを取り返すがバニーが腕に噛みつき。Badバニーをアピール。
久令愛がタックルを決めロープに飛ぶが、杏ちゃむが蹴りでカット。杏ちゃむが久令愛を場外に落とし、場外戦へ。セコンドのYappyも加担する。CREAKARIがバニーをリングに戻し、ダブルのカニばさみ。久令愛がキャメルクラッチを決めAKARIが顔面ドロップキック。バニーをロープにはりつけての顔面踏み。代わったAKARIがコーナーにバニーを詰めて踏みつけ、ロープの間に寝ころんでの踏みつけでカバーもカウント2。
代わった久令愛とバニーがエルボーの打ち合い。バニーがヘッドシザースも起き上がった久令愛が低空ドロップキック。代わったAKARIがミサイルキックでカバーもカウント2。バニーがトラースキック、ドロップキック。代わった杏ちゃむがダイビングボディアタック、コルバタからの丸め込みもカウントは2。上体を起こしたAKARIに杏ちゃむが低空ドロップキックでカバーもカウント2。AKARIが膝十字固め、コーナーに杏ちゃむを寝かせての蹴り上げ。
AKARIが619も杏ちゃむがかわす。AKARIがカウンターのソバット、ブレーンバスターでカバーもカウント2。代わった久令愛がワンハンドバックブリーカーでカバーもカウント2。杏ちゃむフィッシャーマンズ・スープレックスも起き上がった久令愛がビックブーツでカバーもカウント2。久令愛がドラゴンスリーパー。バニーがカット。エルボーの打ち合いから久令愛がビックブーツでカバーもカウント2。杏ちゃむが脇固め。
カットに入ったAKARIの足も決めまとめて関節技でホールド。Yappyがコーナーポストを外したコーナーへAKARIを叩きつけ、代わったバニーが久令愛にミサイルキックでカバーもカウント2。逆コーナーのコーナーポストも外され、今度は久令愛が叩きつけられる。バニーが久令愛にドラゴンスリーパー。ロープに逃れた久令愛にバニーが飛び込みドロップキック。アシストに入った杏ちゃむがローキック、低空ドロップキック。
バニーが久令愛にダイビングフットスタンプでカバーもカウント2。バニーがローキック連打。久令愛がビックブーツ。AKARIが619を決め、久令愛がバニーを抱え上げAKARIがフェイスクラッシャーの合体攻撃。久令愛がカバーもカウントは2。AKARIがコーナーからダイビングエルボードロップ。久令愛がダブルアームリストでカバーもカウント2。バニーが久令愛の蹴りをかわし、杏ちゃむがハイキック。続けてバニーがハイキックからのブレーンバスターでカバーもカウント2。久令愛がカウンターのトラースキックから裏アキレス腱固め。さらに体勢を入れ替えてのスカイデスペシャルでギブアップを奪った。
〈試合後のリング上〉
久令愛「北沢タウンホールでうちらのことをBad Buttsが指名してきたみたいだけど、かたや腕を怪我していて(Yappyに)お前、そんなんでタイトルマッチできるのかよ?」
Yappy「できるよ!片手でもできる!(とリングに上がる)ダブルタイトルマッチはどう?うちらのベルトと、その…その…(CREAKARIの腰を指差すがそこにベルトはなし)。」
杏ちゃむ「どこにいったの?」
久令愛「そのことに関して、この後出てくる米山さんに聞いたほうがいいんじゃないの?」
杏ちゃむ「ていうことはベルトない状態なんだ今。ほしいよねえ、このベルト。私たちも100%で戦いたいから、少しの間、待っていてもらうかもしれないけど、お互いに100%、いやそれ以上の力で戦わねえか?」
久令愛「みんな今の聞いた?こんなこと言われて楽しみじゃないわけないよね?」
AKARI「そのベルト、勝ちます。」
久令愛「ということで、いつかわかんないけど(ベルト獲りに)また来るよ。うちらからは以上だ。」