【WWE】アスカ、13か月ぶりにリング復帰!リア・リプリーの援護受け、復帰戦を白星で飾る「クイーン・オブ・ザ・リングの座に輝くのは私だ!」

米国現地時間6月16日、ウィスコンシン州グリーンベイのレッシュセンターで行われたWWE・RAW大会において、アスカが約1年1か月ぶりに試合復帰を果たした。久々の実戦は「クイーン・オブ・ザ・リング」トーナメント1回戦、4WAY形式のサバイバルマッチ。
相手はラケル・ロドリゲス、アイビー・ナイル、ステファニー・バッケルという強敵3人。だがアスカはその実力を見事に発揮し、15分49秒、エンプレス・インパクトでロドリゲスからフォールを奪い、準決勝進出を決めた。
©AbemaTV, Inc.
アスカの入場が発表されると、グリーンベイの会場は大歓声に包まれた。2023年5月の「バックラッシュ」でカイリ・セインとのタッグで敗れて以来、左膝の手術を経て長期欠場していた女帝の復帰とあって、観衆の期待は高まるばかりだった。
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ゴングが鳴ると、いきなりステファニーとのスピーディーな攻防で場内を沸かせたアスカ。だが、ブランクの影響か、長身のロドリゲスに持ち上げられアイビーと共に場外へ投げ飛ばされるなど、厳しい展開も見られた。さらに、右膝への集中攻撃やナイルの原爆固めを浴び、劣勢に立たされる場面も。
しかし、アスカの真価はここからだった。ロドリゲスが他2人を担ぎ上げた瞬間、トップロープからのミサイルキックで一気に3人をなぎ倒し、場内のテンションは最高潮に。コードブレイカー、強烈な膝蹴り、バックブローといったおなじみの殺傷力高い技を次々と繰り出し、存在感を取り戻していった。
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試合終盤、ラケルがステファニーをテハナボムで叩きつけ勝負をかけた瞬間、突如として姿を現したのがWWE女子世界王者リア・リプリーであった。反則裁定なしのルールを逆手に取り、ライバルであるロドリゲスを場外でリップタイドで沈め、そのままリングへと投げ返した。
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この好機を逃さなかったアスカは、リングに横たわるロドリゲスに満を持して走り込み、渾身のランニング式ヒップアタック「エンプレス・インパクト」を炸裂。3カウントを奪い、復帰戦を完勝で締めくくった。
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試合後、インタビュアーのキャシー・ケリーからマイクを受け取ったアスカは、目を輝かせながらこう叫んだ。
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「炎は消えていない!燃え続けている。クイーン・オブ・ザ・リングの座に輝くのは私だ!誰もアスカを止められない」
この言葉通り、SNS上でもアスカは復活を高らかに宣言。「私はいなくなっていなかった。私は内なる力を持っていた。炎は決して消えることはなく、今も生き続けている。今…再び燃える時が来た」と投稿し、完全復活を世界中のファンに届けた。
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次戦の準決勝は、かつてタッグパートナーとして女子タッグ王座を共にしたアレクサ・ブリスとの対戦が決定。決勝進出を果たせば、サウジアラビア・リヤドで開催される「ナイト・オブ・チャンピオンズ」に出場、さらにその先には「サマースラム」でイヨ・スカイの持つ女子世界王座挑戦の可能性が広がる。
この日の大会の模様は、日本国内では動画配信サービス「ABEMA」にて放送され、多くのファンがリアルタイムで観戦した。
約1年1か月ぶりのリング復帰となったアスカの雄姿に、画面越しからも大きな反響が寄せられ、その注目度の高さを証明する形となった。
完全復活を遂げたアスカの進撃が、ここから再び始まる。
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