【スターダム】MVLが遺恨清算のノーDQ戦を制圧!電撃登場の“大怪獣”ボジラがAZMに宣戦布告

6月21日、東京・代々木第二体育館で行われた女子プロレス団体スターダム『STARDOM THE CONVERSION 2025』にて、Mi Vida Loca(ミ・ヴィダ・ロカ/MVL)とNEO GENESISの因縁対決となる8人タッグ・ノーDQマッチが実現。

熾烈な争いはMVLに軍配が上がり、試合終盤には“想定外の破壊兵器”が姿を現した。

『STARDOM THE CONVERSION 2025』
日時:2025年6月21日(土)
会場:東京・国立代々木競技場 第二体育館
観衆:2,521人


©STARDOM 

昨年結成されたNEO GENESISは、スターダムの次世代を担うユニットとして注目を集めてきた。

だが、今年春に中心メンバーの鈴季すずが離脱。

山下りな、青木いつ希、鉄アキラらと新ユニットMVLを旗揚げし、団体内の対立は激化していた。


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決戦の舞台となったこの日は、ルール無用のノーDQマッチ。開始のゴングと同時に、両軍入り乱れての乱戦が勃発した。


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場外での凶器攻撃、鉄柱を巻き込んだ攻防、そして椅子やテーブルも飛び交う混沌の展開。

互いに引くことを知らぬ激闘は、まさに泥沼の様相を呈していた。


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試合は中盤、NEO GENESISがAZMと星来芽依を中心に反撃を仕掛けるも、MVLは冷静に切り返す。

しかし形勢は拮抗し、流れは完全に読めないまま終盤へと突入する。


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その時だった。場内に重低音の足音が響くと、突如としてリングへフード付きの巨体が乱入。巨大な体躯で次々とNEO GENESISの面々をなぎ倒していくと、フードを脱ぎ捨てたその正体は…大怪獣ボジラ。

ドイツ出身のボジラはマリーゴールドで活躍していた規格外のパワーファイターであり、4月に家庭の事情で一時帰国していたが、この日スターダムのリングに電撃登場を果たした。


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ボジラはAZMに対し高角度パワーボムを炸裂。リング内を一掃し、流れは一気にMVLへと傾く。

その勢いのまま、山下がキッドにスプラッシュマウンテン、すずがキッドにジャーマンスープレックスホールドを決めて3カウント。

MVLが因縁の対抗戦に決着をつけた。

ミ・ヴィダ・ロカが大怪獣・ボジラをサプライズ投入。電撃加入でロカが5人体制に!


©STARDOM 

<試合結果>

▼第7試合 NEO GENESIS vs Mi Vida Loca~ノーDQノータッチルール(時間無制限1本勝負)
鈴季すず 〇
山下りな
青木いつ希
鉄アキラ
vs
スターライト・キッド ×
AZM
星来芽依
天咲光由
22分44秒、ジャーマン・スープレックス・ホールド

勝利の余韻が残るリングで、すずがマイクを握る。

「これがMVLの力なんだよ!ノーDQってことは何をやってもいい…そう、人間凶器だって使っていいんだよ。今日からMVLの一員になったボジラだ!」

この瞬間、ボジラのスターダム入りが公式に宣言された。客席からは驚きと興奮の歓声が巻き起こる。

続けてマイクを奪ったボジラは、新たな標的を明言する。

これを青木が「AZMベイビー、アンタのベルトはいただくぜ!」と訳した。

この発言は、新日本プロレスが認定するSTRONG女子王座への挑戦表明であった。標的とされたAZMも即座に応じる。

「英語が苦手な私ですら分かったぞ、おいボジラ、私が持ってるSTRONGに挑戦したいだって?おぉ、やってやるよオイ。めちゃくちゃデカイしめちゃくちゃ強いけど、この小さいAZMがお前の事ぶん投げてやるから、すぐにでもカード組んでください!」

21歳・181cm・91kgという規格外のフィジカルと、かつて赤いベルトを巻いた実力を併せ持つボジラが、スターダムマットを再び揺らし始めた。

しかも、この日にはSareeeもIWGP女子王座を戴冠。昨年マリーゴールドを熱狂の渦に巻き込んだ両者が、今度はスターダムの中心で再び火を噴く。

今夏開幕する5☆STAR GPを控え、MVL、そしてボジラが引き起こす旋風は、団体内外に大きな波紋を呼ぶだろう。すずが最後に言い放った言葉が、これからの展開を物語っている。

「5人のMVL、今年の夏はMVLがいただきます!」

戦力を一気に増強したMVLが、スターダムの秩序を破壊する。今、革命は加速する。

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